第百二十四話 ペンギン大王と魔法陣
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「小狼。同時にやってみたらどうだろうか?」
「分かった。やってみるか」
少しでも蓋を突破できるのならと小狼は頷いた。
「「雷帝招来!」」
二人分の雷が穴に直撃し、消えた。
「二人でもダメか……!」
「くそっ……!」
李家の兄弟たちは悔しそうだった。
「ケルベロス」
アップルティーアが真の姿になる。
「ああ」
アップルティーアとケルベロスの同時攻撃が穴を襲うが、これも効かない。
「私の力なら……! 砂よ。我の力となりて一つの塊となって壁を破れ」
美空が最近は使っていなかった力で破るもびりびりと音がして砂がはじけた。
「……! これでもダメか……! すみれの力だったらどう?」
「うん、やってみる!」
すみれは頷いて前に進み出た。
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
すみれは鍵を杖にした。
「『炎(ファイアー)』『風(ウインド)』!」
二枚のカードを使用して魔法を強力にした。
『風(ウインド)』によって強くなった『炎(ファイアー)』は見えない蓋に阻まれて消えた。
「これも駄目なの!?」
すみれは驚いた。
「すみれも駄目なんて……!」
美空は悔しそうだ。
「ほええええええっ!」
穴の中からさくらの悲鳴が聞こえた。
「さくら!」
「さくらちゃんの声ですわ!」
姉と親友がいち早く気づく。
「どないしたんや! さくら!」
ケルベロスが問いかけるもさくらに聞こえるはずがなかった。
小狼が穴に駆け寄って透明な蓋を叩き続ける。
「くそ~!」
小狼は悔しがって何度も蓋を叩き続ける。
そんな彼を見つめる三つの視線が合った。
「あらあら頑張るわね~。あの男の子」
ルビー・ムーンが感心する。
「クロウ・リードの術が解けるはずないでしょうに」
スピネル・サンは解けるはずがないと自信を持っていた。
「ああいうひたむきさが彼のいいところだ」
エリオルの視線の先では小狼ががんがんと壁を叩き続けていた。
「それにしても考えましたね。鈴の魔力を使ってリディアの後継者でも破れないような術を考え出すとは」
スピネルが今度はすみれの話題を出す。
「そうしないとダメだったからね」
エリオルは悔しそうに穴に視線をやっているすみれを見やるとまた小狼に視線を戻した。
「分かった。やってみるか」
少しでも蓋を突破できるのならと小狼は頷いた。
「「雷帝招来!」」
二人分の雷が穴に直撃し、消えた。
「二人でもダメか……!」
「くそっ……!」
李家の兄弟たちは悔しそうだった。
「ケルベロス」
アップルティーアが真の姿になる。
「ああ」
アップルティーアとケルベロスの同時攻撃が穴を襲うが、これも効かない。
「私の力なら……! 砂よ。我の力となりて一つの塊となって壁を破れ」
美空が最近は使っていなかった力で破るもびりびりと音がして砂がはじけた。
「……! これでもダメか……! すみれの力だったらどう?」
「うん、やってみる!」
すみれは頷いて前に進み出た。
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
すみれは鍵を杖にした。
「『炎(ファイアー)』『風(ウインド)』!」
二枚のカードを使用して魔法を強力にした。
『風(ウインド)』によって強くなった『炎(ファイアー)』は見えない蓋に阻まれて消えた。
「これも駄目なの!?」
すみれは驚いた。
「すみれも駄目なんて……!」
美空は悔しそうだ。
「ほええええええっ!」
穴の中からさくらの悲鳴が聞こえた。
「さくら!」
「さくらちゃんの声ですわ!」
姉と親友がいち早く気づく。
「どないしたんや! さくら!」
ケルベロスが問いかけるもさくらに聞こえるはずがなかった。
小狼が穴に駆け寄って透明な蓋を叩き続ける。
「くそ~!」
小狼は悔しがって何度も蓋を叩き続ける。
そんな彼を見つめる三つの視線が合った。
「あらあら頑張るわね~。あの男の子」
ルビー・ムーンが感心する。
「クロウ・リードの術が解けるはずないでしょうに」
スピネル・サンは解けるはずがないと自信を持っていた。
「ああいうひたむきさが彼のいいところだ」
エリオルの視線の先では小狼ががんがんと壁を叩き続けていた。
「それにしても考えましたね。鈴の魔力を使ってリディアの後継者でも破れないような術を考え出すとは」
スピネルが今度はすみれの話題を出す。
「そうしないとダメだったからね」
エリオルは悔しそうに穴に視線をやっているすみれを見やるとまた小狼に視線を戻した。
