第百二十三話 大きくなったくま
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すみれは揺れの中、玄関から外にでた。
「何あれ……!」
すみれは目を丸くした。
おおきなくまが三軒先の雪兎の家に立っていた。
「すみれ!」
アップルティーアがすみれの名前を呼ぶ。
彼女ははっとして走り始めた。
アップルティーアとルナがあとを追う。
「あれさくらのくまだよね!?」
作っているのを見ているから知っている。あれはさくらが雪兎にプレゼントするはずだったくまだ。
「ええ。あれが今回の不思議な事件なんでしょうね」
「ああ。クロウの気配がその前にした。関係はあるだろう」
ルナとアップルティーアが走りながら会話する。
さくらを抱いたユエが空から攻撃するのが見える。ただその攻撃は効かないようだった。
「攻撃が効かないみたい……。ああ!」
すみれはユエの羽が消失し、さくらごと落ちるのをみた。
ケルベロスが二人を受け止めるのを確認する。
「ほ……。急がなきゃ。ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
すみれは鍵を杖にした。
「『跳(ジャンプ)』!」
『跳(ジャンプ)』で一気にさくらのもとまで跳ぶ。
「さくら!」
屋根の下りたって声をかける。
「すみれ! どうしてここに!?」
さくらが驚く声がする。
「気配を感じたからやってきたの。あれってさくらのくまよね?」
「うん。急に大きくなっちゃって。ってこっち来る!」
「逃げるわよ!」
「うん!」
姉妹は別々の方向へと逃げる。
くまはさくらを追ってきて雪兎の家を壊す。
「雪兎さんの家が……」
壊れてしまうとすみれは呟いた。
「『水(ウォーター)』!」
すみれはくまのぬいぐるみと止めようと『水(ウォーター)』のカードを使う。
くまの勢いが少しだけ弱くなるがなおもこちらに向かってくる。
「やっぱり威力が弱くなっている……」
すみれはいつものものより弱いと思った。
「この……!」
「はっ……!」
アップルティーアが炎の矢をルナが光の矢を射る。
くまのぬいぐるみはバリアーを貼ったみたいに通用しない。
「力が通用しない……!」
「やはりこれは……!」
二人が眉を顰める。
「危ない!」
「すみれ! 前、前!」
アップルティーアとルナに気を取られていたせいか前にくまの腕が迫っていることに気づかなかった。
「うわっ! 『瞬(テレポート)』!」
すみれは『瞬(テレポート)』で急いで移動した。
「どうすればくまさん止められるの!?」
さくらが電柱に移動して訊く。
「あれは魔力で動いている。その源を探すんだ!」
「そうか! さくら! くまを操っている魔力の源を探すんや!」
「源って何!?」
さくらはその言葉を聞くのは初めてだった。
「魔力のいっちゃん強いところや!」
「魔力の一番強いところ…!」
さくらは魔力の強いところを探し始める。
「あ!」
すみれも一緒に探し、耳が光るのを見た。
「耳のとこ!」
さくらも気づいたのか叫ぶ。
「そこを切るんや!」
「『剣(ソード)』!」
さくらは『剣(ソード)』を発動しくまの耳を切ろうとする。
「きゃああ!」
しかしくまの腕に弾かれる。
「さくら!」
「さくらちゃん!」
すみれと知世が叫ぶ。
「あかん! 『跳(ジャンプ)で飛び込んでも狙い撃ちや! 『翔(フライ)』で飛ばんと!」
「でも『翔(フライ)』を使うと『剣(ソード)』は…」
知世が冷静に指摘する。
「そうや。『翔(フライ)』は杖の先に羽生やして飛ぶ魔法や。あれ使うたら『剣(ソード)』は使われへん」
目の前ではさくらが起きあがった。そこにくまの手が襲い掛かりさくらは逃げる。
その際にくまが雪兎の家を破壊し、瓦礫がすみれ達に降ってくる。
「危ない!」
「『盾(シールド)』!」
すみれは『盾(シールド)』でケルベロスは羽で瓦礫を防ぐ。
それを見てさくらはほっとして『剣(ソード)』を杖に戻した。
「さくら!」
すみれは再びさくらのもとに向かった。
「さくらならできるよ」
さくらの手をぎゅっと握る。
「すみれ…。ありがとう」
さくらは手を握り返す。
「お願い!まだ『剣(ソード)を使わなきゃいけないの。だから杖を使わずに私を空に運んで!」
『翔(フライ)』のカードにさくらが祈る。
「クロウの創りしカードよ。古き姿を捨て生まれ変われ。新たな主、さくらの名の元に」
『翔(フライ)』のカードがさくらカードに変わる。
「『翔(フライ)』!」
さくらのコートが破れて背中から羽を生やす。
「さくら…!」
ケルベロスの驚く声がする。
すみれは上手くいったことにほっとする。
「『剣(ソード)』!」
さくらは『剣(ソード)』を発動した。
「えーい!」
魔力の源であるくまの耳を切った。
くまの耳から何かが出てきて小さくなる
「「やった!」」
「良かった…!」
ケルベロスとアップルティーアが喜び、すみれも上手くいったことを喜ぶ。
「……さすがさくらさん…」
それを見ていたエリオルが褒める。
そのさくらの前に紙が舞い落ちる。
「えっ⁉︎」
さくらが驚く。
「またカードが新しくなったな。さくらも中々やりおるで」
「ええ」
知世がくまを拾い上げながら頷く。
「でもくまさんの耳がかけちゃいましたわね」
智世は残念そうだ。
「うん。せっかくさくらが作ってたのにね」
美空も残念そうだ。
「雪兎さんに言って誤魔化さなきゃいけないしね。さくら?」
すみれがさくらの方を向くとさくらは何かを真剣に見つめていた。
すみれはさくらに近づくことにした。
その側でユエとルナは他の方向を見ていた。
「どないした? ユエ」
「何かあった? ルナ」
ケルベロスとアップルティーアが訊く。
「いや。なんでもない」
「今誰かが…。やっぱりなんでもない」
二人は誤魔化してしまう。
その間にすみれはさくらの元についた。
「どうしたの?」
「これ……」
さくらが紙を見せてくれる。
「これって……!」
すみれの目が見開かれる。
「どういうこと?」
そこに描かれていたのはさくらがクロウカードを使っていた時に使用していた魔法陣だったのだ。
「何あれ……!」
すみれは目を丸くした。
おおきなくまが三軒先の雪兎の家に立っていた。
「すみれ!」
アップルティーアがすみれの名前を呼ぶ。
彼女ははっとして走り始めた。
アップルティーアとルナがあとを追う。
「あれさくらのくまだよね!?」
作っているのを見ているから知っている。あれはさくらが雪兎にプレゼントするはずだったくまだ。
「ええ。あれが今回の不思議な事件なんでしょうね」
「ああ。クロウの気配がその前にした。関係はあるだろう」
ルナとアップルティーアが走りながら会話する。
さくらを抱いたユエが空から攻撃するのが見える。ただその攻撃は効かないようだった。
「攻撃が効かないみたい……。ああ!」
すみれはユエの羽が消失し、さくらごと落ちるのをみた。
ケルベロスが二人を受け止めるのを確認する。
「ほ……。急がなきゃ。ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
すみれは鍵を杖にした。
「『跳(ジャンプ)』!」
『跳(ジャンプ)』で一気にさくらのもとまで跳ぶ。
「さくら!」
屋根の下りたって声をかける。
「すみれ! どうしてここに!?」
さくらが驚く声がする。
「気配を感じたからやってきたの。あれってさくらのくまよね?」
「うん。急に大きくなっちゃって。ってこっち来る!」
「逃げるわよ!」
「うん!」
姉妹は別々の方向へと逃げる。
くまはさくらを追ってきて雪兎の家を壊す。
「雪兎さんの家が……」
壊れてしまうとすみれは呟いた。
「『水(ウォーター)』!」
すみれはくまのぬいぐるみと止めようと『水(ウォーター)』のカードを使う。
くまの勢いが少しだけ弱くなるがなおもこちらに向かってくる。
「やっぱり威力が弱くなっている……」
すみれはいつものものより弱いと思った。
「この……!」
「はっ……!」
アップルティーアが炎の矢をルナが光の矢を射る。
くまのぬいぐるみはバリアーを貼ったみたいに通用しない。
「力が通用しない……!」
「やはりこれは……!」
二人が眉を顰める。
「危ない!」
「すみれ! 前、前!」
アップルティーアとルナに気を取られていたせいか前にくまの腕が迫っていることに気づかなかった。
「うわっ! 『瞬(テレポート)』!」
すみれは『瞬(テレポート)』で急いで移動した。
「どうすればくまさん止められるの!?」
さくらが電柱に移動して訊く。
「あれは魔力で動いている。その源を探すんだ!」
「そうか! さくら! くまを操っている魔力の源を探すんや!」
「源って何!?」
さくらはその言葉を聞くのは初めてだった。
「魔力のいっちゃん強いところや!」
「魔力の一番強いところ…!」
さくらは魔力の強いところを探し始める。
「あ!」
すみれも一緒に探し、耳が光るのを見た。
「耳のとこ!」
さくらも気づいたのか叫ぶ。
「そこを切るんや!」
「『剣(ソード)』!」
さくらは『剣(ソード)』を発動しくまの耳を切ろうとする。
「きゃああ!」
しかしくまの腕に弾かれる。
「さくら!」
「さくらちゃん!」
すみれと知世が叫ぶ。
「あかん! 『跳(ジャンプ)で飛び込んでも狙い撃ちや! 『翔(フライ)』で飛ばんと!」
「でも『翔(フライ)』を使うと『剣(ソード)』は…」
知世が冷静に指摘する。
「そうや。『翔(フライ)』は杖の先に羽生やして飛ぶ魔法や。あれ使うたら『剣(ソード)』は使われへん」
目の前ではさくらが起きあがった。そこにくまの手が襲い掛かりさくらは逃げる。
その際にくまが雪兎の家を破壊し、瓦礫がすみれ達に降ってくる。
「危ない!」
「『盾(シールド)』!」
すみれは『盾(シールド)』でケルベロスは羽で瓦礫を防ぐ。
それを見てさくらはほっとして『剣(ソード)』を杖に戻した。
「さくら!」
すみれは再びさくらのもとに向かった。
「さくらならできるよ」
さくらの手をぎゅっと握る。
「すみれ…。ありがとう」
さくらは手を握り返す。
「お願い!まだ『剣(ソード)を使わなきゃいけないの。だから杖を使わずに私を空に運んで!」
『翔(フライ)』のカードにさくらが祈る。
「クロウの創りしカードよ。古き姿を捨て生まれ変われ。新たな主、さくらの名の元に」
『翔(フライ)』のカードがさくらカードに変わる。
「『翔(フライ)』!」
さくらのコートが破れて背中から羽を生やす。
「さくら…!」
ケルベロスの驚く声がする。
すみれは上手くいったことにほっとする。
「『剣(ソード)』!」
さくらは『剣(ソード)』を発動した。
「えーい!」
魔力の源であるくまの耳を切った。
くまの耳から何かが出てきて小さくなる
「「やった!」」
「良かった…!」
ケルベロスとアップルティーアが喜び、すみれも上手くいったことを喜ぶ。
「……さすがさくらさん…」
それを見ていたエリオルが褒める。
そのさくらの前に紙が舞い落ちる。
「えっ⁉︎」
さくらが驚く。
「またカードが新しくなったな。さくらも中々やりおるで」
「ええ」
知世がくまを拾い上げながら頷く。
「でもくまさんの耳がかけちゃいましたわね」
智世は残念そうだ。
「うん。せっかくさくらが作ってたのにね」
美空も残念そうだ。
「雪兎さんに言って誤魔化さなきゃいけないしね。さくら?」
すみれがさくらの方を向くとさくらは何かを真剣に見つめていた。
すみれはさくらに近づくことにした。
その側でユエとルナは他の方向を見ていた。
「どないした? ユエ」
「何かあった? ルナ」
ケルベロスとアップルティーアが訊く。
「いや。なんでもない」
「今誰かが…。やっぱりなんでもない」
二人は誤魔化してしまう。
その間にすみれはさくらの元についた。
「どうしたの?」
「これ……」
さくらが紙を見せてくれる。
「これって……!」
すみれの目が見開かれる。
「どういうこと?」
そこに描かれていたのはさくらがクロウカードを使っていた時に使用していた魔法陣だったのだ。
