第百二十二話 見えない糸再び
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すみれたちは昼間行った商店街にいた。
白い衣装のさくらと黒い衣装のすみれ。さくらは帽子に星がついていてすみれはハートがついていた。
その横にはそれぞれ小龍と小狼がいた。
その様子を知世と智世がそれぞれ撮っていた。
「なんでこの小僧まで居んねん!」
ケルベロスは小狼がいることが不服のようだ。
「だって私、約束したんだもん。何かあったらちゃんと知らせるって。ね、そうだよね? 李君」
小狼の頬が少し赤くなる。
「ま。なんかの足しにはなんやろ」
「何かとはなんだ!」
小狼はケルベロスの言葉が不服の用だった。
「ふん! 枯れ木も山の賑わいや」
「なんだと!」
小狼が怒鳴った時だった。
小狼の動きが止まった。
「李君?」
「小狼? あ……」
小龍の動きも止まる。
「小龍?」
すみれも怪訝な顔で小龍を見た。
二人は背中に背負っている剣を抜きだすとそれぞれさくらとすみれに向けた。
「わあ!?」
「「きゃっ!」」
悲鳴を上げてよける。
「李小狼君!?」
「小僧どないしたんや!?」
「若造!?」
「小龍!?」
すみれたちは驚いた。
「身体が……」
「何かに操られているようだよ……。逃げて……」
そう言ってダッシュでこちらに来る。
「「危ない!」」
さくらは間一髪で避けた。服が少し破れる。
すみれは上にジャンプして避けた。
「さくらちゃん!」
「すみれちゃん!」
「すみれ!」
知世、智世、美空が叫ぶ。
「小僧と若造は何かに操られとるんや」
ケルベロスが言った。
「ええ。そうでしょうね」
アップルティーアが頷く。
「何か……?」
小狼と小龍の方をみたら手を抑えていた。
「クロウさんの気配……」
「うん……」
さくらは何か考えているようだった。
「危ない!」
知世が小狼に体当たりし、地面に倒れる。
ビデオカメラが床にぶつかって壊れる。
「知世!」
「「「知世ちゃん!」」」
その場にいる全員が叫ぶ。
「大丈夫!?」
美空が知世を起こす。
「俺たちから離れろ……」
「駄目! 李君たちを放っておけないよ」
「私も放っておけない! ああ、もう。操っている何かが見えればいいんだけど……」
すみれは悔しがっている。
「何かないんですか……?」
「ええ。このままではさくらちゃん、すみれちゃん、李君たちも危険です」
祈るように二人は言った。
「すみれの言う通り小僧を操っている何かがあるはずや。それが見えれば……」
「それが見えれば苦労しないわよ。なんか操り人形みたいで……」
アップルティーアが唸る。
「でも何も見えないよ!」
さくらが叫ぶ。
「どうにかして見えればいいのに! 水とか氷とかで見えないのかしら!?」
「そうか! 小狼」
小龍は一枚の札を取り出した。
「分かった」
小狼はなんとか一枚の札を取り出す。
「「水龍…招来……!」」
水があたりにまき散らされて操っているものが見えた。。
「あ。糸!」
「それを切るんや! さくら」
「すみれも!」
「分かった」
すみれとさくらは鍵を取り出した。
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
「星の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、さくらが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
「「『剣(ソード)』!」」
『剣(ソード)』で糸を切った。
小龍と小狼が倒れる。
「李小狼君!」
「小龍!」
二人は駆け寄る。
「大丈夫だ」
「僕も大丈夫」
「よかった……」
「よかった……。……」
すみれとさくらはほっとした。その後、さくらはふらりと倒れて眠りについた。
「李君たちお怪我は大丈夫ですか?」
「擦り傷とかもない?」
「俺は大丈夫だ。けど……」
「木之本さくらさん眠っているね」
小龍が呟く。
「うん。けど小龍がまた操られるなんて……」
「うん……。誰かが意図的にやっているのかもね」
小龍は険しい顔で言った。
「さくらカードを使うのは大変なんですね」
知世が言った。
「そうね……。ケルベロス……」
「ああ……」
ケルベロスも頷いた。
そして二人は月を見た。
三日月だった。
(クロウ……。亡くなったってリディアは言っていたはず……)
アップルティーアはそう言い聞かせるようにつぶやいた。
白い衣装のさくらと黒い衣装のすみれ。さくらは帽子に星がついていてすみれはハートがついていた。
その横にはそれぞれ小龍と小狼がいた。
その様子を知世と智世がそれぞれ撮っていた。
「なんでこの小僧まで居んねん!」
ケルベロスは小狼がいることが不服のようだ。
「だって私、約束したんだもん。何かあったらちゃんと知らせるって。ね、そうだよね? 李君」
小狼の頬が少し赤くなる。
「ま。なんかの足しにはなんやろ」
「何かとはなんだ!」
小狼はケルベロスの言葉が不服の用だった。
「ふん! 枯れ木も山の賑わいや」
「なんだと!」
小狼が怒鳴った時だった。
小狼の動きが止まった。
「李君?」
「小狼? あ……」
小龍の動きも止まる。
「小龍?」
すみれも怪訝な顔で小龍を見た。
二人は背中に背負っている剣を抜きだすとそれぞれさくらとすみれに向けた。
「わあ!?」
「「きゃっ!」」
悲鳴を上げてよける。
「李小狼君!?」
「小僧どないしたんや!?」
「若造!?」
「小龍!?」
すみれたちは驚いた。
「身体が……」
「何かに操られているようだよ……。逃げて……」
そう言ってダッシュでこちらに来る。
「「危ない!」」
さくらは間一髪で避けた。服が少し破れる。
すみれは上にジャンプして避けた。
「さくらちゃん!」
「すみれちゃん!」
「すみれ!」
知世、智世、美空が叫ぶ。
「小僧と若造は何かに操られとるんや」
ケルベロスが言った。
「ええ。そうでしょうね」
アップルティーアが頷く。
「何か……?」
小狼と小龍の方をみたら手を抑えていた。
「クロウさんの気配……」
「うん……」
さくらは何か考えているようだった。
「危ない!」
知世が小狼に体当たりし、地面に倒れる。
ビデオカメラが床にぶつかって壊れる。
「知世!」
「「「知世ちゃん!」」」
その場にいる全員が叫ぶ。
「大丈夫!?」
美空が知世を起こす。
「俺たちから離れろ……」
「駄目! 李君たちを放っておけないよ」
「私も放っておけない! ああ、もう。操っている何かが見えればいいんだけど……」
すみれは悔しがっている。
「何かないんですか……?」
「ええ。このままではさくらちゃん、すみれちゃん、李君たちも危険です」
祈るように二人は言った。
「すみれの言う通り小僧を操っている何かがあるはずや。それが見えれば……」
「それが見えれば苦労しないわよ。なんか操り人形みたいで……」
アップルティーアが唸る。
「でも何も見えないよ!」
さくらが叫ぶ。
「どうにかして見えればいいのに! 水とか氷とかで見えないのかしら!?」
「そうか! 小狼」
小龍は一枚の札を取り出した。
「分かった」
小狼はなんとか一枚の札を取り出す。
「「水龍…招来……!」」
水があたりにまき散らされて操っているものが見えた。。
「あ。糸!」
「それを切るんや! さくら」
「すみれも!」
「分かった」
すみれとさくらは鍵を取り出した。
「ハートの力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、すみれが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
「星の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、さくらが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
「「『剣(ソード)』!」」
『剣(ソード)』で糸を切った。
小龍と小狼が倒れる。
「李小狼君!」
「小龍!」
二人は駆け寄る。
「大丈夫だ」
「僕も大丈夫」
「よかった……」
「よかった……。……」
すみれとさくらはほっとした。その後、さくらはふらりと倒れて眠りについた。
「李君たちお怪我は大丈夫ですか?」
「擦り傷とかもない?」
「俺は大丈夫だ。けど……」
「木之本さくらさん眠っているね」
小龍が呟く。
「うん。けど小龍がまた操られるなんて……」
「うん……。誰かが意図的にやっているのかもね」
小龍は険しい顔で言った。
「さくらカードを使うのは大変なんですね」
知世が言った。
「そうね……。ケルベロス……」
「ああ……」
ケルベロスも頷いた。
そして二人は月を見た。
三日月だった。
(クロウ……。亡くなったってリディアは言っていたはず……)
アップルティーアはそう言い聞かせるようにつぶやいた。
