第百二十二話 見えない糸再び
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「小狼~! 小狼どこだ~?」
小龍は弟を探しに校庭に出ていた。
お昼を食べた後、急にいなくなったのだ。
「李、どうした?」
「誰か探してる?」
「何か困っていることでも?」
「ああ。澤田と藤原と山崎か」
校庭でボール遊びをしていた澤田と藤原と山崎に声を掛けられ、立ち止まる。
「小狼を見なかったか?」
「李小狼? 見ていないな。藤原。お前は?」
「俺は見ていないな。いないのか?」
「うん。お昼食べた後、どこか行っちゃったんだよ。なんか変だったから気になってさ」
小龍は訳を話す。
「李小狼君? さっき見たよ」
「え⁉ どこで?」
山崎に小龍は詰め寄る。
「校庭のあっちだったかな」
山崎が指さす。
「あっちだな。ありがとう!」
小龍はお礼を言うと山崎が指した方へと向かった。
走っていくと小狼が見えた。
木の上に乗って人と話している。柊沢エリオルだ。
「小…」
声をかけようとした時だった。
彼がふらりと落ちた。
それをエリオルが受け止める。
小狼は真っ赤になって走り去っていった。
「小狼!」
小龍は追いかけようとしたが、思いとどまってエリオルに声をかけた。
「小狼を受け止めてくれてありがとう。ところで何かあったのかい?」
「いいえ。立ち眩みでもしたんでしょうね」
「ふうん?」
小龍は信じていない目をした。
「本当ですよ。それより追いかけなくてもいいんですか?」
「え? ああ。そうするよ。ありがとう」
小龍も小狼が向かった方向へと走り去っていった。
「面白い兄弟ですね。少し手伝ってもらいましょうか」
エリオルは彼らが去っていく方向を見るとそう呟いた。
小龍は弟を探しに校庭に出ていた。
お昼を食べた後、急にいなくなったのだ。
「李、どうした?」
「誰か探してる?」
「何か困っていることでも?」
「ああ。澤田と藤原と山崎か」
校庭でボール遊びをしていた澤田と藤原と山崎に声を掛けられ、立ち止まる。
「小狼を見なかったか?」
「李小狼? 見ていないな。藤原。お前は?」
「俺は見ていないな。いないのか?」
「うん。お昼食べた後、どこか行っちゃったんだよ。なんか変だったから気になってさ」
小龍は訳を話す。
「李小狼君? さっき見たよ」
「え⁉ どこで?」
山崎に小龍は詰め寄る。
「校庭のあっちだったかな」
山崎が指さす。
「あっちだな。ありがとう!」
小龍はお礼を言うと山崎が指した方へと向かった。
走っていくと小狼が見えた。
木の上に乗って人と話している。柊沢エリオルだ。
「小…」
声をかけようとした時だった。
彼がふらりと落ちた。
それをエリオルが受け止める。
小狼は真っ赤になって走り去っていった。
「小狼!」
小龍は追いかけようとしたが、思いとどまってエリオルに声をかけた。
「小狼を受け止めてくれてありがとう。ところで何かあったのかい?」
「いいえ。立ち眩みでもしたんでしょうね」
「ふうん?」
小龍は信じていない目をした。
「本当ですよ。それより追いかけなくてもいいんですか?」
「え? ああ。そうするよ。ありがとう」
小龍も小狼が向かった方向へと走り去っていった。
「面白い兄弟ですね。少し手伝ってもらいましょうか」
エリオルは彼らが去っていく方向を見るとそう呟いた。
