第百二十二話 見えない糸再び
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「いただきま~す!」
さくらはビスケットを手に取って食べる。
「おいし~!」
さくらが目を輝かせる。
「利佳ちゃん、おいしいよ」
「よかった~!」
利佳はほっとしたようだった。
「それじゃあいただきます」
すみれたちも手に取る。
「本当。おいし~」
「すごく美味しい!」
千春と瑠衣が褒める。
「うん」
奈緒子が頷く。
「おいしい」
「優しい味がする」
沙希が簡潔な感想をいい、奈菜が褒める。
「手作りとは思えませんわ」
「お店で売っているみたいですわね」
知世と智世が褒める。
「うん、お店で出せるよ」
美空の言葉に利佳は少しだけ照れた。
「利佳ちゃんって本当お菓子作るの上手」
「よかった~。喜んでもらえて。さくらちゃん最近元気なかったみたいだから」
「それでビスケットを作ったのね」
千鶴が納得する。
「え?」
さくらが戸惑う。
「あたしの勘違いかもしれないけど……」
利佳が焦る。
「でも元気なかったのは事実だよね」
あやめが頷く。
「あやめちゃんからもそう見えたんだ。どうなのさくらちゃん」
真子が訊く。
「利佳ちゃん、勘違いじゃないよ。ありがとう、利佳ちゃん」
さくらがお礼を言った。
そのそばで知世は微笑んだ。
「ごめんなさい、ちょっとお裁縫の続き、やってもいいかな?」
「あら? 例のあれ?」
千鶴は紙袋を覗いて訊いた。
「そうよ」
利佳は頷いた。
「いいよ~。さくらたちもいいよね」
すみれは訊いた。
「うん」
「もちろん」
他の二人も頷いた。
利佳は微笑むとくまのぬいぐるみをだした。まだ手がない状態のものだ。
「「「わあ~!」」」
その場にいる全員が目を輝かせる。
「それ、利佳ちゃんの手作り?」
「うん」
「すご~い!」
「すごいね」
「利佳ちゃん、すごい~!」
「かわいいぬいぐるみ~!」
みんな感心する。
「利佳ちゃん、本当なんでもできるね!」
「本読んで作れば簡単なのよ」
利佳は少し照れた。
「その本を読めばというのが難しいのよね……」
美空が苦笑する。
「そういえばぬいぐるみさんのお誕生日っていつかご存じですか?」
知世が話題転換に訊いた。
その場にいる全員が首を横に振った。
「できた日?」
さくらが答える。
「それでもいいんですが、お店で買ったりいただいたりしたものはできた日が分からないことが多いですわよね」
「確かに。妹たちが持っているくまのぬいるぐみはお父さんが買ってきたものだからできた日は分からないかも」
美空が頷く。
5つ下の双子の妹、美知と美雨それぞれくまのぬいぐるみを持っているが、買ってきたものなので作られた日が分からなかった。
「ええ。ですからぬいぐるみに名前を付けてはじめてりぼんを巻いた日がお誕生日になるそうですわ」
「へえ~。なんか素敵だね」
「りぼんを巻いた日か……。うん、素敵……」
さくらとあやめが感想をこぼす。
「それだけじゃありませんわ。知世」
智世がウインクする。
「ええ、外国では自分で作ったぬいるぐみに自分の名前を付けて好きな方にプレゼントすると両想いでいられるという言い伝えもあるそうですわ」
「ロマンチックでしょう?」
実世が笑う。
「両想い……」
すみれが思い浮かんだのは小龍だった。
(ぬいぐるみを作ってプレゼントしたら喜んでくれるのかな……)
つい想像してしまった。
「利佳ちゃん、千鶴ちゃん、すみれちゃん、顔赤いよ?」
「熱でもあるの?」
奈緒子と奈菜が不思議そうにこちらを見てくる。
「な、なんでもないの」
「そ、そうそう。なんでもない」
「わ、私も何でもない……!」
三人は慌てて否定する。
それがおかしくてみんなで笑ってしまった。
さくらはビスケットを手に取って食べる。
「おいし~!」
さくらが目を輝かせる。
「利佳ちゃん、おいしいよ」
「よかった~!」
利佳はほっとしたようだった。
「それじゃあいただきます」
すみれたちも手に取る。
「本当。おいし~」
「すごく美味しい!」
千春と瑠衣が褒める。
「うん」
奈緒子が頷く。
「おいしい」
「優しい味がする」
沙希が簡潔な感想をいい、奈菜が褒める。
「手作りとは思えませんわ」
「お店で売っているみたいですわね」
知世と智世が褒める。
「うん、お店で出せるよ」
美空の言葉に利佳は少しだけ照れた。
「利佳ちゃんって本当お菓子作るの上手」
「よかった~。喜んでもらえて。さくらちゃん最近元気なかったみたいだから」
「それでビスケットを作ったのね」
千鶴が納得する。
「え?」
さくらが戸惑う。
「あたしの勘違いかもしれないけど……」
利佳が焦る。
「でも元気なかったのは事実だよね」
あやめが頷く。
「あやめちゃんからもそう見えたんだ。どうなのさくらちゃん」
真子が訊く。
「利佳ちゃん、勘違いじゃないよ。ありがとう、利佳ちゃん」
さくらがお礼を言った。
そのそばで知世は微笑んだ。
「ごめんなさい、ちょっとお裁縫の続き、やってもいいかな?」
「あら? 例のあれ?」
千鶴は紙袋を覗いて訊いた。
「そうよ」
利佳は頷いた。
「いいよ~。さくらたちもいいよね」
すみれは訊いた。
「うん」
「もちろん」
他の二人も頷いた。
利佳は微笑むとくまのぬいぐるみをだした。まだ手がない状態のものだ。
「「「わあ~!」」」
その場にいる全員が目を輝かせる。
「それ、利佳ちゃんの手作り?」
「うん」
「すご~い!」
「すごいね」
「利佳ちゃん、すごい~!」
「かわいいぬいぐるみ~!」
みんな感心する。
「利佳ちゃん、本当なんでもできるね!」
「本読んで作れば簡単なのよ」
利佳は少し照れた。
「その本を読めばというのが難しいのよね……」
美空が苦笑する。
「そういえばぬいぐるみさんのお誕生日っていつかご存じですか?」
知世が話題転換に訊いた。
その場にいる全員が首を横に振った。
「できた日?」
さくらが答える。
「それでもいいんですが、お店で買ったりいただいたりしたものはできた日が分からないことが多いですわよね」
「確かに。妹たちが持っているくまのぬいるぐみはお父さんが買ってきたものだからできた日は分からないかも」
美空が頷く。
5つ下の双子の妹、美知と美雨それぞれくまのぬいぐるみを持っているが、買ってきたものなので作られた日が分からなかった。
「ええ。ですからぬいぐるみに名前を付けてはじめてりぼんを巻いた日がお誕生日になるそうですわ」
「へえ~。なんか素敵だね」
「りぼんを巻いた日か……。うん、素敵……」
さくらとあやめが感想をこぼす。
「それだけじゃありませんわ。知世」
智世がウインクする。
「ええ、外国では自分で作ったぬいるぐみに自分の名前を付けて好きな方にプレゼントすると両想いでいられるという言い伝えもあるそうですわ」
「ロマンチックでしょう?」
実世が笑う。
「両想い……」
すみれが思い浮かんだのは小龍だった。
(ぬいぐるみを作ってプレゼントしたら喜んでくれるのかな……)
つい想像してしまった。
「利佳ちゃん、千鶴ちゃん、すみれちゃん、顔赤いよ?」
「熱でもあるの?」
奈緒子と奈菜が不思議そうにこちらを見てくる。
「な、なんでもないの」
「そ、そうそう。なんでもない」
「わ、私も何でもない……!」
三人は慌てて否定する。
それがおかしくてみんなで笑ってしまった。
