第百二十二話 見えない糸再び
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「よかった! 音楽室のピアノ今日くるんだ?」
さくらが喜ぶ。
知世からピアノの話を聞いたのだ。
「辻谷先生喜んでましたわ」
「ええ。困ってらしてましたからね」
智世が頷く。
「めちゃくちゃになってたものね」
「確かに。屋上から落ちたものね……」
ピアノが知世に襲い掛かってきて、それを止めるために『歌(ソング)』を使って屋上から落としたのだ。
ピアノの暴走は止まったが、壊れてしまったのだ。
「まさかピアノに追いかけられる日が来るとは思いませんでしたわ」
「私も」
さくらと知世が笑いあう。
「ふふふ。最初は楽器、次はピアノだものね」
美空が笑う。
「滅多にない経験ですものね」
「まあどちらも楽器がめちゃくちゃになったけどね……」
2年前の音楽室の楽器が智世を追いかける事件、そしてこの間のピアノが追いかける事件。似ているようで違う事件だ。
「騒ぎにはなったけどね……」
どちらも朝、騒ぎになりすみれたちは真実を知っているだけに冷や汗をかいていたのだ。
「原因分かりましたの?」
知世がさくらに話しかける。
「クロウさんの気配がするのは確かなんだけど……」
「でもクロウさんはずいぶん前に亡くなられているんですよね?」
「うん……」
さくらが頷く。
「リディアさんが看取ったってアップルが言っていたみたいだから確かだね」
「まあ……」
知世と智世が俯く。
「でも考え込んでいても仕方がないし、いざ何かが起こった時のために元気でいることにしたんだ」
「そうそう。さくらちゃんは笑顔が一番ですわ」
「さくららしいよ」
知世とすみれは笑った。
「さくらちゃ~ん! 知世ちゃ~ん!」
「すみれちゃ~ん! 智世ちゃ~ん! 美空ちゃ~ん! 早く早く」
奈緒子と奈菜がすみれたちを呼ぶ。
「早く食べようよ。お腹すいた~!」
「ふふ。あやめちゃんは元気ですわ」
あやめと実世の声も聞こえる。
「お待たせ~!」
「ごめん、待った~?」
さくらとすみれは走って待ち合わせ場所へと向かった。
さくらが喜ぶ。
知世からピアノの話を聞いたのだ。
「辻谷先生喜んでましたわ」
「ええ。困ってらしてましたからね」
智世が頷く。
「めちゃくちゃになってたものね」
「確かに。屋上から落ちたものね……」
ピアノが知世に襲い掛かってきて、それを止めるために『歌(ソング)』を使って屋上から落としたのだ。
ピアノの暴走は止まったが、壊れてしまったのだ。
「まさかピアノに追いかけられる日が来るとは思いませんでしたわ」
「私も」
さくらと知世が笑いあう。
「ふふふ。最初は楽器、次はピアノだものね」
美空が笑う。
「滅多にない経験ですものね」
「まあどちらも楽器がめちゃくちゃになったけどね……」
2年前の音楽室の楽器が智世を追いかける事件、そしてこの間のピアノが追いかける事件。似ているようで違う事件だ。
「騒ぎにはなったけどね……」
どちらも朝、騒ぎになりすみれたちは真実を知っているだけに冷や汗をかいていたのだ。
「原因分かりましたの?」
知世がさくらに話しかける。
「クロウさんの気配がするのは確かなんだけど……」
「でもクロウさんはずいぶん前に亡くなられているんですよね?」
「うん……」
さくらが頷く。
「リディアさんが看取ったってアップルが言っていたみたいだから確かだね」
「まあ……」
知世と智世が俯く。
「でも考え込んでいても仕方がないし、いざ何かが起こった時のために元気でいることにしたんだ」
「そうそう。さくらちゃんは笑顔が一番ですわ」
「さくららしいよ」
知世とすみれは笑った。
「さくらちゃ~ん! 知世ちゃ~ん!」
「すみれちゃ~ん! 智世ちゃ~ん! 美空ちゃ~ん! 早く早く」
奈緒子と奈菜がすみれたちを呼ぶ。
「早く食べようよ。お腹すいた~!」
「ふふ。あやめちゃんは元気ですわ」
あやめと実世の声も聞こえる。
「お待たせ~!」
「ごめん、待った~?」
さくらとすみれは走って待ち合わせ場所へと向かった。
