第百二十一話 動く危険なピアノ
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夜の友枝小学校──。
「そろそろかな……」
「うん。すみれ、魔法を解いて」
「オッケー」
すみれは頷くと使用していた『静(サイレント)』と『囲(エンクローズ)』を解いた。
これで時間が来るまで静かにしていたのだ。
「じゃあ知世ちゃん、お願い」
「はい。~♪ ~♪」
さくらに頷くと知世は歌い始めた。
綺麗な声があたりに響き渡る。
ピアノがそれに呼応するように動き出した。
上へ上へと上っていき、近づいてくる。
「来るぞ」
「うん」
小狼とさくらはピアノが近づいてくるのが分かった。
「星の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、さくらが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
鍵が杖になった。
ドン! ドン! ドン!
ピアノがこちらに体当たりする音が聞こえる。
「来たぞ!」
小狼が叫ぶ。
「さくら……」
「大丈夫。きっとうまくいく」
小狼が断言する。
それを聞きながらさくらは一枚のカードを取り出す。
「クロウの創りしカードよ。古き姿を捨て、生まれ変われ! 新たな主、さくらの名のもとに! 『歌(ソング)』!」
『歌(ソング)』のカードが新しいカードに変わり、発動する。
ピアノが扉を破ってやってきた。
「~♪ ~♪ ~♪」
知世が『歌(ソング)』に聞かせるために歌いだす。
しばらく歌った後、『歌(ソング)』が同じ歌を歌い始める。
「成功ね……」
美空が呟く。
「知世。よかった……」
こちらに避難してきた知世を智世が温かく迎える。
『歌(ソング)』は知世の声で歌い続ける。
ピアノはそれに惑わされて屋上からグラウンドに落ちていった。
「動きませんわ……」
知世が話してもピアノは動かない。
「よかった…!」
さくらがほっとする。
「うん、よかった……」
すみれは智世と笑いあう。
『歌(ソング)』のカードがカードに戻る。
「『歌(ソング)』もさくらちゃんカードに変わりましたわね」
「うん」
さくらが頷く。
「これでまた一つ増えたか……」
「そうだね……。ってさくら!?」
さくらがふらりと倒れる。
「さくらちゃん!」
「おい!」
「さくら!」
「木之本さん!」
小狼の腕の中でさくらは眠っている。
慌てるすみれたちを見つめる影が三つ。
「楽しく、なりそうですね」
真ん中の少年はそう呟いた。
「そろそろかな……」
「うん。すみれ、魔法を解いて」
「オッケー」
すみれは頷くと使用していた『静(サイレント)』と『囲(エンクローズ)』を解いた。
これで時間が来るまで静かにしていたのだ。
「じゃあ知世ちゃん、お願い」
「はい。~♪ ~♪」
さくらに頷くと知世は歌い始めた。
綺麗な声があたりに響き渡る。
ピアノがそれに呼応するように動き出した。
上へ上へと上っていき、近づいてくる。
「来るぞ」
「うん」
小狼とさくらはピアノが近づいてくるのが分かった。
「星の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ! 契約の元、さくらが命じる! 封印解除(レリーズ)!」
鍵が杖になった。
ドン! ドン! ドン!
ピアノがこちらに体当たりする音が聞こえる。
「来たぞ!」
小狼が叫ぶ。
「さくら……」
「大丈夫。きっとうまくいく」
小狼が断言する。
それを聞きながらさくらは一枚のカードを取り出す。
「クロウの創りしカードよ。古き姿を捨て、生まれ変われ! 新たな主、さくらの名のもとに! 『歌(ソング)』!」
『歌(ソング)』のカードが新しいカードに変わり、発動する。
ピアノが扉を破ってやってきた。
「~♪ ~♪ ~♪」
知世が『歌(ソング)』に聞かせるために歌いだす。
しばらく歌った後、『歌(ソング)』が同じ歌を歌い始める。
「成功ね……」
美空が呟く。
「知世。よかった……」
こちらに避難してきた知世を智世が温かく迎える。
『歌(ソング)』は知世の声で歌い続ける。
ピアノはそれに惑わされて屋上からグラウンドに落ちていった。
「動きませんわ……」
知世が話してもピアノは動かない。
「よかった…!」
さくらがほっとする。
「うん、よかった……」
すみれは智世と笑いあう。
『歌(ソング)』のカードがカードに戻る。
「『歌(ソング)』もさくらちゃんカードに変わりましたわね」
「うん」
さくらが頷く。
「これでまた一つ増えたか……」
「そうだね……。ってさくら!?」
さくらがふらりと倒れる。
「さくらちゃん!」
「おい!」
「さくら!」
「木之本さん!」
小狼の腕の中でさくらは眠っている。
慌てるすみれたちを見つめる影が三つ。
「楽しく、なりそうですね」
真ん中の少年はそう呟いた。
