第百二十一話 動く危険なピアノ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「知世ちゃん!」
「智世ちゃん!」
さくらとすみれは真っ先に音楽室へと飛び込んだ。
音楽室の中はめちゃくちゃで智世が庇っていた。
「さくらちゃん……」
知世の声に反応してピアノが赤く輝く。
「……!」
「……」
さくらとすみれはあたりを見回した。
強い気配を感じたからだ。
「どうしたんだ!?」
「ピアノが急に……」
「ピアノ……」
すみれたちは壁にめり込んでいるピアノを見た。
次の瞬間、ピアノが襲い掛かってきた。
「危ない!」
「智世ちゃん!」
さくらとすみれはそれぞれ知世と智世を庇いピアノを避けた。
「何でピアノが勝手に動くの?」
「ピアノに何か……さくら!」
「うん……クロウさんの気配……」
すみれはさくらの名前を呼ぶ。
さくらも感じていたようだった。
そうクロウ・リードの気配だ。
「すみれちゃん……」
智世が不安げにすみれの裾を掴む。
「さくらちゃん……?」
知世が声を発するとまたピアノが動き出した。
「危ない!」
小狼が警告する。
さくらたちは避けた。
「外へ出るんだ。この中じゃ逃げられない!」
「うん」
さくらは頷いた。
「急いで! すみれ」
美空が急かす。
すみれは智世とともに最後に音楽室を出た。
ピアノが音楽室を出ようと扉に体当たりする音が聞こえる。
「いきなり動き出したのか?」
「次のコンクール用の歌を歌い始めたら急に……」
「音楽をかけているところまでは普通だったんです。それに私が歌っているときは何もなかったのですが、知世が歌い始めたら急に動き出して……」
小狼の質問に知世と智世が答える。
「何かおかしなことはなかったの?」
美空が訊く。
「何もなかったんです」
智世が首を横に振る。
その言葉が終わると同時にピアノが扉を破ってこちらに向かってきた。
「小狼」
「ああ、小龍」
小狼と小龍が頷いて前に出た。
玉を剣に変える。
「「はっ! 雷帝招来!」」
二人分の雷がピアノを襲う。
ピアノは足が一本折れて崩れ落ちる。
「ありがとう」
さくらがほっとする。
「もう大丈夫でしょうか?」
知世が訊いた時だった。
ピアノが動き始めた。
「まだ動くのか!?」
小狼が驚く。
「『雷(サンダー)』!」
すみれが『雷(サンダー)』のカードを使う。
またしても足がもう一本折れる。
「これでもう大丈夫なのでしょうか?」
知世が訊く。
その声に反応して再びピアノが動く。
「これでも駄目なの!?」
すみれが驚く。
「逃げろ!」
小龍が叫ぶ。
すみれたちは一斉に逃げた。
廊下を走って上へと階段を上る。
「まるで私が話すとやってくるみたいですわ!」
知世が走る。
「そっか……」
さくらが踊り場で立ち止まる。
「さくら?」
すみれは立ち止ったさくらを不思議そうな目で見る。
「知世ちゃん手伝ってくれる?」
「はい」
知世が頷いた。
「何とかできるかも!」
さくらは何か思いついたようだった。
「うん」
「分かった。協力してほしいことがあったらやるよ」
「ありがとう、すみれ。それでね。まず……」
さくらは考えを話し始めた。
「智世ちゃん!」
さくらとすみれは真っ先に音楽室へと飛び込んだ。
音楽室の中はめちゃくちゃで智世が庇っていた。
「さくらちゃん……」
知世の声に反応してピアノが赤く輝く。
「……!」
「……」
さくらとすみれはあたりを見回した。
強い気配を感じたからだ。
「どうしたんだ!?」
「ピアノが急に……」
「ピアノ……」
すみれたちは壁にめり込んでいるピアノを見た。
次の瞬間、ピアノが襲い掛かってきた。
「危ない!」
「智世ちゃん!」
さくらとすみれはそれぞれ知世と智世を庇いピアノを避けた。
「何でピアノが勝手に動くの?」
「ピアノに何か……さくら!」
「うん……クロウさんの気配……」
すみれはさくらの名前を呼ぶ。
さくらも感じていたようだった。
そうクロウ・リードの気配だ。
「すみれちゃん……」
智世が不安げにすみれの裾を掴む。
「さくらちゃん……?」
知世が声を発するとまたピアノが動き出した。
「危ない!」
小狼が警告する。
さくらたちは避けた。
「外へ出るんだ。この中じゃ逃げられない!」
「うん」
さくらは頷いた。
「急いで! すみれ」
美空が急かす。
すみれは智世とともに最後に音楽室を出た。
ピアノが音楽室を出ようと扉に体当たりする音が聞こえる。
「いきなり動き出したのか?」
「次のコンクール用の歌を歌い始めたら急に……」
「音楽をかけているところまでは普通だったんです。それに私が歌っているときは何もなかったのですが、知世が歌い始めたら急に動き出して……」
小狼の質問に知世と智世が答える。
「何かおかしなことはなかったの?」
美空が訊く。
「何もなかったんです」
智世が首を横に振る。
その言葉が終わると同時にピアノが扉を破ってこちらに向かってきた。
「小狼」
「ああ、小龍」
小狼と小龍が頷いて前に出た。
玉を剣に変える。
「「はっ! 雷帝招来!」」
二人分の雷がピアノを襲う。
ピアノは足が一本折れて崩れ落ちる。
「ありがとう」
さくらがほっとする。
「もう大丈夫でしょうか?」
知世が訊いた時だった。
ピアノが動き始めた。
「まだ動くのか!?」
小狼が驚く。
「『雷(サンダー)』!」
すみれが『雷(サンダー)』のカードを使う。
またしても足がもう一本折れる。
「これでもう大丈夫なのでしょうか?」
知世が訊く。
その声に反応して再びピアノが動く。
「これでも駄目なの!?」
すみれが驚く。
「逃げろ!」
小龍が叫ぶ。
すみれたちは一斉に逃げた。
廊下を走って上へと階段を上る。
「まるで私が話すとやってくるみたいですわ!」
知世が走る。
「そっか……」
さくらが踊り場で立ち止まる。
「さくら?」
すみれは立ち止ったさくらを不思議そうな目で見る。
「知世ちゃん手伝ってくれる?」
「はい」
知世が頷いた。
「何とかできるかも!」
さくらは何か思いついたようだった。
「うん」
「分かった。協力してほしいことがあったらやるよ」
「ありがとう、すみれ。それでね。まず……」
さくらは考えを話し始めた。
