第百二十一話 動く危険なピアノ
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「帰らないのか?」
すみれがさくらとともに教室にいると小狼が声をかけてきた。
「うん。知世ちゃんと一緒に帰ろうと思って」
「私は智世ちゃんと一緒に。あとは美空を待っているの」
「ふうん。大道寺たちはまだ音楽室なのか……」
「次の大会の課題曲の練習なの」
「ずいぶん遅くまで練習するんだな。もう誰も残ってないぞ」
小狼があたりを見回す。
教室には誰もいなかった。
「今度知世ちゃんはソロで出るから。頑張っているんだ」
そのままさくらは小狼と会話を始めた。
「ところで向川さんは?」
小龍は邪魔をしないようにすみれに話しかけた。
「吹奏楽部の練習。体育館で次の大会のために頑張っているの」
「向川さんも頑張っているんだね」
小龍は感心した。
「すみれ~! さくら~! あ、やっぱりいた」
そこへちょうど吹奏楽部の練習が終わった美空が教室へとやってきた。
「美空。お疲れ様~!」
「うん。お疲れ~。智世ちゃんや知世ちゃんはまだ練習?」
「そうみたい」
「コーラス部も頑張っているんだ……」
美空は感心した。
「ねえ、コーラス部に智世ちゃんと知世ちゃんを迎えに行かない?」
「いいかも。お~い。そこのお二人さん、知世ちゃんと智世ちゃんを迎えに行かない?」
「うん。いいよ」
「かまわない」
さくらと小龍は頷いた。
五人は音楽室まで歩いた。
「あの後ケルベロスは何か言っていたか?」
「クロウさんのこと?」
小狼は頷いた。
「ううん。ケロちゃんも分からないって。クロウさんはずいぶん昔に亡くなっているはずだから……」
「そこなのよね。リディアさんもクロウさんを看取ったってアップルがいっていたし……」
「リディア・リードが看取ったのか……。いろいろ疑問が浮かんでくるね。小狼」
「ああ。いったいどうなっているんだ……」
小狼は考え込んだ。
「~♪ ~♪ ~♪」
そこへ知世に声とテープから流れる音楽が聞こえる。
すみれたちは思わず立ち止った。
歌は目の前の音楽室から聞こえる。
「知世ちゃんの声だ」
さくらの顔が明るくなる。
その次の瞬間、大きな音が聞こえた。
「きゃ~!」
「知世! 大丈夫ですの!?」
智世の慌てる声も聞こえた。
すみれたちは顔を見合わせると思わず走り出した。
すみれがさくらとともに教室にいると小狼が声をかけてきた。
「うん。知世ちゃんと一緒に帰ろうと思って」
「私は智世ちゃんと一緒に。あとは美空を待っているの」
「ふうん。大道寺たちはまだ音楽室なのか……」
「次の大会の課題曲の練習なの」
「ずいぶん遅くまで練習するんだな。もう誰も残ってないぞ」
小狼があたりを見回す。
教室には誰もいなかった。
「今度知世ちゃんはソロで出るから。頑張っているんだ」
そのままさくらは小狼と会話を始めた。
「ところで向川さんは?」
小龍は邪魔をしないようにすみれに話しかけた。
「吹奏楽部の練習。体育館で次の大会のために頑張っているの」
「向川さんも頑張っているんだね」
小龍は感心した。
「すみれ~! さくら~! あ、やっぱりいた」
そこへちょうど吹奏楽部の練習が終わった美空が教室へとやってきた。
「美空。お疲れ様~!」
「うん。お疲れ~。智世ちゃんや知世ちゃんはまだ練習?」
「そうみたい」
「コーラス部も頑張っているんだ……」
美空は感心した。
「ねえ、コーラス部に智世ちゃんと知世ちゃんを迎えに行かない?」
「いいかも。お~い。そこのお二人さん、知世ちゃんと智世ちゃんを迎えに行かない?」
「うん。いいよ」
「かまわない」
さくらと小龍は頷いた。
五人は音楽室まで歩いた。
「あの後ケルベロスは何か言っていたか?」
「クロウさんのこと?」
小狼は頷いた。
「ううん。ケロちゃんも分からないって。クロウさんはずいぶん昔に亡くなっているはずだから……」
「そこなのよね。リディアさんもクロウさんを看取ったってアップルがいっていたし……」
「リディア・リードが看取ったのか……。いろいろ疑問が浮かんでくるね。小狼」
「ああ。いったいどうなっているんだ……」
小狼は考え込んだ。
「~♪ ~♪ ~♪」
そこへ知世に声とテープから流れる音楽が聞こえる。
すみれたちは思わず立ち止った。
歌は目の前の音楽室から聞こえる。
「知世ちゃんの声だ」
さくらの顔が明るくなる。
その次の瞬間、大きな音が聞こえた。
「きゃ~!」
「知世! 大丈夫ですの!?」
智世の慌てる声も聞こえた。
すみれたちは顔を見合わせると思わず走り出した。
