第百二十一話 動く危険なピアノ
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すみれは学校につくとさくらがいないことを何人かに訊かれるも休みだと言って追及を避けた。
おかげで家庭科の時間まで何事もなくできた。
「さくら、大丈夫なの?」
家庭科のカップケーキを作るという課題をこなしながら美空が訊いてくる。
「うん……。大丈夫。ちょっと2年前の私と同じ状態に陥っているだけだから……」
「2年前って……。起き上がれなくなったってこと?」
小龍が訊いてくる。
「そう……。魔力の使い過ぎだと思う……」
「まあ、それは大変ですわ……。お見舞いに行ってもいいですか?」
「ぜひ。さくら喜ぶよ」
すみれは微笑んだ。
妹を気遣ってもらえてうれしかったのだ。
「上手だね~。柊沢君」
山崎の声が聞こえる。
カップケーキのクリームの絞りが凄かったのだ。
「うわ~。すごい」
「本当だな」
澤田と藤原が感嘆する。
「本当だ」
「すごい柊沢君」
奈緒子たちがやってきて褒める。
「慣れているだけですよ」
エリオルは謙遜する。
「いつもお家でやっているの?」
「ええ」
利佳の問いに頷く。
「何人家族なの?」
「二人…いえ、三人家族ですね……」
エリオルは言いなおした。
(三人家族か……)
物言いに引っかかったもののすみれは素直に感心した。
なんとなくだが彼が一人で家事をやっている気がしたのだ。
おかげで家庭科の時間まで何事もなくできた。
「さくら、大丈夫なの?」
家庭科のカップケーキを作るという課題をこなしながら美空が訊いてくる。
「うん……。大丈夫。ちょっと2年前の私と同じ状態に陥っているだけだから……」
「2年前って……。起き上がれなくなったってこと?」
小龍が訊いてくる。
「そう……。魔力の使い過ぎだと思う……」
「まあ、それは大変ですわ……。お見舞いに行ってもいいですか?」
「ぜひ。さくら喜ぶよ」
すみれは微笑んだ。
妹を気遣ってもらえてうれしかったのだ。
「上手だね~。柊沢君」
山崎の声が聞こえる。
カップケーキのクリームの絞りが凄かったのだ。
「うわ~。すごい」
「本当だな」
澤田と藤原が感嘆する。
「本当だ」
「すごい柊沢君」
奈緒子たちがやってきて褒める。
「慣れているだけですよ」
エリオルは謙遜する。
「いつもお家でやっているの?」
「ええ」
利佳の問いに頷く。
「何人家族なの?」
「二人…いえ、三人家族ですね……」
エリオルは言いなおした。
(三人家族か……)
物言いに引っかかったもののすみれは素直に感心した。
なんとなくだが彼が一人で家事をやっている気がしたのだ。
