第百二十話 さくらの新しい星の力
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「え⁉ そんなことになっていたのかい!?」
小龍が声を上げた。
「うん……」
すみれは頷いた。
すみれは人気のない廊下で小龍にすべてを話していた。
「どうなっているんだ……。木之本さんの鍵が杖に変わらないのとすみれの攻撃が通用しない……」
小龍は考え込んだ。
「その前の『盾(シールド)』は通用したんだよね?」
「うん。あ……だけど鈴の音が鳴る前だったから分からない。あの後だったらもしかして駄目だったかもしれないし」
「鈴の音か……。何か関係があるかもしれないね。鈴の音が鳴ってから吞み込まれたというわけだし……」
「うん……。そうだね。アップルはこの雨は誰かが意図的に降らせていると言っていたよ」
「誰かが意図をもってやっているか……。楓野には連絡は?」
「昨日からしているんだけど全然。電話に出ないの……」
「電話に出ないか……。わざと出ていないといいんだけどね……」
小龍はそこで窓の外を見やった。相変わらず雨が降っていた。
「早く解決しないといけないのに……」
すみれは雨を眺めながらぽつりと呟いた。
少し時間を戻してロンドン。
プルルルルル
ロンドンの屋敷で電話の音が鳴り響く。
「アリア。出ないの?」
美帆が気を使って促す。
アリアは黙って首を横に振った。
「私にはその資格はない」
「あのことを気にしているなら出てあげればいいのに……」
裕也がそんなことを呟く。
「黙っているだけだとますます不安にさせてしまうわよ」
「分かっている。だけど出ることで余計なことを言ってしまいそうで……。『お父さま』のこととか……」
アリアは視線をそらしてそう言った。
「アリアがそういうのなら僕たちは何も言わないよ。だけど忘れないで。僕らはアリアの味方だから。ねえ?」
「そうですよ。私たちはアリアの味方です」
「僕らは何があってもアリアについていくから!」
裕也の言葉にレモンティーアと光夜が頷く。
「ありがとう。二人とも」
アリアはそっと微笑んだ。
自分はなんて幸せ者だと。
(ごめんなさい、すみれさん。だけどあなたなら大丈夫……)
そして心の中ですみれを応援した。
小龍が声を上げた。
「うん……」
すみれは頷いた。
すみれは人気のない廊下で小龍にすべてを話していた。
「どうなっているんだ……。木之本さんの鍵が杖に変わらないのとすみれの攻撃が通用しない……」
小龍は考え込んだ。
「その前の『盾(シールド)』は通用したんだよね?」
「うん。あ……だけど鈴の音が鳴る前だったから分からない。あの後だったらもしかして駄目だったかもしれないし」
「鈴の音か……。何か関係があるかもしれないね。鈴の音が鳴ってから吞み込まれたというわけだし……」
「うん……。そうだね。アップルはこの雨は誰かが意図的に降らせていると言っていたよ」
「誰かが意図をもってやっているか……。楓野には連絡は?」
「昨日からしているんだけど全然。電話に出ないの……」
「電話に出ないか……。わざと出ていないといいんだけどね……」
小龍はそこで窓の外を見やった。相変わらず雨が降っていた。
「早く解決しないといけないのに……」
すみれは雨を眺めながらぽつりと呟いた。
少し時間を戻してロンドン。
プルルルルル
ロンドンの屋敷で電話の音が鳴り響く。
「アリア。出ないの?」
美帆が気を使って促す。
アリアは黙って首を横に振った。
「私にはその資格はない」
「あのことを気にしているなら出てあげればいいのに……」
裕也がそんなことを呟く。
「黙っているだけだとますます不安にさせてしまうわよ」
「分かっている。だけど出ることで余計なことを言ってしまいそうで……。『お父さま』のこととか……」
アリアは視線をそらしてそう言った。
「アリアがそういうのなら僕たちは何も言わないよ。だけど忘れないで。僕らはアリアの味方だから。ねえ?」
「そうですよ。私たちはアリアの味方です」
「僕らは何があってもアリアについていくから!」
裕也の言葉にレモンティーアと光夜が頷く。
「ありがとう。二人とも」
アリアはそっと微笑んだ。
自分はなんて幸せ者だと。
(ごめんなさい、すみれさん。だけどあなたなら大丈夫……)
そして心の中ですみれを応援した。
