第百二十話 さくらの新しい星の力
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すみれは学校につくと席について窓の外を見た。
そこには相変わらず雨が降っていた。
「雨、止まないわね……」
千春が言った。
「うん、昨日からずっと降っているわよね」
沙希はうんざりしているようだった。
「友枝町にしか降っていないんだってね」
「隣町は快晴だって。お姉ちゃんが行ってみたらしいけど一切雨の気配はなかったみたいよ」
真子が姉の実子から聞いた話をする。
姉の実子は隣町でバイトしており、そのためその話を妹にしたとのことだ。また彼女は梅香と桃矢のクラスメイトでもある。
「え~。やっぱりそうなんだ」
瑠衣が感心する。
「これって超常現象かな」
奈緒子はわくわくしていた。
「奈緒子ちゃんったら……」
「相変わらず好きね……」
奈菜と千鶴が呆れた顔をした。
「超常現象っていうのはね」
山崎がにゅっと顔を出す。
「「わわっ!」」
奈緒子とその近くにいた奈菜と千鶴が驚く。
「南極大陸にある一番高い山に住んでいるあるペンギンの仕業らしいよ」
千春ががっくりと肩を落とす。
「なんでも不思議な力を持っていて空も飛べるらしいよ」
「宇宙人かも!」
奈緒子の顔が輝く。
「なんでもアメリカの探検隊が大きな空飛ぶペンギンの形をした何かも話を見たって聞くしね」
「へえ~」
ますます奈緒子は嬉しそうな顔をした。
「また嘘ばっかり……!」
「お疲れ様。千春ちゃん」
瑠衣が慰めるように千春の肩をたたいた。
(この雨は2年前の雨と同じものだと思う。だけどアリアちゃんはロンドンにいるし、もうそんなことをする理由もない……)
千春たちの話を耳にしつつすみれはそんなことを考えた。
(いったいなんで……。それとさくらが落ち込んでいないといいんだけど……)
さくらをちらりと見るとエリオルに花を貰っていた。
(少しは元気が出たのかな……)
そう思っていると駆けてくる音が聞こえた。
「おはよう!」
ちょっと怒りを込めた挨拶を小狼がした。
「おはよう、すみれ」
にこにことほほ笑みながら小龍が入ってくる。
彼はさっきのさくらとエリオルのやり取りを見ていた小狼の反応がおかしくて仕方がないのだ。
「おはようございます。皆さん」
「おはよう」
「おはよう、智世ちゃん、美空」
「おはよう」
小龍も返して席に着く。
「あちらは盛り上がっているみたいですわね」
「なんだかおもしろいことになっているわね」
「二人ともちょっと悪趣味よ」
すみれがたしなめる。
「そんなことを言いつつもすみれも気になっているんでしょう?」
「あ、あはは……」
図星だったすみれは苦笑するしかなかった。
そこには相変わらず雨が降っていた。
「雨、止まないわね……」
千春が言った。
「うん、昨日からずっと降っているわよね」
沙希はうんざりしているようだった。
「友枝町にしか降っていないんだってね」
「隣町は快晴だって。お姉ちゃんが行ってみたらしいけど一切雨の気配はなかったみたいよ」
真子が姉の実子から聞いた話をする。
姉の実子は隣町でバイトしており、そのためその話を妹にしたとのことだ。また彼女は梅香と桃矢のクラスメイトでもある。
「え~。やっぱりそうなんだ」
瑠衣が感心する。
「これって超常現象かな」
奈緒子はわくわくしていた。
「奈緒子ちゃんったら……」
「相変わらず好きね……」
奈菜と千鶴が呆れた顔をした。
「超常現象っていうのはね」
山崎がにゅっと顔を出す。
「「わわっ!」」
奈緒子とその近くにいた奈菜と千鶴が驚く。
「南極大陸にある一番高い山に住んでいるあるペンギンの仕業らしいよ」
千春ががっくりと肩を落とす。
「なんでも不思議な力を持っていて空も飛べるらしいよ」
「宇宙人かも!」
奈緒子の顔が輝く。
「なんでもアメリカの探検隊が大きな空飛ぶペンギンの形をした何かも話を見たって聞くしね」
「へえ~」
ますます奈緒子は嬉しそうな顔をした。
「また嘘ばっかり……!」
「お疲れ様。千春ちゃん」
瑠衣が慰めるように千春の肩をたたいた。
(この雨は2年前の雨と同じものだと思う。だけどアリアちゃんはロンドンにいるし、もうそんなことをする理由もない……)
千春たちの話を耳にしつつすみれはそんなことを考えた。
(いったいなんで……。それとさくらが落ち込んでいないといいんだけど……)
さくらをちらりと見るとエリオルに花を貰っていた。
(少しは元気が出たのかな……)
そう思っていると駆けてくる音が聞こえた。
「おはよう!」
ちょっと怒りを込めた挨拶を小狼がした。
「おはよう、すみれ」
にこにことほほ笑みながら小龍が入ってくる。
彼はさっきのさくらとエリオルのやり取りを見ていた小狼の反応がおかしくて仕方がないのだ。
「おはようございます。皆さん」
「おはよう」
「おはよう、智世ちゃん、美空」
「おはよう」
小龍も返して席に着く。
「あちらは盛り上がっているみたいですわね」
「なんだかおもしろいことになっているわね」
「二人ともちょっと悪趣味よ」
すみれがたしなめる。
「そんなことを言いつつもすみれも気になっているんでしょう?」
「あ、あはは……」
図星だったすみれは苦笑するしかなかった。
