第百十九話 再びの不思議な転校生
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すみれ、さくら、小龍、小狼、知世、智世、美空で学校から帰ることとなった。
その帰り道、なんだか小龍は不機嫌そうだった。
「なんだか李小狼君。不機嫌そうだね……」
「ああ。なんか気に入らないことがあったんだろう……」
ひそひそとささやきあうすみれと小龍。
「李小狼君、なんかあったの?」
さくらが心配になって訊いた。
「え?」
小狼は驚いたように振り返った。
「だってずっと難しい顔してるよ?」
「李小狼君は今日新たな悩みができてしまったんですよね」
知世がほほ笑みながら言った。
「そうそう。とっても難しい悩みだよね~」
小龍も笑顔で弟をからかう。
「なっ! ちが……」
真っ赤になる小狼。
「私に何かできることがあったら言ってね。李小狼君にはクロウカード集めているときにいっぱい助けてもらったから……。今度は私が李小狼君のお手伝いをしたいし」
小狼はその言葉にさくらを見つめ、すぐに下を向いた。
「あ、でも李君たちはもうすぐ香港に帰っちゃうんだよね……」
「え……」
すみれは驚いたように小龍を見た。
聞いていなかったからだ。
しばらく沈黙が流れる。
「帰らない」
「「え!?」」
知世とさくらが驚いたように小狼を見る。
「また当分いる……。いいだろう? 小龍」
「うん、いいよ。僕も帰りづらかったからね」
にこやかに小龍が頷く。
「本当?」
さくらの顔が輝く。
「ああ」
「わあ! そうなんだ!」
さくらが嬉しそうな顔をする。
「よかった!」
さくらの笑顔に小狼の顔が赤くなる。
「あ、あそこのアイスキャンディー美味しいんだよ。私、買ってくる」
さくらがローラーブレードで売店の方へ向かう。
「私も手伝いに行ってくる。この人数だと厳しいでしょう。すみれ、李小龍としっかり話してね」
美空はウインクをしてさくらの後を追いかけた。
「ライバルになりそうな方も登場しましたし、香港に戻るのはしばらくお預けですわね」
知世がほほ笑む。
「だから違う!」
小狼がむきになる。
「それで、小龍? 香港に帰ること聞いていないんだけど?」
すみれが小龍をじろりと睨む。
「ごめん、言いづらくて……」
小龍が俯く。
「まあ気持ちは分かるけど……。今度から一番に行ってよ? 黙ってどこかに行くのはなしだからね?」
「ああ、分かった」
「じゃあ約束」
すみれが指を差し出す。
小龍も指を差し出す。
すみれは小指と小指を重ねて指切りをした。
「指切った!っとこれで約束したからね?」
「うん、今度から一番に言うよ」
小龍は頷いた。
その様子を智世はビデオカメラを撮りだしてこっそりとっていた。
「かわいいですわ。すみれちゃん」
うっとりとそう言ったのだった。
その帰り道、なんだか小龍は不機嫌そうだった。
「なんだか李小狼君。不機嫌そうだね……」
「ああ。なんか気に入らないことがあったんだろう……」
ひそひそとささやきあうすみれと小龍。
「李小狼君、なんかあったの?」
さくらが心配になって訊いた。
「え?」
小狼は驚いたように振り返った。
「だってずっと難しい顔してるよ?」
「李小狼君は今日新たな悩みができてしまったんですよね」
知世がほほ笑みながら言った。
「そうそう。とっても難しい悩みだよね~」
小龍も笑顔で弟をからかう。
「なっ! ちが……」
真っ赤になる小狼。
「私に何かできることがあったら言ってね。李小狼君にはクロウカード集めているときにいっぱい助けてもらったから……。今度は私が李小狼君のお手伝いをしたいし」
小狼はその言葉にさくらを見つめ、すぐに下を向いた。
「あ、でも李君たちはもうすぐ香港に帰っちゃうんだよね……」
「え……」
すみれは驚いたように小龍を見た。
聞いていなかったからだ。
しばらく沈黙が流れる。
「帰らない」
「「え!?」」
知世とさくらが驚いたように小狼を見る。
「また当分いる……。いいだろう? 小龍」
「うん、いいよ。僕も帰りづらかったからね」
にこやかに小龍が頷く。
「本当?」
さくらの顔が輝く。
「ああ」
「わあ! そうなんだ!」
さくらが嬉しそうな顔をする。
「よかった!」
さくらの笑顔に小狼の顔が赤くなる。
「あ、あそこのアイスキャンディー美味しいんだよ。私、買ってくる」
さくらがローラーブレードで売店の方へ向かう。
「私も手伝いに行ってくる。この人数だと厳しいでしょう。すみれ、李小龍としっかり話してね」
美空はウインクをしてさくらの後を追いかけた。
「ライバルになりそうな方も登場しましたし、香港に戻るのはしばらくお預けですわね」
知世がほほ笑む。
「だから違う!」
小狼がむきになる。
「それで、小龍? 香港に帰ること聞いていないんだけど?」
すみれが小龍をじろりと睨む。
「ごめん、言いづらくて……」
小龍が俯く。
「まあ気持ちは分かるけど……。今度から一番に行ってよ? 黙ってどこかに行くのはなしだからね?」
「ああ、分かった」
「じゃあ約束」
すみれが指を差し出す。
小龍も指を差し出す。
すみれは小指と小指を重ねて指切りをした。
「指切った!っとこれで約束したからね?」
「うん、今度から一番に言うよ」
小龍は頷いた。
その様子を智世はビデオカメラを撮りだしてこっそりとっていた。
「かわいいですわ。すみれちゃん」
うっとりとそう言ったのだった。
