3.掴んだ手がかり
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あの声は……」
リリナはベッドに横になっていた。
どうやら自分しか聞こえない声のようだった。
(狭い檻の中……)
どう見てもあのナキネズミの声にしか聞こえなかった。
(なんで私だけ……。いったい、何を伝えたかったの?)
そう思ううちにリリナは別の場所へといた。
白い美しい壁が続く廊下。
(ここはどこ? さっきまでいた部屋じゃない……?)
辺りをきょろきょろと見回す。
やがてリリナの部屋の前にドアが現れた。
そのドアを思わずくぐってしまう。
部屋の中は月の光のように優しい光で満ちていた。
「げほっ、ごほっ」
誰かが咳き込んでいる音がする。
「しっかりしてください、セレーネ」
誰かが背中をさする。
「だ、大丈夫。さ、探さなければ……」
女の人の声がする。彼女が咳き込んでいるようだった。
「無理しないでください! もう三週間も探しているんですよ!?」
その誰かが叫んだ。
声からして少年のようだった。
「ゆっくり休んで……」
「休んでなんかいられない。こうしている間にあの子は人類に見つかってしまうかもしれないから」
「だからと言って休みなしは……。僕たちも探しますから。それに……」
「それに?」
「そんな顔色だとリリナにあったとき、逆に心配されますよ」
「ふふっ。心配してくれるの? ジョミー」
女の人が笑う。
「心配しますよ。あなたはミュウの支えであるプロテクター・セレーネなんですから」
「それだけ?」
「僕個人としてもあなたを心配しています。だから半日だけでもいい。ゆっくり休んで」
「ふふ。ありがとう、ジョミー。ではお言葉に甘えて休むわね」
「その間の艦のことは僕にお任せください」
「頼むわよ。ソルジャー・シン」
セレーネと呼ばれた女の人は笑った。
そこで今まで見えなかった二人の顔があらわになる。
「……!」
リリナの目が見開かれる。片方が兄と慕うジョミーだったのだ。なぜか不思議な衣装を着ていて四年前と変わらぬ容姿をしていた。
「に…」
声をかけようとした途端、リリナは別の部屋に移動していた。
《また移動……。ここはさっきのCブロック……》
なぜか真っ暗闇だった。
リリナは暗闇の中でも何かを探さなければいけないと思った。
やがて暗闇の中で光るナキネズミがいた。
《お前は……》
すうっと檻の中に手を入れるとナキネズミを抱くことに成功した。
「キュウ……」
ナキネズミは鳴いた。
《いい子ね……。無事に旅ができるように祈っているわ》
リリナの腕からナキネズミに何かが注ぎ込まれ、青く包み込んだ。
しばらくナキネズミを抱きしめるとリリナは元の檻に戻した。
「キュウ……」
その声を最後にリリナは目を覚ました。
なぜか長距離を走ったかのように汗びっしょりだった。
「夢……」
リリナにとってはリアルな夢だった。
兄と慕うジョミーや先ほどのナキネズミが出てきた。
「ショートスリーパー壊れているのかしら……」
夢さえ見ないと評判のステーションのスリーパーだったはずだが。
(まあたまに見る奴もいるって聞くし……)
たまたま引っかかっただけだろうとリリナは気にしないことにした。
「さて、シャワー、シャワー」
部屋を出てシャワーを浴びることにリリナはした。
リリナはベッドに横になっていた。
どうやら自分しか聞こえない声のようだった。
(狭い檻の中……)
どう見てもあのナキネズミの声にしか聞こえなかった。
(なんで私だけ……。いったい、何を伝えたかったの?)
そう思ううちにリリナは別の場所へといた。
白い美しい壁が続く廊下。
(ここはどこ? さっきまでいた部屋じゃない……?)
辺りをきょろきょろと見回す。
やがてリリナの部屋の前にドアが現れた。
そのドアを思わずくぐってしまう。
部屋の中は月の光のように優しい光で満ちていた。
「げほっ、ごほっ」
誰かが咳き込んでいる音がする。
「しっかりしてください、セレーネ」
誰かが背中をさする。
「だ、大丈夫。さ、探さなければ……」
女の人の声がする。彼女が咳き込んでいるようだった。
「無理しないでください! もう三週間も探しているんですよ!?」
その誰かが叫んだ。
声からして少年のようだった。
「ゆっくり休んで……」
「休んでなんかいられない。こうしている間にあの子は人類に見つかってしまうかもしれないから」
「だからと言って休みなしは……。僕たちも探しますから。それに……」
「それに?」
「そんな顔色だとリリナにあったとき、逆に心配されますよ」
「ふふっ。心配してくれるの? ジョミー」
女の人が笑う。
「心配しますよ。あなたはミュウの支えであるプロテクター・セレーネなんですから」
「それだけ?」
「僕個人としてもあなたを心配しています。だから半日だけでもいい。ゆっくり休んで」
「ふふ。ありがとう、ジョミー。ではお言葉に甘えて休むわね」
「その間の艦のことは僕にお任せください」
「頼むわよ。ソルジャー・シン」
セレーネと呼ばれた女の人は笑った。
そこで今まで見えなかった二人の顔があらわになる。
「……!」
リリナの目が見開かれる。片方が兄と慕うジョミーだったのだ。なぜか不思議な衣装を着ていて四年前と変わらぬ容姿をしていた。
「に…」
声をかけようとした途端、リリナは別の部屋に移動していた。
《また移動……。ここはさっきのCブロック……》
なぜか真っ暗闇だった。
リリナは暗闇の中でも何かを探さなければいけないと思った。
やがて暗闇の中で光るナキネズミがいた。
《お前は……》
すうっと檻の中に手を入れるとナキネズミを抱くことに成功した。
「キュウ……」
ナキネズミは鳴いた。
《いい子ね……。無事に旅ができるように祈っているわ》
リリナの腕からナキネズミに何かが注ぎ込まれ、青く包み込んだ。
しばらくナキネズミを抱きしめるとリリナは元の檻に戻した。
「キュウ……」
その声を最後にリリナは目を覚ました。
なぜか長距離を走ったかのように汗びっしょりだった。
「夢……」
リリナにとってはリアルな夢だった。
兄と慕うジョミーや先ほどのナキネズミが出てきた。
「ショートスリーパー壊れているのかしら……」
夢さえ見ないと評判のステーションのスリーパーだったはずだが。
(まあたまに見る奴もいるって聞くし……)
たまたま引っかかっただけだろうとリリナは気にしないことにした。
「さて、シャワー、シャワー」
部屋を出てシャワーを浴びることにリリナはした。
