3.掴んだ手がかり
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「え~。諸君。講義の前に大事なお知らせがある」
宇宙力学の授業を受けているとプロフェッサーがそんなことを授業の前に言った。
「貨物船『ベガ』が故障し、ステーション・E-1077に二日後に立ち寄ることとなった。あちらの好意で貨物をCブロックにて一部展示することとなったので見る際には十分注意するように。一部諸君には危険なものもある。だが将来のためには役に立つと思うので見たいものは見て構わん。貨物は一週間展示される予定だ」
その言葉に講義室がざわつく。
「貨物の一部展示ですって! どんなものが展示されるんだろうね?」
ケイトが興奮気味に言った。
「どんなものだろう? 展示されたら見に行かない?」
「もちろん! こんな機会滅多にないもの」
「二人とも興奮しすぎだよ」
ハリーがケイトとリリナをたしなめる。
「そんなこと言ってハリーだって興奮しているくせに」
「そうそう。さっきからカメラいじってばかりだよ」
「ばっ。これは後学のために……!」
ハリーが真っ赤になってカメラを隠す。
「そんなに否定しなくてもいいのに」
「そうそう。誰もが楽しみにしているんだから。ね、イレーヌ」
ケイトが笑いかける。
「そうかな。後学のために見に行きたいとは思うが楽しみって程ではないな。どうせ二日後には観ることができるんだ」
「もう夢がないな~」
リリナは真面目なイレーヌに呆れた。
「でもそれがイレーヌらしいよ」
ケイトはイレーヌらしいと言った。
「まあそうだけどさ~」
「おい、話している場合か。先生の講義が始まるぞ」
「「は~い」」
イレーヌに注意されて二人は講義に集中し始めた。
宇宙力学の授業を受けているとプロフェッサーがそんなことを授業の前に言った。
「貨物船『ベガ』が故障し、ステーション・E-1077に二日後に立ち寄ることとなった。あちらの好意で貨物をCブロックにて一部展示することとなったので見る際には十分注意するように。一部諸君には危険なものもある。だが将来のためには役に立つと思うので見たいものは見て構わん。貨物は一週間展示される予定だ」
その言葉に講義室がざわつく。
「貨物の一部展示ですって! どんなものが展示されるんだろうね?」
ケイトが興奮気味に言った。
「どんなものだろう? 展示されたら見に行かない?」
「もちろん! こんな機会滅多にないもの」
「二人とも興奮しすぎだよ」
ハリーがケイトとリリナをたしなめる。
「そんなこと言ってハリーだって興奮しているくせに」
「そうそう。さっきからカメラいじってばかりだよ」
「ばっ。これは後学のために……!」
ハリーが真っ赤になってカメラを隠す。
「そんなに否定しなくてもいいのに」
「そうそう。誰もが楽しみにしているんだから。ね、イレーヌ」
ケイトが笑いかける。
「そうかな。後学のために見に行きたいとは思うが楽しみって程ではないな。どうせ二日後には観ることができるんだ」
「もう夢がないな~」
リリナは真面目なイレーヌに呆れた。
「でもそれがイレーヌらしいよ」
ケイトはイレーヌらしいと言った。
「まあそうだけどさ~」
「おい、話している場合か。先生の講義が始まるぞ」
「「は~い」」
イレーヌに注意されて二人は講義に集中し始めた。
