1.星降る夜に起きたこと
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53枚目のリディアカードが発動したことも知らずにすみれは夜道を歩いていた。
「あ~。でもクロウカードの主が決まってよかったね」
すみれはにこにこと言った。
「ほんまやで。『樹(ウッド)』のカードが跳ね返されたときはもうだめかと思うたけど……。あの姉ちゃんのおかげやな」
ケルベロスが頷く。
「本当だね。観月先生ありがとうございました」
さくらがお礼を言う。
「先生、ありがとうございました」
すみれも頭を下げる。
「いいえ。私はただもう一度チャンスを与えただけ。それを活かしたのはさくらちゃん自身よ」
観月先生こと歌帆は首を横に振った。
「そんな……。私だけだったら最後のチャンスも与えられなかったですし……。助かったのは事実です」
さくらは照れながらそう言った。
「そういえば思うたんやけど……。クロウってこのことを予期していたんやろうか」
「この世に偶然なんてない、あるのは必然だけとクロウはよく言っていたからありえそうじゃない? リディア以上に性格悪かったし……」
アップルティーアが吐き捨てる。
「確かにありえそうやな。あの性悪なら。きっとこの結果も腹を抱えて笑うとるに決まとる!」
ケルベロスは決めつけた。
「そういうの分かるのはクロウ・リードだけじゃないかしら?」
歌帆が苦笑する。
「でも……李小狼君には悪かったかな。あんなに頑張ったのに。ごめんね、李君」
さくらがちらりと小狼を見る。
「カードの新しい主が決まって『災い』が起きないならそれでいい」
小狼はきっぱりとそう言った。
「でも……」
「気にしないでいいよ。小狼は『災い』が起きないようにクロウカードを集めていたんだから。それにこの結果は小狼の実力不足だしね」
実兄の小龍は小狼に厳しい。
「そ、そうなんだ……」
「厳しいわね……」
弟のことをすっぱりと言い切った小龍にすみれもさくらも何といえばいいのか分からなかった。
「そんなことより夏休みどうする?」
美空が空気を変えようと話を夏休みに持っていく。
「そういえば……」
そこからは夏休みの予定で盛り上がる。
そのせいだろうか。美空の鞄の中にあったすみれカードから一枚のカードが外に飛び出し、どこかへと行ってしまったことに気づかなかった。
「あ~。でもクロウカードの主が決まってよかったね」
すみれはにこにこと言った。
「ほんまやで。『樹(ウッド)』のカードが跳ね返されたときはもうだめかと思うたけど……。あの姉ちゃんのおかげやな」
ケルベロスが頷く。
「本当だね。観月先生ありがとうございました」
さくらがお礼を言う。
「先生、ありがとうございました」
すみれも頭を下げる。
「いいえ。私はただもう一度チャンスを与えただけ。それを活かしたのはさくらちゃん自身よ」
観月先生こと歌帆は首を横に振った。
「そんな……。私だけだったら最後のチャンスも与えられなかったですし……。助かったのは事実です」
さくらは照れながらそう言った。
「そういえば思うたんやけど……。クロウってこのことを予期していたんやろうか」
「この世に偶然なんてない、あるのは必然だけとクロウはよく言っていたからありえそうじゃない? リディア以上に性格悪かったし……」
アップルティーアが吐き捨てる。
「確かにありえそうやな。あの性悪なら。きっとこの結果も腹を抱えて笑うとるに決まとる!」
ケルベロスは決めつけた。
「そういうの分かるのはクロウ・リードだけじゃないかしら?」
歌帆が苦笑する。
「でも……李小狼君には悪かったかな。あんなに頑張ったのに。ごめんね、李君」
さくらがちらりと小狼を見る。
「カードの新しい主が決まって『災い』が起きないならそれでいい」
小狼はきっぱりとそう言った。
「でも……」
「気にしないでいいよ。小狼は『災い』が起きないようにクロウカードを集めていたんだから。それにこの結果は小狼の実力不足だしね」
実兄の小龍は小狼に厳しい。
「そ、そうなんだ……」
「厳しいわね……」
弟のことをすっぱりと言い切った小龍にすみれもさくらも何といえばいいのか分からなかった。
「そんなことより夏休みどうする?」
美空が空気を変えようと話を夏休みに持っていく。
「そういえば……」
そこからは夏休みの予定で盛り上がる。
そのせいだろうか。美空の鞄の中にあったすみれカードから一枚のカードが外に飛び出し、どこかへと行ってしまったことに気づかなかった。
