10.すべてが終わった後で
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「この度は私いえリディア・リードのせいで大変ご迷惑をおかけしました」
お茶の準備が終わるとアリアは頭を下げた。
「ううん。アリアちゃんのせいじゃないもの。それにアドバイスとかありがとう。おかげでこのカードと新しい友達になれたもの……」
すみれはにっこりと笑った。
「すみれさん……。ですがそれは結果的にそうなっただけで一歩間違えればあなたは大事なものを失っていました……」
アリアはうなだれる。
「終わったことをぐじぐじ言っても仕方ないじゃない。すみれは大切なものを失わなかった。奇跡みたいな出来事だけどそういうことを起こせる子だって知ってるでしょう?」
アップルティーアが慰める。
「アップルの言うとおりね。ほら私たち、何度も言ったでしょう?」
「アリアのことを恨んだりしていないって」
ほら見たことかと美帆と裕也が言った。
「……二人の言う通りだったね」
アリアは頬をふっと緩めた。
「……一つ聞きたい」
今まで黙っていたルナが口を開いた。
「なんだい、ルナ」
「今回の53枚目のリディアカードがあることは前もって伝えることはできなかったのか? 伝えていれば主だって……」
ルナは発動前に伝えていれば今回のことは避けられたのではと考えた。
「そうできたらよかったんだけどね……」
アリアはふうとため息をついた。
「どうやら私が持っているリディアの記憶は完全ではないみたいなんです」
「完全ではない?」
小龍が言葉を繰り返す。
「かけているところがあるってこと?」
美空が訊いた。
「ああ。リディアが生まれ変わる際に意図的に記憶をいくつか封印したようです」
「記憶を封印って何のためにでしょう?」
智世は首を傾げた。
「さあ? ただ面白そうだからとか予想もできないことが起きて楽しそうとかはありそうですね」
「「ああ~……」」
ルナとアップルティーアは納得した。
リディアはそういったはた迷惑な性質を持っていたのだ。
「さ。深刻な話はここまでにしてあとは楽しい話をしましょう?」
美帆が手をたたいて話を切り替える。
「せっかくならお茶にふさわしい話をしたいよね? おかわりたくさんあるよ?」
「わ~い! たくさん食べようっと」
アップルティーアが飛び上がる。
「もうアップルったら……」
すみれは苦笑した。
「相変わらずですね。あなたは」
「食べたいものを食べる! それが一番だからね」
アップルティーアは胸をはった。
「ははは。それでここ二年くらい何があったか教えてよ」
裕也が促す。
「はい。それでですね~」
すみれは裕也や美帆にあった出来事をはなしたのだった。
お茶の準備が終わるとアリアは頭を下げた。
「ううん。アリアちゃんのせいじゃないもの。それにアドバイスとかありがとう。おかげでこのカードと新しい友達になれたもの……」
すみれはにっこりと笑った。
「すみれさん……。ですがそれは結果的にそうなっただけで一歩間違えればあなたは大事なものを失っていました……」
アリアはうなだれる。
「終わったことをぐじぐじ言っても仕方ないじゃない。すみれは大切なものを失わなかった。奇跡みたいな出来事だけどそういうことを起こせる子だって知ってるでしょう?」
アップルティーアが慰める。
「アップルの言うとおりね。ほら私たち、何度も言ったでしょう?」
「アリアのことを恨んだりしていないって」
ほら見たことかと美帆と裕也が言った。
「……二人の言う通りだったね」
アリアは頬をふっと緩めた。
「……一つ聞きたい」
今まで黙っていたルナが口を開いた。
「なんだい、ルナ」
「今回の53枚目のリディアカードがあることは前もって伝えることはできなかったのか? 伝えていれば主だって……」
ルナは発動前に伝えていれば今回のことは避けられたのではと考えた。
「そうできたらよかったんだけどね……」
アリアはふうとため息をついた。
「どうやら私が持っているリディアの記憶は完全ではないみたいなんです」
「完全ではない?」
小龍が言葉を繰り返す。
「かけているところがあるってこと?」
美空が訊いた。
「ああ。リディアが生まれ変わる際に意図的に記憶をいくつか封印したようです」
「記憶を封印って何のためにでしょう?」
智世は首を傾げた。
「さあ? ただ面白そうだからとか予想もできないことが起きて楽しそうとかはありそうですね」
「「ああ~……」」
ルナとアップルティーアは納得した。
リディアはそういったはた迷惑な性質を持っていたのだ。
「さ。深刻な話はここまでにしてあとは楽しい話をしましょう?」
美帆が手をたたいて話を切り替える。
「せっかくならお茶にふさわしい話をしたいよね? おかわりたくさんあるよ?」
「わ~い! たくさん食べようっと」
アップルティーアが飛び上がる。
「もうアップルったら……」
すみれは苦笑した。
「相変わらずですね。あなたは」
「食べたいものを食べる! それが一番だからね」
アップルティーアは胸をはった。
「ははは。それでここ二年くらい何があったか教えてよ」
裕也が促す。
「はい。それでですね~」
すみれは裕也や美帆にあった出来事をはなしたのだった。
