9.最後の封印
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『無』のカードを風が包み込む。
(小龍……この気持ちがなくなってもまた……)
すみれは小龍のことを思う。この気持ちがなくなるのは嫌だが、また彼に恋すると思えた。
そして一拍おいてすみれは続きの呪文を言った。
「リディアの創りしカードよ。古き姿を捨て生まれ変われ! 新たな主、すみれの名のもとに!」
風が一段を強くなり、小龍を球体が覆った。なぜか彼がそこにいたのだ。
「小龍!」
すみれは小龍の元へと走った。
「やっぱり僕みたいだね」
小龍は自分の運命を受け入れていた。
「今日一日ですみれは何枚のカードを使ったんだから当然だね。僕はなんどでも君を好きになるよ」
「小龍……!」
すみれの目から涙が零れ落ちる。
気持ちがなくなるのは自分だと思っていたのにまさか小龍になるとは思わなかったのだ。
「うう……!」
そんなすみれの涙に反応したのだろうか。彼女のポケットからカードが出てくる。名前のないカードだ。
「あ……!」
あたりを光が包み込み、すみれは思わず目を閉じた。
『大丈夫だよ。絶対』
そんななか一枚のカードがすみれの手元にやってくる。
(あれ? このカード……)
すみれは手元のカードが予想していたものと違っていた。ハートを持って『希望(ホープ)』と書かれていた。
「希望……」
すみれは顔を上げた。
「小龍」
意を決して小龍に話しかける。
「すみれ」
その声がとてもやさしくていつもの呼び方だった。
それだけですみれはすべてを悟った。
小龍の記憶は奪われていない。いつもの彼だった。
「小龍。大好き!」
すみれは小龍に飛びついた。
「僕もだよ。すみれ」
小龍は優しく抱きしめた。
その外では町の人たちが目覚め始め、どうして自分たちはここにいるのだろうと不思議に思っていた。
ビルの外では仮の姿のアップルティーアが聖奈に見つかって慌てていたし、智世と美空はさくらやあやめたちが元に戻ってきてほっとしていた。
夏の友枝町はすべて元にもどっていた。
(小龍……この気持ちがなくなってもまた……)
すみれは小龍のことを思う。この気持ちがなくなるのは嫌だが、また彼に恋すると思えた。
そして一拍おいてすみれは続きの呪文を言った。
「リディアの創りしカードよ。古き姿を捨て生まれ変われ! 新たな主、すみれの名のもとに!」
風が一段を強くなり、小龍を球体が覆った。なぜか彼がそこにいたのだ。
「小龍!」
すみれは小龍の元へと走った。
「やっぱり僕みたいだね」
小龍は自分の運命を受け入れていた。
「今日一日ですみれは何枚のカードを使ったんだから当然だね。僕はなんどでも君を好きになるよ」
「小龍……!」
すみれの目から涙が零れ落ちる。
気持ちがなくなるのは自分だと思っていたのにまさか小龍になるとは思わなかったのだ。
「うう……!」
そんなすみれの涙に反応したのだろうか。彼女のポケットからカードが出てくる。名前のないカードだ。
「あ……!」
あたりを光が包み込み、すみれは思わず目を閉じた。
『大丈夫だよ。絶対』
そんななか一枚のカードがすみれの手元にやってくる。
(あれ? このカード……)
すみれは手元のカードが予想していたものと違っていた。ハートを持って『希望(ホープ)』と書かれていた。
「希望……」
すみれは顔を上げた。
「小龍」
意を決して小龍に話しかける。
「すみれ」
その声がとてもやさしくていつもの呼び方だった。
それだけですみれはすべてを悟った。
小龍の記憶は奪われていない。いつもの彼だった。
「小龍。大好き!」
すみれは小龍に飛びついた。
「僕もだよ。すみれ」
小龍は優しく抱きしめた。
その外では町の人たちが目覚め始め、どうして自分たちはここにいるのだろうと不思議に思っていた。
ビルの外では仮の姿のアップルティーアが聖奈に見つかって慌てていたし、智世と美空はさくらやあやめたちが元に戻ってきてほっとしていた。
夏の友枝町はすべて元にもどっていた。
