7.奪われていくカード
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「あと16枚……。あのカードが言っていた通りだ……」
すみれは俯いた。
「だいぶ盗られちゃったわね……」
「うん……」
力なく頷く。
ふと時計をみるとそろそろ出かける時間だった。
「今日は美空や智世ちゃん、小龍と出かける予定があったんだ……」
「美空や智世だけじゃなく若造とも?」
ちょっとアップルティーアは嫌な顔をした。
「もう若造じゃなくて小龍だって……。全く……」
相変わらず小龍のことが気に入らないアップルティーアに苦笑する。
「アップルも行かない?」
「行く。この状況ですみれから離れられない」
アップルティーアは真顔で頷く。
「分かった。鞄に入って」
手に持っている鞄にアップルティーアを入れる。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
藤隆がにこやかに送り出してくれる。
すみれは急いで待ち合わせ場所に向かった。
「お待たせ!」
「待ってないよ」
「いえ、今来たところですわ」
「大丈夫。時間通りだ」
三人は待っていないことを伝えてくれる。
「よかった……」
すみれはちょっとほっとした。
「よっ!」
「アップルもこんにちは」
「アップルも来たのね」
にこやかに智世と美空が挨拶をしてくれる。
「そういえば今日は何の集まりなの?」
すみれが訊いた。
「何も聞いていなかったの?」
「気分転換にってだけ……」
「そういえばそうですわね。集めたのは美空ちゃんですし……」
「言葉の意味よ。夏休み色々ありすぎるでしょう? 気分を変えたっていいと思わない?」
美空がウィンクする。
「じゃあなんで僕も?」
「紅花さんにこのままだと夏休みも鍛錬で終わりそうだから外に連れ出してくれって言われたから」
あっさりと答える美空。
「叔母上……」
小龍は額を抑える。
気遣いはありがたかったもののいきなり言わないでほしいと思った。
確かに小狼に比べ休憩はとっていなかったかもしれないが。
「とてもいい叔母さんだね」
「まあな。ただ愉快犯なところがあるんだ……」
そういうところが香港にいる姉を思い出させてたまにどきりとさせられるのだ。
「さあ行きましょう。おいしいジェラートのお店があるのよ!」
「ジェラート! 行こう行こう!」
すみれは笑顔で駆けだしていった。
「すみれちゃん、笑顔になってよかったですわ」
「ああ。そうだな……」
願わくばこの笑顔がずっと続いてほしいと小龍は願った。
すみれは俯いた。
「だいぶ盗られちゃったわね……」
「うん……」
力なく頷く。
ふと時計をみるとそろそろ出かける時間だった。
「今日は美空や智世ちゃん、小龍と出かける予定があったんだ……」
「美空や智世だけじゃなく若造とも?」
ちょっとアップルティーアは嫌な顔をした。
「もう若造じゃなくて小龍だって……。全く……」
相変わらず小龍のことが気に入らないアップルティーアに苦笑する。
「アップルも行かない?」
「行く。この状況ですみれから離れられない」
アップルティーアは真顔で頷く。
「分かった。鞄に入って」
手に持っている鞄にアップルティーアを入れる。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
藤隆がにこやかに送り出してくれる。
すみれは急いで待ち合わせ場所に向かった。
「お待たせ!」
「待ってないよ」
「いえ、今来たところですわ」
「大丈夫。時間通りだ」
三人は待っていないことを伝えてくれる。
「よかった……」
すみれはちょっとほっとした。
「よっ!」
「アップルもこんにちは」
「アップルも来たのね」
にこやかに智世と美空が挨拶をしてくれる。
「そういえば今日は何の集まりなの?」
すみれが訊いた。
「何も聞いていなかったの?」
「気分転換にってだけ……」
「そういえばそうですわね。集めたのは美空ちゃんですし……」
「言葉の意味よ。夏休み色々ありすぎるでしょう? 気分を変えたっていいと思わない?」
美空がウィンクする。
「じゃあなんで僕も?」
「紅花さんにこのままだと夏休みも鍛錬で終わりそうだから外に連れ出してくれって言われたから」
あっさりと答える美空。
「叔母上……」
小龍は額を抑える。
気遣いはありがたかったもののいきなり言わないでほしいと思った。
確かに小狼に比べ休憩はとっていなかったかもしれないが。
「とてもいい叔母さんだね」
「まあな。ただ愉快犯なところがあるんだ……」
そういうところが香港にいる姉を思い出させてたまにどきりとさせられるのだ。
「さあ行きましょう。おいしいジェラートのお店があるのよ!」
「ジェラート! 行こう行こう!」
すみれは笑顔で駆けだしていった。
「すみれちゃん、笑顔になってよかったですわ」
「ああ。そうだな……」
願わくばこの笑顔がずっと続いてほしいと小龍は願った。
