7.奪われていくカード
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「昨日まではあったみたいなんだけど……。今朝になったら急に消えちゃったの」
「いきなりやで? びっくりや」
友枝公園に向かいながらさくらたちが説明してくれる。
「なんで急に……」
「分からん。クロウカードのせいではないんやが……。なんか知っとるか?」
「え? ええ、どうだろう……」
「ど、どうでしょうね……?」
さくらたちを心配させまいと話してなかったすみれとアップルティーアは苦笑いしてごまかすしかなかった。
「あそこ!」
さくらが公園に入る。
公園は多くの人でにぎわっていた。
みんな不安そうにこそこそと話している。
すみれたちが前に行くとあるはずのものがなかった。
「ペンギン大王がない……!」
ペンギン大王の名前で親しまれている友枝公園の名物が無くなっていた。
「なんで~~!?」
すみれの悲鳴が響き渡った。
「さくらとすみれも来たんだ。びっくりだよね」
その場所に来ていたあやめが話しかけてくる。
「昨日まではあったんだよね?」
さくらとあやめに訊く。
「私はここを通っていないから知らないけどあったみたい……」
「私は昨日実世ちゃんと通ったの。その時はあったわ!」
あやめが断言する。
「一晩で消えた……」
すみれは考え込んだ。
(これって無のカードの仕業だよね……? だんだんこっちに近づいてきている……?)
ポケットの中のすみれカードをぎゅっと握りしめる。
「すみれ!」
「すみれちゃん!」
「お~い!」
そこへ美空、智世、小龍がやってきた。
その後ろには知世と小狼がいる。
「みんな……」
すみれは小龍たちの元へと向かい、さくらは知世と小狼の元へと向かった。
「ペンギン大王が消えたんだって!?」
「うん。あそこ……」
美空に問われてすみれは頷いた。
「『無』のカードの仕業か……。次から次へと消していく気みたいだな……」
小龍が厳しい顔をする。
「さくらがちょっと不審に思っているみたい」
「僕もだ。いったい何の仕業なのかって聞かれたよ」
小龍はごまかしたようだ。すみれもそうだった。
「このままだとこの町全部消していくつもりかもしれない」
「そんな……!」
すみれが小龍に詰め寄った時だった。
ペンギン大王の周りに球体が現れて地面を消していく。
「『無』のカードか! すみれ、『眠(スリープ)』だ!」
「こちらへ」
智世が見えないところへと案内する。
「うん! 『眠(スリープ)』!」
すみれは魔法を使った。
次から次へと人々が眠っていく。
さくらも小狼もあやめも。
「どうして! どうしてカードを奪っていくの!」
次から次へと地面を消していく『無』のカードにすみれは訊く。
『返してもらうため……』
『無』のカードはそれだけを言った。
「え? ってきゃあ!」
すみれのカードが何枚か奪われる。
そして『眠(スリープ)』のカードも効果が切れて『無』のカードの元へと向かう。
「またカードが……」
『あと16枚……』
満足した『無』のカードはすうっと消えた。
あとには消えた地面と眠りについた人々だけが残された。
「いきなりやで? びっくりや」
友枝公園に向かいながらさくらたちが説明してくれる。
「なんで急に……」
「分からん。クロウカードのせいではないんやが……。なんか知っとるか?」
「え? ええ、どうだろう……」
「ど、どうでしょうね……?」
さくらたちを心配させまいと話してなかったすみれとアップルティーアは苦笑いしてごまかすしかなかった。
「あそこ!」
さくらが公園に入る。
公園は多くの人でにぎわっていた。
みんな不安そうにこそこそと話している。
すみれたちが前に行くとあるはずのものがなかった。
「ペンギン大王がない……!」
ペンギン大王の名前で親しまれている友枝公園の名物が無くなっていた。
「なんで~~!?」
すみれの悲鳴が響き渡った。
「さくらとすみれも来たんだ。びっくりだよね」
その場所に来ていたあやめが話しかけてくる。
「昨日まではあったんだよね?」
さくらとあやめに訊く。
「私はここを通っていないから知らないけどあったみたい……」
「私は昨日実世ちゃんと通ったの。その時はあったわ!」
あやめが断言する。
「一晩で消えた……」
すみれは考え込んだ。
(これって無のカードの仕業だよね……? だんだんこっちに近づいてきている……?)
ポケットの中のすみれカードをぎゅっと握りしめる。
「すみれ!」
「すみれちゃん!」
「お~い!」
そこへ美空、智世、小龍がやってきた。
その後ろには知世と小狼がいる。
「みんな……」
すみれは小龍たちの元へと向かい、さくらは知世と小狼の元へと向かった。
「ペンギン大王が消えたんだって!?」
「うん。あそこ……」
美空に問われてすみれは頷いた。
「『無』のカードの仕業か……。次から次へと消していく気みたいだな……」
小龍が厳しい顔をする。
「さくらがちょっと不審に思っているみたい」
「僕もだ。いったい何の仕業なのかって聞かれたよ」
小龍はごまかしたようだ。すみれもそうだった。
「このままだとこの町全部消していくつもりかもしれない」
「そんな……!」
すみれが小龍に詰め寄った時だった。
ペンギン大王の周りに球体が現れて地面を消していく。
「『無』のカードか! すみれ、『眠(スリープ)』だ!」
「こちらへ」
智世が見えないところへと案内する。
「うん! 『眠(スリープ)』!」
すみれは魔法を使った。
次から次へと人々が眠っていく。
さくらも小狼もあやめも。
「どうして! どうしてカードを奪っていくの!」
次から次へと地面を消していく『無』のカードにすみれは訊く。
『返してもらうため……』
『無』のカードはそれだけを言った。
「え? ってきゃあ!」
すみれのカードが何枚か奪われる。
そして『眠(スリープ)』のカードも効果が切れて『無』のカードの元へと向かう。
「またカードが……」
『あと16枚……』
満足した『無』のカードはすうっと消えた。
あとには消えた地面と眠りについた人々だけが残された。
