5.53枚目のリディアカード
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アリアは切れた受話器を降ろした
「ふう……」
思わずため息を漏らす。
「アリア、切れたの?」
すぐそばで聞いていた美帆が訊く。
「ええ。通話していたことに気づいて電話線ごと無くしてしまったの。予想以上の力ね……」
『無』のカードの力はアリアの予想以上だった。
遠く離れたロンドンにいるアリアが自分に不都合なことを話していると気づき電話線を文字通り無くしてしまったのだ。
「すみれさんは大丈夫だろうか……」
アリアは遠くを見つめた。
リディアカード52枚の力を1枚で持つ『無』のカード。すみれは大丈夫だろうか。
「それでどうするんだい?」
急かすように裕也が訊いてきた。
あまり猶予はなかった。『無』のカードは恐ろしいスピードでものを消したり、すみれカードを盗っていっている。おそらく今年の夏にはすべて取ってしまうだろうと思った。
「決まっている」
アリアは立ち上がった。
「日本に行く」
「そう来ると思ったよ。リュヌもレモンティーヌも準備をするよ。姉さんは自分のものだけ詰めて」
ドジな姉がこれ以上周りを巻き込まないように裕也は釘を刺した。
「「は~い」」
「分かったわ。さてトランクはどこかしら……。きゃっ!」
美帆は何もないところで躓く。
「もう、姉さんったら……。トランクはここだよ」
裕也が美帆を部屋に連れていく。
それをほほえましそうに見ながらもアリアはある決意を固めていた。
(何もできなくても……遅いかもしれないけれど……今行きます。すみれさん……!)
「ふう……」
思わずため息を漏らす。
「アリア、切れたの?」
すぐそばで聞いていた美帆が訊く。
「ええ。通話していたことに気づいて電話線ごと無くしてしまったの。予想以上の力ね……」
『無』のカードの力はアリアの予想以上だった。
遠く離れたロンドンにいるアリアが自分に不都合なことを話していると気づき電話線を文字通り無くしてしまったのだ。
「すみれさんは大丈夫だろうか……」
アリアは遠くを見つめた。
リディアカード52枚の力を1枚で持つ『無』のカード。すみれは大丈夫だろうか。
「それでどうするんだい?」
急かすように裕也が訊いてきた。
あまり猶予はなかった。『無』のカードは恐ろしいスピードでものを消したり、すみれカードを盗っていっている。おそらく今年の夏にはすべて取ってしまうだろうと思った。
「決まっている」
アリアは立ち上がった。
「日本に行く」
「そう来ると思ったよ。リュヌもレモンティーヌも準備をするよ。姉さんは自分のものだけ詰めて」
ドジな姉がこれ以上周りを巻き込まないように裕也は釘を刺した。
「「は~い」」
「分かったわ。さてトランクはどこかしら……。きゃっ!」
美帆は何もないところで躓く。
「もう、姉さんったら……。トランクはここだよ」
裕也が美帆を部屋に連れていく。
それをほほえましそうに見ながらもアリアはある決意を固めていた。
(何もできなくても……遅いかもしれないけれど……今行きます。すみれさん……!)
