さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しな顔をしています。
8.再び異界へ
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すみれたちはホテルへと戻った。
そこでケルベロスの話を聞くためだ。
「あの女は昔この香港におった占い師のねーちゃんや」
ケルベロスが魔導士の女の正体を説明した。
「やっぱりか……」
「道理で見覚えがあったわけだ……」
アップルティーアとルナは頷きあった。
導き出した女の正体と一緒だった。
「占い?」
さくらはアップルティーアが美しくなったことと知らない女であるルナを気にしながらも占いのことをケルベロスに訊く。
「せや。確か水占いいよったかな。水面にいろんなもんを映し出して見せるんや」
水占いが何かを丁寧に説明してくれる。
「そこそこ評判も良かったらしいけど……」
その言葉を聞いたアップルティーアは苦笑した。
何が起きたか分かったのだ。
「「けど?」」
すみれとさくらは続きを促す。
「ある日、クロウ・リードが現れた。息子と娘を伴ってな」
そう。リディアの父であるクロウ・リードが子供たちと共に香港にやってきたのだ。
「クロウは別に占い師やない。せやけど片手間にやっとった占いがよう当たるもんやから……。それに娘や息子も十代でよく当たる占いをするんや……。あの姉ちゃんの商売があがったりになってしもうてな……」
「へえ……」
十代で占いの才能を発揮するリディアを想像する。それくらい彼女はすごい力を持っていたのだ。
「クロウは才能があったからな」
「性格はちょっとね……」
アップルティーアが苦笑する。娘や息子も性格はちょっとという人物だった。
「まあ……」
「それは……」
知世と智世は魔導士の女の心境を慮る。
「それで続きは?」
美空が続きを促す。
「ことあるごとにクロウに戦いを挑んでくるようになりおった……」
「リディアは商売があがったりになったことだけが理由じゃないとは言っていたがな……」
「理由は分からなかったけどリディアがそういうのならね……」
「アップル? ルナさん?」
すみれは不思議そうに二人を見た。
何か理由があるのだろうか。
「でもそんなに昔の方ならすでに亡くなっているのでは?」
知世が話を聞いて根本的なことを指摘する。
「確かに……。だけど思いだけを残すのなら……」
「ああ。術や」
「術?」
「どんな?」
すみれは興味を示した。
「死んだ後もあの本に自分の思いだけうつしてあるんや。むっちゃ難しい術でよっぽど根性なかったら何十年も持つ術はかけられへん。たぶん今となっては自分が死んでるっちゅう自覚もないんやろうけど……」
「ああ、そうだろうな」
ルナは頷いた。
何十年、何百年もにかけたものだ。クロウ・リードの居場所を聞いていたし、その自覚もないのだろう。
「あの姉ちゃん、よっぽどクロウのことうらんどったんやな……」
「ってことは術の目的って?」
さくらは少し不安げだ。
「クロウを本の中に封じ込めるつもりやったんとちゃうか? 呼び寄せるのが無理でも娘か息子を人質にすれば何とかなるとでも思っていた可能性もあるんや」
「それでクロウカードを持っているさくらちゃんが引き寄せられたんですね」
「ええ……。それにそれが無理でもという理由でリディアさんを呼んでいたのならリディアカードを元にしたカードを持つすみれちゃんも引き寄せられて……」
「でもどうしたらもう一度本の中に入れるんだろう!? 早くしないとみんなが……!」
さくらはみんなを助けに行きたかった。
「確かに……。でもどうすれば入れるの!?」
すみれもどうすれば入れるか分からなかった。助けに行きたいのに手掛かりはないのだ。
「あの手の空間には出入口があるやねんけど……さっきの店から気配は消えてもうてた……」
歯がゆそうにケルベロスが言った。
「あの本もなくなっちゃったし……」
さくらが言った。
「ああ。ものの見事に消えていたな……。古そうなもので似たような気配をたどれればいいんだが……」
ルナが考え込む。
「本……私、知っている……あの本の表紙……」
「さくら?」
怪訝そうに妹を見た。
「あの女の人がいた場所……」
さくらは本の表紙を思い出していた。
「あの井戸だ……」
「何かわかったの!?」
「何か分かったんか!?」
ケルベロスとすみれの声が弾む。
「うん! 私、入り口知っているよ! 昨日そこまで行っているの!」
「では皆さんのところまで行けますのね!」
「案内して!」
すみれも助けに行きたいのでさくらにお願いした。
「分かった! 案内する」
「よっしゃ! カードキャプターさくらの出番や!」
ケルベロスの声が弾む。
「ではこの衣装に着替えを……」
「すみれちゃんも衣装に着替えを……!」
早速知世と智世が衣装を出してきて、すみれたちはずっこけた。
そこでケルベロスの話を聞くためだ。
「あの女は昔この香港におった占い師のねーちゃんや」
ケルベロスが魔導士の女の正体を説明した。
「やっぱりか……」
「道理で見覚えがあったわけだ……」
アップルティーアとルナは頷きあった。
導き出した女の正体と一緒だった。
「占い?」
さくらはアップルティーアが美しくなったことと知らない女であるルナを気にしながらも占いのことをケルベロスに訊く。
「せや。確か水占いいよったかな。水面にいろんなもんを映し出して見せるんや」
水占いが何かを丁寧に説明してくれる。
「そこそこ評判も良かったらしいけど……」
その言葉を聞いたアップルティーアは苦笑した。
何が起きたか分かったのだ。
「「けど?」」
すみれとさくらは続きを促す。
「ある日、クロウ・リードが現れた。息子と娘を伴ってな」
そう。リディアの父であるクロウ・リードが子供たちと共に香港にやってきたのだ。
「クロウは別に占い師やない。せやけど片手間にやっとった占いがよう当たるもんやから……。それに娘や息子も十代でよく当たる占いをするんや……。あの姉ちゃんの商売があがったりになってしもうてな……」
「へえ……」
十代で占いの才能を発揮するリディアを想像する。それくらい彼女はすごい力を持っていたのだ。
「クロウは才能があったからな」
「性格はちょっとね……」
アップルティーアが苦笑する。娘や息子も性格はちょっとという人物だった。
「まあ……」
「それは……」
知世と智世は魔導士の女の心境を慮る。
「それで続きは?」
美空が続きを促す。
「ことあるごとにクロウに戦いを挑んでくるようになりおった……」
「リディアは商売があがったりになったことだけが理由じゃないとは言っていたがな……」
「理由は分からなかったけどリディアがそういうのならね……」
「アップル? ルナさん?」
すみれは不思議そうに二人を見た。
何か理由があるのだろうか。
「でもそんなに昔の方ならすでに亡くなっているのでは?」
知世が話を聞いて根本的なことを指摘する。
「確かに……。だけど思いだけを残すのなら……」
「ああ。術や」
「術?」
「どんな?」
すみれは興味を示した。
「死んだ後もあの本に自分の思いだけうつしてあるんや。むっちゃ難しい術でよっぽど根性なかったら何十年も持つ術はかけられへん。たぶん今となっては自分が死んでるっちゅう自覚もないんやろうけど……」
「ああ、そうだろうな」
ルナは頷いた。
何十年、何百年もにかけたものだ。クロウ・リードの居場所を聞いていたし、その自覚もないのだろう。
「あの姉ちゃん、よっぽどクロウのことうらんどったんやな……」
「ってことは術の目的って?」
さくらは少し不安げだ。
「クロウを本の中に封じ込めるつもりやったんとちゃうか? 呼び寄せるのが無理でも娘か息子を人質にすれば何とかなるとでも思っていた可能性もあるんや」
「それでクロウカードを持っているさくらちゃんが引き寄せられたんですね」
「ええ……。それにそれが無理でもという理由でリディアさんを呼んでいたのならリディアカードを元にしたカードを持つすみれちゃんも引き寄せられて……」
「でもどうしたらもう一度本の中に入れるんだろう!? 早くしないとみんなが……!」
さくらはみんなを助けに行きたかった。
「確かに……。でもどうすれば入れるの!?」
すみれもどうすれば入れるか分からなかった。助けに行きたいのに手掛かりはないのだ。
「あの手の空間には出入口があるやねんけど……さっきの店から気配は消えてもうてた……」
歯がゆそうにケルベロスが言った。
「あの本もなくなっちゃったし……」
さくらが言った。
「ああ。ものの見事に消えていたな……。古そうなもので似たような気配をたどれればいいんだが……」
ルナが考え込む。
「本……私、知っている……あの本の表紙……」
「さくら?」
怪訝そうに妹を見た。
「あの女の人がいた場所……」
さくらは本の表紙を思い出していた。
「あの井戸だ……」
「何かわかったの!?」
「何か分かったんか!?」
ケルベロスとすみれの声が弾む。
「うん! 私、入り口知っているよ! 昨日そこまで行っているの!」
「では皆さんのところまで行けますのね!」
「案内して!」
すみれも助けに行きたいのでさくらにお願いした。
「分かった! 案内する」
「よっしゃ! カードキャプターさくらの出番や!」
ケルベロスの声が弾む。
「ではこの衣装に着替えを……」
「すみれちゃんも衣装に着替えを……!」
早速知世と智世が衣装を出してきて、すみれたちはずっこけた。
