さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しな顔をしています。
6.水にのみ込まれて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
朝起きると頭がすっきりしていた。
あれだけの騒ぎがあったにもかかわらずすぐに眠れたおかげだ。
「よし! 今日も頑張るぞ!」
気合を入れて着替える。
着たのは昨日、洗濯してもらいかえってきた服だった。
「昨日の騒ぎが嘘みたいに晴れているわね~」
アップルティーアがふわふわと飛んでくる。
カーテンの隙間から覗くと確かにいい天気だった。
「うん。でも晴れの方が気持ちいいから私は好き」
「まあ、晴れだといろいろと気分も良いから分かる」
アップルティーアが同意する。
「智世ちゃんと美空は眠っているわね」
「ずいぶんと気も張っていたみたいだし、このまま寝かしておきましょ」
「うん……」
すみれは頷くと部屋を出ていった。
部屋を出ていくと廊下は静かだった。
「ここは静かだね」
「そうね」
アップルティーアが頷く。
そのまま歩いていくと声が聞こえた。
「はっ! やっ!」
「何だろう……?」
気になって窓から庭を覗くと小龍と小狼、小琳が剣を手に鍛錬をしていた。
「すごい……!」
すみれは感動する。
彼らの動きはとても洗練されていて美しかった。
「まあ若造や小僧にしてはまあまあね。若造がずば抜けていて、次が小僧。小童は今一つってかんじね」
アップルティーアが評価する。
若造は小龍のことだ。彼が一番優れていると言っているのだ。小僧は小狼のことで小童は小琳のことだった。
「小琳君も頑張っていると思うけど……」
すみれには違いが分からないので首をかしげる。
「まあ経験が足りないってやつよ」
訳知り顔でそんなことをアップルティーアは言った。
そのまま彼らの鍛錬を見つめていると廊下から誰かやってきた。
「やば……!」
アップルティーアは慌ててすみれの髪の中に隠れた。
「昨日はよく眠れたようですね」
やってきたのは夜蘭だった。
「はい、おかげさまで……。昨日はありがとうございました!」
すみれは再度頭を下げた。
「いえ。よかったです」
夜蘭はほほ笑んで窓の外を見た。
そこでは小龍たちが鍛錬を続けていた。
「…息子さんたちすごいですね」
すみれも鍛錬を見ながら言った。
「小龍と小狼は日本に十分成長しました」
「え?」
「貴方たちのおかげです。ありがとうございます。日本に来なければあれほど成長することはなかったでしょう」
「い、いえ。そんな……! 私の方こそお世話になっていて……」
わたわたと言葉をつづけようとした。
「いえ。とりわけ小龍が成長したのはあなたのおかげでもあります。誰かのために頑張りたい。その思いがどれだけ強くしてくれたことか……」
そこで夜蘭はすみれの方を向いた。
「小龍をよろしくお願いしますね。すみれさん」
「私が役に立つか分かりませんが……。はい。」
すみれは頷いた。
「これを……」
それを聞いた夜蘭はブレスレットみたいなものを渡してきた。
「これは……」
とても高価なもので驚く。
「これをお持ちなさい。あなたを守ってくれるはずのものです」
「いけません。こんなの貰えません……!」
すみれは戸惑った。
「いいえ。持っていただけると嬉しいです。あなたは我が家にとって大事な人なのですから……」
そう言って頬にキスをして去っていった。
残されたすみれは呆然とその後ろ姿を見送ったのだった。
あれだけの騒ぎがあったにもかかわらずすぐに眠れたおかげだ。
「よし! 今日も頑張るぞ!」
気合を入れて着替える。
着たのは昨日、洗濯してもらいかえってきた服だった。
「昨日の騒ぎが嘘みたいに晴れているわね~」
アップルティーアがふわふわと飛んでくる。
カーテンの隙間から覗くと確かにいい天気だった。
「うん。でも晴れの方が気持ちいいから私は好き」
「まあ、晴れだといろいろと気分も良いから分かる」
アップルティーアが同意する。
「智世ちゃんと美空は眠っているわね」
「ずいぶんと気も張っていたみたいだし、このまま寝かしておきましょ」
「うん……」
すみれは頷くと部屋を出ていった。
部屋を出ていくと廊下は静かだった。
「ここは静かだね」
「そうね」
アップルティーアが頷く。
そのまま歩いていくと声が聞こえた。
「はっ! やっ!」
「何だろう……?」
気になって窓から庭を覗くと小龍と小狼、小琳が剣を手に鍛錬をしていた。
「すごい……!」
すみれは感動する。
彼らの動きはとても洗練されていて美しかった。
「まあ若造や小僧にしてはまあまあね。若造がずば抜けていて、次が小僧。小童は今一つってかんじね」
アップルティーアが評価する。
若造は小龍のことだ。彼が一番優れていると言っているのだ。小僧は小狼のことで小童は小琳のことだった。
「小琳君も頑張っていると思うけど……」
すみれには違いが分からないので首をかしげる。
「まあ経験が足りないってやつよ」
訳知り顔でそんなことをアップルティーアは言った。
そのまま彼らの鍛錬を見つめていると廊下から誰かやってきた。
「やば……!」
アップルティーアは慌ててすみれの髪の中に隠れた。
「昨日はよく眠れたようですね」
やってきたのは夜蘭だった。
「はい、おかげさまで……。昨日はありがとうございました!」
すみれは再度頭を下げた。
「いえ。よかったです」
夜蘭はほほ笑んで窓の外を見た。
そこでは小龍たちが鍛錬を続けていた。
「…息子さんたちすごいですね」
すみれも鍛錬を見ながら言った。
「小龍と小狼は日本に十分成長しました」
「え?」
「貴方たちのおかげです。ありがとうございます。日本に来なければあれほど成長することはなかったでしょう」
「い、いえ。そんな……! 私の方こそお世話になっていて……」
わたわたと言葉をつづけようとした。
「いえ。とりわけ小龍が成長したのはあなたのおかげでもあります。誰かのために頑張りたい。その思いがどれだけ強くしてくれたことか……」
そこで夜蘭はすみれの方を向いた。
「小龍をよろしくお願いしますね。すみれさん」
「私が役に立つか分かりませんが……。はい。」
すみれは頷いた。
「これを……」
それを聞いた夜蘭はブレスレットみたいなものを渡してきた。
「これは……」
とても高価なもので驚く。
「これをお持ちなさい。あなたを守ってくれるはずのものです」
「いけません。こんなの貰えません……!」
すみれは戸惑った。
「いいえ。持っていただけると嬉しいです。あなたは我が家にとって大事な人なのですから……」
そう言って頬にキスをして去っていった。
残されたすみれは呆然とその後ろ姿を見送ったのだった。
