従姉妹たちと文化祭
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「桃矢君のクラスはここね? ちょっとした喫茶かしら……」
広美はワクワクしながら桃矢たちのクラスへと入っていった。
「いらっしゃいませ」
梅香が出迎えてくれたが、すみれたちを認めると仏頂面になった。
すみれたちも驚いて梅香を見る。
「あら、可愛い恰好」
広美が微笑む。
梅香はメイド服に頭にうさぎの耳をつけていた。そしていつも一つにまとめている黒髪を下ろしていた。梅香がしない格好なのですみれたちは驚いたのだ。
「お姉ちゃん、その恰好……」
「カフェの恰好」
梅香があやめの質問に当然のように答えた。
「なんでうさぎの耳をつけているの? 可愛いわね」
「……うさぎのカフェに決まったのよ」
「に、似合っているよ?」
「……うるさい……」
すみれの言葉に照れ隠しに梅香は言った。
「あ、そうだ。桃矢もいるのよ。会わせるわ。……そうよ。私だけがすみれたちのこんな格好を見せるだなんて不公平だもの。桃矢の恰好も見せてやろ」
ぶつぶつと梅香は呟く。
「あ、入るなら入って」
梅香に誘われてカフェとなった教室に入る。
教室の中は長テーブルに椅子が並べられたカフェっぽい雰囲気となっていた。
「梅香ちゃんたら、よっぽど恥ずかしかったのね」
くすくすと笑いながら広美が言った。
「だからお姉ちゃん、言ってくれなかったのね」
すみれが納得した。
「さくら、すみれ、あやめ。そして広美。来ていたんだな」
梅香に連れられて桃矢がやってきた。
「おにいちゃん!」
「あら、桃矢君。桃矢君も似合っているわよ」
執事ふくに頭にうさぎ耳をつけた桃矢に広美は微笑んだ。
「うるせー」
桃矢はそう言うが、照れ隠しだと広美は分かっている。それに特にこんな姿、見せたくなかったに違いない。広美はさくらたちをちらりと見た。
(桃矢君と梅香ちゃんは照れ屋だからなあ……。だからこそ見られたくなかったんだろうなあ)
「それでご注文は?」
桃矢が訊く
「私はショートケーキのセット!」
「私も!」
「私もそれにする!」
「すみれたちはショートケーキとオレンジジュース」っと。広美は?」
「そうねえ……。桃矢君と梅香ちゃんのおすすめは?」
「おすすめは紅茶のシフォンケーキよ」
「じゃあそれにするわ。それとアイスティーで」
梅香の言葉に広美は言った。
「了解。じゃあ伝えてくる。雪~! 聖奈! ショートケーキのセット三つとシフォンケーキとアイスティー!」
「は~い!」
「分かったわ!」
声がした。
「え、雪兎さんもいるんだ!」
さくらの顔が輝く。
「ああ。裏で働いているんだ」
桃矢が頷いた。
「心配しないでも後でやってくるわよ、さくら」
梅香の言葉にさくらは嬉しそうだ。
「それにしても悪かったな、広美。さくらたちが面倒をかけて」
「ううん。そんなことないよ。桃矢君たちの高校に一度行ってみたかったし。とても楽しかった」
広美が微笑むと桃矢たちは安心した顔をした。
「お待たせしました~!」
「ご注文のシフォンケーキとアイスティー、ショートケーキセットです」
雪兎と聖奈が注文の品をもってやってきた。桃矢たちは雪兎たちと入れ替えで奥に引っ込んだ。
「雪兎さん!」
「さくらちゃん、すみれちゃん、あやめちゃん! 来てくれたんだね!」
雪兎は嬉しそうだ。
「わざわざ来てくれて嬉しいわ」
「それにしても驚きました。まさかうさぎ耳をつけたカフェだったとは。お兄ちゃんとお姉ちゃんは何も言ってくれなかったし……」
「ああ。桃矢は照れ屋だからね。それでどう? 似合うかな? さすがにこの年じゃ似合わないかな?」
「そんなことないです! とってもお似合いです!」
さくらが首を横に振る。
「ありがとう、さくらちゃん」
雪兎が微笑めばさくらの顔があかくなり、はにゃ~ん状態になった。
「あらあら」
広美はさくらが雪兎が好きだということに気付いた。可愛らしい恋で見ていて微笑ましくなる。
「ほかにご注文はあったりする?」
「う~ん……。このタルトも気になる……」
あやめは聖奈の言葉に悩んだ。
「ならみんなで分けようよ」
「いいね! 広美お姉さんもいいよね?」
「ええ。もちろん」
広美は微笑んだ。
「フルーツタルトっと。それじゃあまたあとでね」
聖奈と雪兎も裏の方へと引っ込んでいった。
広美はワクワクしながら桃矢たちのクラスへと入っていった。
「いらっしゃいませ」
梅香が出迎えてくれたが、すみれたちを認めると仏頂面になった。
すみれたちも驚いて梅香を見る。
「あら、可愛い恰好」
広美が微笑む。
梅香はメイド服に頭にうさぎの耳をつけていた。そしていつも一つにまとめている黒髪を下ろしていた。梅香がしない格好なのですみれたちは驚いたのだ。
「お姉ちゃん、その恰好……」
「カフェの恰好」
梅香があやめの質問に当然のように答えた。
「なんでうさぎの耳をつけているの? 可愛いわね」
「……うさぎのカフェに決まったのよ」
「に、似合っているよ?」
「……うるさい……」
すみれの言葉に照れ隠しに梅香は言った。
「あ、そうだ。桃矢もいるのよ。会わせるわ。……そうよ。私だけがすみれたちのこんな格好を見せるだなんて不公平だもの。桃矢の恰好も見せてやろ」
ぶつぶつと梅香は呟く。
「あ、入るなら入って」
梅香に誘われてカフェとなった教室に入る。
教室の中は長テーブルに椅子が並べられたカフェっぽい雰囲気となっていた。
「梅香ちゃんたら、よっぽど恥ずかしかったのね」
くすくすと笑いながら広美が言った。
「だからお姉ちゃん、言ってくれなかったのね」
すみれが納得した。
「さくら、すみれ、あやめ。そして広美。来ていたんだな」
梅香に連れられて桃矢がやってきた。
「おにいちゃん!」
「あら、桃矢君。桃矢君も似合っているわよ」
執事ふくに頭にうさぎ耳をつけた桃矢に広美は微笑んだ。
「うるせー」
桃矢はそう言うが、照れ隠しだと広美は分かっている。それに特にこんな姿、見せたくなかったに違いない。広美はさくらたちをちらりと見た。
(桃矢君と梅香ちゃんは照れ屋だからなあ……。だからこそ見られたくなかったんだろうなあ)
「それでご注文は?」
桃矢が訊く
「私はショートケーキのセット!」
「私も!」
「私もそれにする!」
「すみれたちはショートケーキとオレンジジュース」っと。広美は?」
「そうねえ……。桃矢君と梅香ちゃんのおすすめは?」
「おすすめは紅茶のシフォンケーキよ」
「じゃあそれにするわ。それとアイスティーで」
梅香の言葉に広美は言った。
「了解。じゃあ伝えてくる。雪~! 聖奈! ショートケーキのセット三つとシフォンケーキとアイスティー!」
「は~い!」
「分かったわ!」
声がした。
「え、雪兎さんもいるんだ!」
さくらの顔が輝く。
「ああ。裏で働いているんだ」
桃矢が頷いた。
「心配しないでも後でやってくるわよ、さくら」
梅香の言葉にさくらは嬉しそうだ。
「それにしても悪かったな、広美。さくらたちが面倒をかけて」
「ううん。そんなことないよ。桃矢君たちの高校に一度行ってみたかったし。とても楽しかった」
広美が微笑むと桃矢たちは安心した顔をした。
「お待たせしました~!」
「ご注文のシフォンケーキとアイスティー、ショートケーキセットです」
雪兎と聖奈が注文の品をもってやってきた。桃矢たちは雪兎たちと入れ替えで奥に引っ込んだ。
「雪兎さん!」
「さくらちゃん、すみれちゃん、あやめちゃん! 来てくれたんだね!」
雪兎は嬉しそうだ。
「わざわざ来てくれて嬉しいわ」
「それにしても驚きました。まさかうさぎ耳をつけたカフェだったとは。お兄ちゃんとお姉ちゃんは何も言ってくれなかったし……」
「ああ。桃矢は照れ屋だからね。それでどう? 似合うかな? さすがにこの年じゃ似合わないかな?」
「そんなことないです! とってもお似合いです!」
さくらが首を横に振る。
「ありがとう、さくらちゃん」
雪兎が微笑めばさくらの顔があかくなり、はにゃ~ん状態になった。
「あらあら」
広美はさくらが雪兎が好きだということに気付いた。可愛らしい恋で見ていて微笑ましくなる。
「ほかにご注文はあったりする?」
「う~ん……。このタルトも気になる……」
あやめは聖奈の言葉に悩んだ。
「ならみんなで分けようよ」
「いいね! 広美お姉さんもいいよね?」
「ええ。もちろん」
広美は微笑んだ。
「フルーツタルトっと。それじゃあまたあとでね」
聖奈と雪兎も裏の方へと引っ込んでいった。
