従姉妹たちと文化祭
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「あ……」
移動している間にさくらが足をとめた。
「さくら?」
すみれが不思議そうな顔をしたが、彼女の目線の先に気付いた。
「あれ……」
「どこかで見たような……」
小さな女の子の人形と不思議なくまみたいな生き物のぬいぐるみだった。
「あら、さくらちゃんとすみれちゃんが持っている人形とぬいぐるみに似ているわね」
にこやかに広美が言った。
「確かにケロちゃんとアップルに似ているよね」
「うんうん」
さくらの言葉にすみれは頷く。
どこかでケルベロスとアップルティーアを見ていたんじゃないかというくらい似ている。
「ちょっと見せてみたいかも」
「私はこんなに間抜けじゃないってアップルならいいそうだな~」
すみれがそう言った時に鞄が動いた気がしたが、彼女は気づかなかった。
「へえ、このぬいぐるみがね……」
話についていけないあやめはしげしげとぬいぐるみを見つめた。
「そこの君たち! 射的をやってみない? 1回300円!」
出し物をやっているショートカットのお姉さんが声をかけてきた。
「すみれちゃん、さくらちゃんは射的をやるの?」
「ちょっとチャレンジをしてみようかな……」
「1回だけなら……」
「二人はチャレンジね。あやめちゃんは?」
「二人がやるなら私もやる!」
あやめも名乗りを上げた。
「参加賞もあるからね~」
お姉さんの声に押されて三人はチャレンジした。チャレンジできるのは3回までだ。
「えい! ……あれ。だめだ……」
まずはすみれがアップルティーアに似た女の子に狙いを定めて撃つが、外れた。2回目、3回目も失敗した。
「やあ……! ほえ……。ダメだった」
さくらはケルベロス似のぬいぐるみにチャレンジ。一回だけ狙いのぬいぐるみにかすったが、他はだめだった。
「狙いを定めて……。えい!」
あやめは白い兎のぬいぐるみを狙った。1回目は狙いを大きく外れていった。2回目、3回目は狙いのものを少しかすめていった。
「当たらなかったね」
「ちょっと反応見たかったかも……」
「兎……」
欲しい景品がゲットできなかったことに落ち込む三人。
「すみれちゃん、これ持っていて」
広美はおもむろに自分の鞄をすみれに預けた。
「広美お姉さん?」
すみれは驚いた顔で広美を見た。
「1回やるわ」
広美は300円を渡して射的の鉄砲を持つ。
射的は昔から得意な方だ。狙いを定めて撃つだけ。
まずは小さな女の子の人形を狙う。狙い通り弾が当たって落ちる。そして2回目。今度は不思議な生き物らしきぬいぐるみだ。これも狙い通り当たった。最後はうさぎのぬいぐるみ。
パアン!
これも当たって落ちた。
「広美お姉さんすご~い!」
さくらが賞賛の目を向ける。
「えへへ。射的は得意な方だから……。はい、これで良かったんだよね?」
すみれに金色の髪の女の子の人形を。さくらには不思議な生き物のぬいぐるみを。あやめにはうさぎのぬいぐるみを渡した。
「広美おねえさん、ありがとう~!」
「ありがとう、広美お姉さん!」
「ありがとう、とても嬉しい!」
笑顔になった三つ子をみて広美もうれしくなった。
やっぱり彼女たちは落ち込んでいるより笑顔が似合うのだ。
移動している間にさくらが足をとめた。
「さくら?」
すみれが不思議そうな顔をしたが、彼女の目線の先に気付いた。
「あれ……」
「どこかで見たような……」
小さな女の子の人形と不思議なくまみたいな生き物のぬいぐるみだった。
「あら、さくらちゃんとすみれちゃんが持っている人形とぬいぐるみに似ているわね」
にこやかに広美が言った。
「確かにケロちゃんとアップルに似ているよね」
「うんうん」
さくらの言葉にすみれは頷く。
どこかでケルベロスとアップルティーアを見ていたんじゃないかというくらい似ている。
「ちょっと見せてみたいかも」
「私はこんなに間抜けじゃないってアップルならいいそうだな~」
すみれがそう言った時に鞄が動いた気がしたが、彼女は気づかなかった。
「へえ、このぬいぐるみがね……」
話についていけないあやめはしげしげとぬいぐるみを見つめた。
「そこの君たち! 射的をやってみない? 1回300円!」
出し物をやっているショートカットのお姉さんが声をかけてきた。
「すみれちゃん、さくらちゃんは射的をやるの?」
「ちょっとチャレンジをしてみようかな……」
「1回だけなら……」
「二人はチャレンジね。あやめちゃんは?」
「二人がやるなら私もやる!」
あやめも名乗りを上げた。
「参加賞もあるからね~」
お姉さんの声に押されて三人はチャレンジした。チャレンジできるのは3回までだ。
「えい! ……あれ。だめだ……」
まずはすみれがアップルティーアに似た女の子に狙いを定めて撃つが、外れた。2回目、3回目も失敗した。
「やあ……! ほえ……。ダメだった」
さくらはケルベロス似のぬいぐるみにチャレンジ。一回だけ狙いのぬいぐるみにかすったが、他はだめだった。
「狙いを定めて……。えい!」
あやめは白い兎のぬいぐるみを狙った。1回目は狙いを大きく外れていった。2回目、3回目は狙いのものを少しかすめていった。
「当たらなかったね」
「ちょっと反応見たかったかも……」
「兎……」
欲しい景品がゲットできなかったことに落ち込む三人。
「すみれちゃん、これ持っていて」
広美はおもむろに自分の鞄をすみれに預けた。
「広美お姉さん?」
すみれは驚いた顔で広美を見た。
「1回やるわ」
広美は300円を渡して射的の鉄砲を持つ。
射的は昔から得意な方だ。狙いを定めて撃つだけ。
まずは小さな女の子の人形を狙う。狙い通り弾が当たって落ちる。そして2回目。今度は不思議な生き物らしきぬいぐるみだ。これも狙い通り当たった。最後はうさぎのぬいぐるみ。
パアン!
これも当たって落ちた。
「広美お姉さんすご~い!」
さくらが賞賛の目を向ける。
「えへへ。射的は得意な方だから……。はい、これで良かったんだよね?」
すみれに金色の髪の女の子の人形を。さくらには不思議な生き物のぬいぐるみを。あやめにはうさぎのぬいぐるみを渡した。
「広美おねえさん、ありがとう~!」
「ありがとう、広美お姉さん!」
「ありがとう、とても嬉しい!」
笑顔になった三つ子をみて広美もうれしくなった。
やっぱり彼女たちは落ち込んでいるより笑顔が似合うのだ。
