さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しな顔をしています。
幼き日の出会い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ここがわたしのへやだよ」
美空は自分の部屋に三人を案内した。
「おおきい……!」
すみれの目が開かれる。
「ひろい…!」
「ほえ~!」
あやめとさくらも声を上げる。
今までに見たことのない広い部屋だった。
すみれたち3人の部屋がすっぽり入りそうなくらいだった。
「なにをする?」
美空はわくわくしながらすみれたちに訊いた。
「何があるの?」
すみれは美空に訊いた。
「ええとね……」
美空はおもちゃ箱をから遊べる玩具を出す。父や母、祖父母、曾祖母、曾祖母の妹である曾祖叔母などからいろいろなものを買ってもらったのだ。
それで我儘にならなかったのは両親がきちんと教育をしていたからだった。
それから美空は三つ子と一緒に玩具で遊んだ。
なかなかない経験だったのでとても楽しかった。
「あははは!」
美空の顔から笑顔が絶えなかったのだ。
そこへノックの音がした。
「はい」
美空が返事をすると珍しい人物が顔を出した。
「美空」
「ひいおばあさま!」
美空は驚いた。最近体調を崩しがちなのによくぞここまで来たものだ。
「ひいおばあさま?」
すみれが怪訝そうに彼女を見た。
「私もいるわよ」
後ろから真由羅の妹である聖羅が顔を出す。
「聖羅おばあさままで……」
突然の人物に美空は戸惑ったが、ぽかんとこちらを見るすみれたちに気づいて紹介する。
「あ、紹介するね。私のひいおばあさまの真由羅さんとその妹の聖羅さん。私は真由羅おばあさまと聖羅おばあさまって呼んでいるの!」
「真由羅おばあさまと聖羅おばあさま。こちらはお母さまの恩師の娘さん。すみれちゃんとさくらちゃんとあやめちゃん! わたしの……」
美空は戸惑った。友達って言っていいのだろうか。あまり友達がいなかったどうやって友達になるのか分からなかったのだ。
「は、はじめまして……。きのもとすみれです……! みそらちゃんのともだちです……!」
「「はじめまして! あそびにきています!」」
さくらとあやめも挨拶をする。
「あらまあ。真由羅です。よろしくね。美空、あんまり口がうまくないけど、仲良くしてくれると嬉しいわ」
真由羅はにっこりと微笑んだ。
「仲良くなれたようで良かったわ」
聖羅もにっこりと笑う。
「ほえ~。わ、わかい……」
さくらは真由羅と聖羅の見た目の若さにぽかんとする。美空の曾祖母とその妹ということはかなりの歳なはずなのにその年齢を感じさせないくらい若々しく見えたからだ。
「そう? ありがとう」
若いという言葉に反応して聖羅はにっこりと笑った。彼女は姉と歳の差があるため、美空の祖父と歳が近い。そのため祖父母世代に見られてもおかしくはない。ただ姉まで同じようにみられるのはうれしいと思った。
「それで真由羅おばあさまたちはなんでここに?」
美空は首を傾げた。
「ああ。美空の楽しそうな声が聞こえたからね」
真由羅は言った。
「お友達でもできたんじゃないかって思ってきてみた。それと会うなら今しかないと思っていたし……」
真由羅はそう言って真剣な顔をして美空を見た。
「美空、これから先大変なこともあるけどお友達を大切にね」
聖羅が言った。
「……?」
言っている意味が分からなくて戸惑ったように二人を見た。
「それとすみれちゃんにさくらちゃんにあやめちゃんね。すみれちゃんはあと2年くらい、さくらちゃんは4年くらい、あやめちゃんは高校に上がったころかしら? 大変なことに巻き込まれるけどあなたたちなら大丈夫」
「うん、それに大切な人と出会って、宝物をたくさん見つけていく。だからね、出会いを大切にね」
真由羅と聖羅はそう言った。
言っている意味は分からなかったが、どこか不思議な感じがすみれはした。
「おばあさまたち……? どういうこと?」
美空にはのみこめなかった。
「今は内緒。じゃあお友達と楽しんでね」
真由羅はウインクをして聖羅と共に部屋を去っていった。
「なんか不思議な人たちだったね」
「「うん」」
「おばあさまたちはよくふしぎなことをいうから……。だけどそのうちわかるとおもう。いっていることがあたるから……」
「「「へえ~」」」
言っていることはよく分からなかったが、言う事は当たるのだと言う事は理解した。
「それよりも遊ぼう」
「「「うん!」」」
真由羅たちが来たことで中断した遊びを美空たちは再開したのだった。
美空は自分の部屋に三人を案内した。
「おおきい……!」
すみれの目が開かれる。
「ひろい…!」
「ほえ~!」
あやめとさくらも声を上げる。
今までに見たことのない広い部屋だった。
すみれたち3人の部屋がすっぽり入りそうなくらいだった。
「なにをする?」
美空はわくわくしながらすみれたちに訊いた。
「何があるの?」
すみれは美空に訊いた。
「ええとね……」
美空はおもちゃ箱をから遊べる玩具を出す。父や母、祖父母、曾祖母、曾祖母の妹である曾祖叔母などからいろいろなものを買ってもらったのだ。
それで我儘にならなかったのは両親がきちんと教育をしていたからだった。
それから美空は三つ子と一緒に玩具で遊んだ。
なかなかない経験だったのでとても楽しかった。
「あははは!」
美空の顔から笑顔が絶えなかったのだ。
そこへノックの音がした。
「はい」
美空が返事をすると珍しい人物が顔を出した。
「美空」
「ひいおばあさま!」
美空は驚いた。最近体調を崩しがちなのによくぞここまで来たものだ。
「ひいおばあさま?」
すみれが怪訝そうに彼女を見た。
「私もいるわよ」
後ろから真由羅の妹である聖羅が顔を出す。
「聖羅おばあさままで……」
突然の人物に美空は戸惑ったが、ぽかんとこちらを見るすみれたちに気づいて紹介する。
「あ、紹介するね。私のひいおばあさまの真由羅さんとその妹の聖羅さん。私は真由羅おばあさまと聖羅おばあさまって呼んでいるの!」
「真由羅おばあさまと聖羅おばあさま。こちらはお母さまの恩師の娘さん。すみれちゃんとさくらちゃんとあやめちゃん! わたしの……」
美空は戸惑った。友達って言っていいのだろうか。あまり友達がいなかったどうやって友達になるのか分からなかったのだ。
「は、はじめまして……。きのもとすみれです……! みそらちゃんのともだちです……!」
「「はじめまして! あそびにきています!」」
さくらとあやめも挨拶をする。
「あらまあ。真由羅です。よろしくね。美空、あんまり口がうまくないけど、仲良くしてくれると嬉しいわ」
真由羅はにっこりと微笑んだ。
「仲良くなれたようで良かったわ」
聖羅もにっこりと笑う。
「ほえ~。わ、わかい……」
さくらは真由羅と聖羅の見た目の若さにぽかんとする。美空の曾祖母とその妹ということはかなりの歳なはずなのにその年齢を感じさせないくらい若々しく見えたからだ。
「そう? ありがとう」
若いという言葉に反応して聖羅はにっこりと笑った。彼女は姉と歳の差があるため、美空の祖父と歳が近い。そのため祖父母世代に見られてもおかしくはない。ただ姉まで同じようにみられるのはうれしいと思った。
「それで真由羅おばあさまたちはなんでここに?」
美空は首を傾げた。
「ああ。美空の楽しそうな声が聞こえたからね」
真由羅は言った。
「お友達でもできたんじゃないかって思ってきてみた。それと会うなら今しかないと思っていたし……」
真由羅はそう言って真剣な顔をして美空を見た。
「美空、これから先大変なこともあるけどお友達を大切にね」
聖羅が言った。
「……?」
言っている意味が分からなくて戸惑ったように二人を見た。
「それとすみれちゃんにさくらちゃんにあやめちゃんね。すみれちゃんはあと2年くらい、さくらちゃんは4年くらい、あやめちゃんは高校に上がったころかしら? 大変なことに巻き込まれるけどあなたたちなら大丈夫」
「うん、それに大切な人と出会って、宝物をたくさん見つけていく。だからね、出会いを大切にね」
真由羅と聖羅はそう言った。
言っている意味は分からなかったが、どこか不思議な感じがすみれはした。
「おばあさまたち……? どういうこと?」
美空にはのみこめなかった。
「今は内緒。じゃあお友達と楽しんでね」
真由羅はウインクをして聖羅と共に部屋を去っていった。
「なんか不思議な人たちだったね」
「「うん」」
「おばあさまたちはよくふしぎなことをいうから……。だけどそのうちわかるとおもう。いっていることがあたるから……」
「「「へえ~」」」
言っていることはよく分からなかったが、言う事は当たるのだと言う事は理解した。
「それよりも遊ぼう」
「「「うん!」」」
真由羅たちが来たことで中断した遊びを美空たちは再開したのだった。