従姉妹たちと文化祭
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「無事元の空間に戻ったみたいね」
広美はほっと息をついた。
「あ、いたいた! もう、どこに行っていたの!」
あやめがぷんぷんと怒りながらこっちにやってくる。
「探したんだよ。いったいどこにいたんだい?」
「ちょっとね……」
まさか異空間に行っていたなどとは言えない。
曖昧に言葉を濁しつつ広美は説明した。
「それにしても占いよかったなあ~。運命の人に五年以内に会えるって言われたの!」
「へえ……。そうなの。案外当たっているかもね」
広美がさくらとすみれと苺鈴を見ると占いを受けられなかったことにちょっとショックを受けているようだった。
(分かりやすいわね)
苦笑すると美空も同じような顔をしていた。
「次は外に行きましょうか」
「いいですわね。きっと素敵なものもありますわよ」
美空の提案に知世が頷く。
「さくらちゃん、すみれちゃん。行きましょうか」
「「うん」」
すみれたちは頷いた。
外にもたくさんのお店があった。たこやきやバナナチョコなどの食べ物系やスポーツクラブが開催しているミニバスケットボールコーナーや輪投げ、射的などもあった。
「そこのおじょうさんたち、ちょっとやっていかないかい?」
声をかけてきたのは背の高いお兄さんだった。
「ミニバスケットコーナー。うちの部員5人を抜かして入れることができたら景品がプレゼントされます。どうかな?」
「「「やってみます!」」」
さくらたちは一も二もなく頷いた。
「だれからやるんだい?」
「私がやります!」
あやめが名乗り上げる。
順番としてはあやめ、さくら、すみれといった順番だ。
苺鈴も興味あるのか名乗りを上げた。
それから数十分後……。
「ダメだった……」
「5人は多いよ……」
「ボールが外れるだなんて……」
「ちょっとくらい手加減してくれてもいいじゃない~!」
あやめ、さくら、すみれ、苺鈴は声を上げた。
「あらあら。ちょっと強すぎたみたいね」
紅花が少し面白がっている声を出した。
「次は誰がやるんだい?」
「じゃあ僕がやるよ」
「私もやるわ」
「ええ~。月城と月ヶ崎が?」
バスケットボール部員は困ったような声を出した。彼らの強さを知っているだけにお相手はちょっと遠慮したいのだ。
「なら私がやるわ」
「広美さん?」
「今回は私にやらせて? これでも運動には自信があるの」
「分かったわ。任せるわ。ほら雪兎。今回は任せましょう」
テコンドーの達人だと知っている聖奈は広美に任せれば安心だと思ったらしい。
「聖奈? 分かった」
雪兎は聖奈の表情を見て頷いた。
「お願いします」
広美はお金を払っていった。
「うちの部員は強いぞ?」
「知っていますよ。でもそちらこそ甘くを見ないでくださいね」
広美は強気に笑った。
広美はボールを持つとバスケットのゴールに向かってドリブルしながら進む。
部員の一人がボールを奪って来ようと向かってくる。それをくるりと身体を回転させることで交わす。
二人目がやってくる。広美は右手から左手にボールを持ちかえることで交わす。両利きである彼女にとってドリブルを別の手でやるのは苦労しない。三人目、四人目とやってくるが、これもかわす。
「もらったあああ!」
リーダーらしき男がもう少しで取れそうなほど近づいてくる。
「甘いわよ!」
広美は軽々とかわすとボールをゴールへと投げた。
ボールはゴールのところで何回かガタガタ云わせていたが、すぽっと入っていった。
部員を抜かせた広美の勝ちだった。
「ほお~! お姉さん、やるなあ! うちの部員を抜かすとは」
「運動は得意ですから。それでお兄さん、はい。これ」
広美はさらにお金を渡した。
バスケ部のお兄さんは不思議そうな顔で広美を見た。
「人数分はやらないとね?」
どうやら広美はすみれたちのために繰り返しチャレンジをしたいらしい。
お兄さんは顔を引きつらせながら頷いた。
広美はほっと息をついた。
「あ、いたいた! もう、どこに行っていたの!」
あやめがぷんぷんと怒りながらこっちにやってくる。
「探したんだよ。いったいどこにいたんだい?」
「ちょっとね……」
まさか異空間に行っていたなどとは言えない。
曖昧に言葉を濁しつつ広美は説明した。
「それにしても占いよかったなあ~。運命の人に五年以内に会えるって言われたの!」
「へえ……。そうなの。案外当たっているかもね」
広美がさくらとすみれと苺鈴を見ると占いを受けられなかったことにちょっとショックを受けているようだった。
(分かりやすいわね)
苦笑すると美空も同じような顔をしていた。
「次は外に行きましょうか」
「いいですわね。きっと素敵なものもありますわよ」
美空の提案に知世が頷く。
「さくらちゃん、すみれちゃん。行きましょうか」
「「うん」」
すみれたちは頷いた。
外にもたくさんのお店があった。たこやきやバナナチョコなどの食べ物系やスポーツクラブが開催しているミニバスケットボールコーナーや輪投げ、射的などもあった。
「そこのおじょうさんたち、ちょっとやっていかないかい?」
声をかけてきたのは背の高いお兄さんだった。
「ミニバスケットコーナー。うちの部員5人を抜かして入れることができたら景品がプレゼントされます。どうかな?」
「「「やってみます!」」」
さくらたちは一も二もなく頷いた。
「だれからやるんだい?」
「私がやります!」
あやめが名乗り上げる。
順番としてはあやめ、さくら、すみれといった順番だ。
苺鈴も興味あるのか名乗りを上げた。
それから数十分後……。
「ダメだった……」
「5人は多いよ……」
「ボールが外れるだなんて……」
「ちょっとくらい手加減してくれてもいいじゃない~!」
あやめ、さくら、すみれ、苺鈴は声を上げた。
「あらあら。ちょっと強すぎたみたいね」
紅花が少し面白がっている声を出した。
「次は誰がやるんだい?」
「じゃあ僕がやるよ」
「私もやるわ」
「ええ~。月城と月ヶ崎が?」
バスケットボール部員は困ったような声を出した。彼らの強さを知っているだけにお相手はちょっと遠慮したいのだ。
「なら私がやるわ」
「広美さん?」
「今回は私にやらせて? これでも運動には自信があるの」
「分かったわ。任せるわ。ほら雪兎。今回は任せましょう」
テコンドーの達人だと知っている聖奈は広美に任せれば安心だと思ったらしい。
「聖奈? 分かった」
雪兎は聖奈の表情を見て頷いた。
「お願いします」
広美はお金を払っていった。
「うちの部員は強いぞ?」
「知っていますよ。でもそちらこそ甘くを見ないでくださいね」
広美は強気に笑った。
広美はボールを持つとバスケットのゴールに向かってドリブルしながら進む。
部員の一人がボールを奪って来ようと向かってくる。それをくるりと身体を回転させることで交わす。
二人目がやってくる。広美は右手から左手にボールを持ちかえることで交わす。両利きである彼女にとってドリブルを別の手でやるのは苦労しない。三人目、四人目とやってくるが、これもかわす。
「もらったあああ!」
リーダーらしき男がもう少しで取れそうなほど近づいてくる。
「甘いわよ!」
広美は軽々とかわすとボールをゴールへと投げた。
ボールはゴールのところで何回かガタガタ云わせていたが、すぽっと入っていった。
部員を抜かせた広美の勝ちだった。
「ほお~! お姉さん、やるなあ! うちの部員を抜かすとは」
「運動は得意ですから。それでお兄さん、はい。これ」
広美はさらにお金を渡した。
バスケ部のお兄さんは不思議そうな顔で広美を見た。
「人数分はやらないとね?」
どうやら広美はすみれたちのために繰り返しチャレンジをしたいらしい。
お兄さんは顔を引きつらせながら頷いた。
