従姉妹たちと文化祭
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「ここは……?」
広美は大きな皿のようなものの上にいた。
さくらが机の上の天秤に触れてしまい、白い光が包み込んだと思ったらここにいた。おそらく別の空間に飛ばされたのだろう。
「すみれたちも来てしまったのか……!」
「小龍!?」
すみれの驚く声が聞こえる。
そこには小龍、小狼、苺鈴の三名がいた。
「雪兎さんたちは? 一緒じゃなかったの?」
さくらは雪兎、あやめ、紅花のことが気になったのか訊いた。
「占いコーナーで別々のブースに案内されたんだ。だから一緒じゃない」
「そっか……」
さくらはほっとした顔をした。
「それよりもここはどこなのよ! なんか変な天秤みたいなものを触ったらここにきてしまったし! 占いをやりに来ただけなのに!」
苺鈴が叫ぶ。
「それにしてもあの天秤……。なんか嫌な感じがしたけど……」
「広美お姉さんは触っちゃ駄目って言っていましたよね。何か感じていたんですか?」
「ううん。ただ異質な力を感じただけ」
すみれの言葉に広美は首を横に振る。
「それよりも私たちがどこに居るのか考えましょう。大きな皿みたいなものの上にいるわよね?」
「それはそうだと思う。ただ俺たちが乗っている皿とおまえたちが乗っている皿は違うと思う」
小狼が自分の見解を述べた。
「そういえば私たちが乗っている皿みたいなものなのですが、どこかで見たような気がしますわ」
「智世の言うとおりですわね。つい先ほど見たと思いますわ」
「あ!」
広美は知世の言葉に声を上げた。自分たちがいる場所が分かったのだ。
「もしかして大きな天秤の上に私たちはいないかしら?」
その言葉が正解であるかのように広美たちはまた移動させられた。今度は右のに広美、左にすみれたちといった分け方をさせられた。
そして地面も動き、広美だけが上へと上がっていく。
「広美お姉さ~ん! 大丈夫!?」
大きな声でさくらが話しかけてくる。
「大丈夫よ~!」
広美も返事を返す。大きな声でないと声が届かない距離まで来てしまった。
「さくらちゃんたち大丈夫かしら?」
おそらく今回はさくらたちが集めているものに関係があるのだろう。彼女たちに危害がなければいいけどと広美は思った。
広美がちょっとだけさくらたちの心配をしているころ、さくらたちは話をしていた。
「ねえ、李君。これってまさか……」
「ああ。クロウカードの仕業だろうな。飛ばされる前にちょっとだけ気配を感じた」
「なんのカードだろう。ケロちゃん、わかる?」
「ああ。おそらく『秤(ライブラ)』のカードやろうな」
「『秤(ライブラ)』? あの対象が嘘をついているかどうかわかるというあの『秤(ライブラ)』か!」
「ああ。確か『対象が嘘をついているか分かる』のほかに『重力を変えることができる』という性質もあるんだよね」
ケルベロスの言葉に小狼と小龍が頷く。
「どうやったら捕まえられるの?」
「確か『秤(ライブラ)』の一番弱いところをつくんや。そしたら捕まえられる」
「一番弱いところね! でもそこってどこだろう?」
さくらは首をかしげた。
「分からない。それよりも僕は美咲さんがなぜ異質な力を感じ取れたのかが気になる」
「小龍。それを今気にしている場合か?」
「小狼だって気になるだろう?」
「……気にならない」
意地を張って小狼はそう言ってしまった。そのため彼は一瞬で広美のいる場所へと移動してしまった。
「李君!?」
小狼が一瞬で移動したことにさくらが驚く。
小龍が移動したことで皿が上から下にちょっとだけ降りてくる。
「なるほど……」
美空が何か考え込む様子を見せた。
「もしかして広美さんたちの皿と私たちの皿を平行にしなければいけないんじゃない?」
美空の言葉が正解であるかのように重力が美空たちに来た。
「正解みたいね……」
美空がそう言った時だった。すみれが持っている携帯電話が鳴った。
「広美お姉さん?」
『もしもし? すみれちゃん? いきなり李小狼君がこっちに来たから驚いちゃって……。 何かあった?』
「李君がごまかしをしたらこうなってしまって……」
嘘を嫌う『秤(ライブラ)』の空間にいるとなってなるべく正直に答えた。
『ごまかしを?なるほど……。嘘やごまかしが通じない空間なのね。ここから脱出するにはある条件をクリアできればいいかなと思うんだけど』
すみれは広美の言葉に息を呑んだ。
彼女の言葉は美空の考えと一致していたからだ。
『美空ちゃんとかわってくれる?』
「は、はい!」
すみれはスピーカーモードにして美空に電話を渡した。
広美は大きな皿のようなものの上にいた。
さくらが机の上の天秤に触れてしまい、白い光が包み込んだと思ったらここにいた。おそらく別の空間に飛ばされたのだろう。
「すみれたちも来てしまったのか……!」
「小龍!?」
すみれの驚く声が聞こえる。
そこには小龍、小狼、苺鈴の三名がいた。
「雪兎さんたちは? 一緒じゃなかったの?」
さくらは雪兎、あやめ、紅花のことが気になったのか訊いた。
「占いコーナーで別々のブースに案内されたんだ。だから一緒じゃない」
「そっか……」
さくらはほっとした顔をした。
「それよりもここはどこなのよ! なんか変な天秤みたいなものを触ったらここにきてしまったし! 占いをやりに来ただけなのに!」
苺鈴が叫ぶ。
「それにしてもあの天秤……。なんか嫌な感じがしたけど……」
「広美お姉さんは触っちゃ駄目って言っていましたよね。何か感じていたんですか?」
「ううん。ただ異質な力を感じただけ」
すみれの言葉に広美は首を横に振る。
「それよりも私たちがどこに居るのか考えましょう。大きな皿みたいなものの上にいるわよね?」
「それはそうだと思う。ただ俺たちが乗っている皿とおまえたちが乗っている皿は違うと思う」
小狼が自分の見解を述べた。
「そういえば私たちが乗っている皿みたいなものなのですが、どこかで見たような気がしますわ」
「智世の言うとおりですわね。つい先ほど見たと思いますわ」
「あ!」
広美は知世の言葉に声を上げた。自分たちがいる場所が分かったのだ。
「もしかして大きな天秤の上に私たちはいないかしら?」
その言葉が正解であるかのように広美たちはまた移動させられた。今度は右のに広美、左にすみれたちといった分け方をさせられた。
そして地面も動き、広美だけが上へと上がっていく。
「広美お姉さ~ん! 大丈夫!?」
大きな声でさくらが話しかけてくる。
「大丈夫よ~!」
広美も返事を返す。大きな声でないと声が届かない距離まで来てしまった。
「さくらちゃんたち大丈夫かしら?」
おそらく今回はさくらたちが集めているものに関係があるのだろう。彼女たちに危害がなければいいけどと広美は思った。
広美がちょっとだけさくらたちの心配をしているころ、さくらたちは話をしていた。
「ねえ、李君。これってまさか……」
「ああ。クロウカードの仕業だろうな。飛ばされる前にちょっとだけ気配を感じた」
「なんのカードだろう。ケロちゃん、わかる?」
「ああ。おそらく『秤(ライブラ)』のカードやろうな」
「『秤(ライブラ)』? あの対象が嘘をついているかどうかわかるというあの『秤(ライブラ)』か!」
「ああ。確か『対象が嘘をついているか分かる』のほかに『重力を変えることができる』という性質もあるんだよね」
ケルベロスの言葉に小狼と小龍が頷く。
「どうやったら捕まえられるの?」
「確か『秤(ライブラ)』の一番弱いところをつくんや。そしたら捕まえられる」
「一番弱いところね! でもそこってどこだろう?」
さくらは首をかしげた。
「分からない。それよりも僕は美咲さんがなぜ異質な力を感じ取れたのかが気になる」
「小龍。それを今気にしている場合か?」
「小狼だって気になるだろう?」
「……気にならない」
意地を張って小狼はそう言ってしまった。そのため彼は一瞬で広美のいる場所へと移動してしまった。
「李君!?」
小狼が一瞬で移動したことにさくらが驚く。
小龍が移動したことで皿が上から下にちょっとだけ降りてくる。
「なるほど……」
美空が何か考え込む様子を見せた。
「もしかして広美さんたちの皿と私たちの皿を平行にしなければいけないんじゃない?」
美空の言葉が正解であるかのように重力が美空たちに来た。
「正解みたいね……」
美空がそう言った時だった。すみれが持っている携帯電話が鳴った。
「広美お姉さん?」
『もしもし? すみれちゃん? いきなり李小狼君がこっちに来たから驚いちゃって……。 何かあった?』
「李君がごまかしをしたらこうなってしまって……」
嘘を嫌う『秤(ライブラ)』の空間にいるとなってなるべく正直に答えた。
『ごまかしを?なるほど……。嘘やごまかしが通じない空間なのね。ここから脱出するにはある条件をクリアできればいいかなと思うんだけど』
すみれは広美の言葉に息を呑んだ。
彼女の言葉は美空の考えと一致していたからだ。
『美空ちゃんとかわってくれる?』
「は、はい!」
すみれはスピーカーモードにして美空に電話を渡した。
