さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しな顔をしています。
第三十話 悩める日々
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「すみれ、考えていることは分かるけどちゃんと封印しなきゃダメよ……」
帰り道に美空が言った。
すみれの考えていることが分かったらしい。
「でも……。あんなに嬉しそうなのに……」
「瑠衣ちゃんとお兄さんを悲しませたくないのは分かるけどこのままだとよくないわ。それに自分で全部封印するって決めたんでしょう?」
「それはそうだけど……どうすればいいか分かんない……」
すみれは俯いた。こんなに悩んだのは初めてだった。
「すみれは優しすぎるわ。……あと五日で考えて。後悔のないように……」
「ありがとう美空!」
すみれは顔を輝かせて美空に抱き付いたのだった。
「本当に世話が焼ける……」
美空は苦笑しながらすみれを受け止めたのだった。
次の日――
「あ、瑠衣ちゃんのお兄ちゃんだ」
すみれは校庭で瑠衣の兄の正一を見つけた。
どうやらタイムを計っているらしい。
「お兄ちゃん。陸上部なのよね~。今度選手として走るんだ」
瑠衣は自慢げに言った。兄が誇らしいらしい。
「へえ~」
すみれは感心しながら校庭を見た。
正一が走るところだった。
その頃、瑠衣の家では『駆(ダッシュ)』がピクリと動いた。
立ち上がると体を光らせた。
それは呼応するように正一に力となって流れていく。
そして正一は走り始めた。
「速いっ!」
すみれは感心した。正一は一緒に走っている誰よりも速かった。
「お兄ちゃん伸び悩んでいたみたいだけど、あの生き物を拾ってからタイムが伸び始めたんだ。大会で優勝間違いなしって思ってる」
瑠衣は嬉しそうに言った。
(あの生き物を拾ってから……? それって……。でも……あんなに瑠衣ちゃん嬉しそうなのに……)
すみれは『駆(ダッシュ)』の力だと気が付いた。
だからそれで尚更悩んだ。
あんなに瑠衣が嬉しそうなのに捕まえていいのかと。
「すみれ……」
そんなすみれを心配そうに美空は見つめた。
帰り道に美空が言った。
すみれの考えていることが分かったらしい。
「でも……。あんなに嬉しそうなのに……」
「瑠衣ちゃんとお兄さんを悲しませたくないのは分かるけどこのままだとよくないわ。それに自分で全部封印するって決めたんでしょう?」
「それはそうだけど……どうすればいいか分かんない……」
すみれは俯いた。こんなに悩んだのは初めてだった。
「すみれは優しすぎるわ。……あと五日で考えて。後悔のないように……」
「ありがとう美空!」
すみれは顔を輝かせて美空に抱き付いたのだった。
「本当に世話が焼ける……」
美空は苦笑しながらすみれを受け止めたのだった。
次の日――
「あ、瑠衣ちゃんのお兄ちゃんだ」
すみれは校庭で瑠衣の兄の正一を見つけた。
どうやらタイムを計っているらしい。
「お兄ちゃん。陸上部なのよね~。今度選手として走るんだ」
瑠衣は自慢げに言った。兄が誇らしいらしい。
「へえ~」
すみれは感心しながら校庭を見た。
正一が走るところだった。
その頃、瑠衣の家では『駆(ダッシュ)』がピクリと動いた。
立ち上がると体を光らせた。
それは呼応するように正一に力となって流れていく。
そして正一は走り始めた。
「速いっ!」
すみれは感心した。正一は一緒に走っている誰よりも速かった。
「お兄ちゃん伸び悩んでいたみたいだけど、あの生き物を拾ってからタイムが伸び始めたんだ。大会で優勝間違いなしって思ってる」
瑠衣は嬉しそうに言った。
(あの生き物を拾ってから……? それって……。でも……あんなに瑠衣ちゃん嬉しそうなのに……)
すみれは『駆(ダッシュ)』の力だと気が付いた。
だからそれで尚更悩んだ。
あんなに瑠衣が嬉しそうなのに捕まえていいのかと。
「すみれ……」
そんなすみれを心配そうに美空は見つめた。
