さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しな顔をしています。
第二十七話 梅香の過去
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季節が巡り巡って夏になった。
月峰神社の夏祭りの最中だった。
「転校!?」
浴衣を着た梅香が驚いた様子で裕也を見る。
「いつ?」
「明日」
「なんで言わなかったのよ!」
「だって梅香案外寂しがりやだろ? しんみりするの僕好きじゃないし」
裕也はあっさりと言った。
「姉さんが留学するんだ。それで僕にも一緒に来ないかって……。イギリスに行くことは僕にとってプラスに働くと思う。だから一緒に行こうと思うんだ」
「だけど黙っているなんて……」
梅香は納得いかないようだ。
「ねえ、梅香。僕たち終わりにしない?」
「どうして?」
梅香は不思議そうに訊いた。
「一年前に好きって言われて付き合って……。楽しかったけどそれももう終わり。なぜなら次会うときにお互いに好きな人が出来ているからね」
「裕也……」
梅香が呟く。
「僕には姉さんと一緒にやらなければいけないことをするために戻ってくるんだ――」
その言葉と同時にすみれの体は後ろに引っ張られた。
「きゃあああああっ!」
悲鳴をあげた。
次の瞬間、すみれはご神木の木の前にいた。
「すみれ! 早く封印するのよ!」
アップルティーアが急かす。
「汝のあるべき姿に戻れ! リディアカード!」
すみれは封印の言葉を唱えた。
するとカードに戻り、小龍のもとに飛んでいった。
小龍はカードを受け取るとふらついた。
「『戻(リターン)』のカードの仕業だったのよ。……今回は若造に感謝しないとね。あのままだと戻ってくるのいつになるのか分からなかったのよ。だから『時(タイム)』で時間を止めたのよ……」
アップルティーアが呟く。
「ありがとう……」
すみれはお礼を言った。
「別にいいよ」
小龍は赤くなっていった。
その二人を見ながらアップルティーアは空を見上げた。
空に浮かぶ月は満月だった。
「ルナ……」
満月を見ながらアップルティーアは寂しそうに呟いたのだった。
月峰神社の夏祭りの最中だった。
「転校!?」
浴衣を着た梅香が驚いた様子で裕也を見る。
「いつ?」
「明日」
「なんで言わなかったのよ!」
「だって梅香案外寂しがりやだろ? しんみりするの僕好きじゃないし」
裕也はあっさりと言った。
「姉さんが留学するんだ。それで僕にも一緒に来ないかって……。イギリスに行くことは僕にとってプラスに働くと思う。だから一緒に行こうと思うんだ」
「だけど黙っているなんて……」
梅香は納得いかないようだ。
「ねえ、梅香。僕たち終わりにしない?」
「どうして?」
梅香は不思議そうに訊いた。
「一年前に好きって言われて付き合って……。楽しかったけどそれももう終わり。なぜなら次会うときにお互いに好きな人が出来ているからね」
「裕也……」
梅香が呟く。
「僕には姉さんと一緒にやらなければいけないことをするために戻ってくるんだ――」
その言葉と同時にすみれの体は後ろに引っ張られた。
「きゃあああああっ!」
悲鳴をあげた。
次の瞬間、すみれはご神木の木の前にいた。
「すみれ! 早く封印するのよ!」
アップルティーアが急かす。
「汝のあるべき姿に戻れ! リディアカード!」
すみれは封印の言葉を唱えた。
するとカードに戻り、小龍のもとに飛んでいった。
小龍はカードを受け取るとふらついた。
「『戻(リターン)』のカードの仕業だったのよ。……今回は若造に感謝しないとね。あのままだと戻ってくるのいつになるのか分からなかったのよ。だから『時(タイム)』で時間を止めたのよ……」
アップルティーアが呟く。
「ありがとう……」
すみれはお礼を言った。
「別にいいよ」
小龍は赤くなっていった。
その二人を見ながらアップルティーアは空を見上げた。
空に浮かぶ月は満月だった。
「ルナ……」
満月を見ながらアップルティーアは寂しそうに呟いたのだった。
