主人公の設定です。人類側とミュウ側のW主人公。
第1章 1.四年前
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リリナ・アーリス・レイアには忘れられない光景が二つある。
一つは夜空を引き裂くような青き光、そしてそれを追う戦闘機。
戦闘機は青い光によって爆発していく。その後上へ上へと向かって行った。
その光景をリリナはただ茫然と見ていた。
青い光が何かは分からなかったけれど嫌なものではないと心の中では感じていた。
二つ目の光景は青い光が現れてから二週間後のこと。天空にまで伸びる光の柱。その光の柱の出どころは大人の国だと先生から教わっている場所だった。
《リリナ。必ず迎えに行くから》
聞こえてきた声。
青い光が嫌なものだと感じなかったのと同じようにその声も嫌なものだとは思わなかった。
「誰なの……?」
思わず声に出てしまう。周りが怪訝そうにこちらを見てくるのに気づいて慌てて口を押えた。また色々な検査を受けるのはごめんだ。
《四年後に迎えにいくから……》
また声が聞こえる。女の人の声でとてもやさしい声だった。
(四年後ってどういうこと……? 迎えにいくって……?)
今度は口に出さないで心の中で思うだけにする。
光の柱が見えなくなると同時に声は聞こえなくなったが、ひどく声はリリナの心をざわつかせた。
一つは夜空を引き裂くような青き光、そしてそれを追う戦闘機。
戦闘機は青い光によって爆発していく。その後上へ上へと向かって行った。
その光景をリリナはただ茫然と見ていた。
青い光が何かは分からなかったけれど嫌なものではないと心の中では感じていた。
二つ目の光景は青い光が現れてから二週間後のこと。天空にまで伸びる光の柱。その光の柱の出どころは大人の国だと先生から教わっている場所だった。
《リリナ。必ず迎えに行くから》
聞こえてきた声。
青い光が嫌なものだと感じなかったのと同じようにその声も嫌なものだとは思わなかった。
「誰なの……?」
思わず声に出てしまう。周りが怪訝そうにこちらを見てくるのに気づいて慌てて口を押えた。また色々な検査を受けるのはごめんだ。
《四年後に迎えにいくから……》
また声が聞こえる。女の人の声でとてもやさしい声だった。
(四年後ってどういうこと……? 迎えにいくって……?)
今度は口に出さないで心の中で思うだけにする。
光の柱が見えなくなると同時に声は聞こえなくなったが、ひどく声はリリナの心をざわつかせた。
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