さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十五話 はじめてのデート
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すみれはわくわくしていた。今日は水族館での社会科見学。
「すみれちゃん、嬉しそうですわ」
「そうね。あ、そうだ。智世ちゃん、耳を貸して……」
美空はわくわくと水槽を眺めるすみれとそれを優しい目で見守る小龍を見ながらある提案を智世にした。
「それは素敵なアイディアですわ!」
「ね! 実行しよう!」
「ええ、ぜひ!」
がっしりと手を握り合いながら智世と美空は言い合う。
そんな二人を他の観客はちょっと変な目で見ていた。
「あ、そうだ。私、ちょっと物を落としたみたい。探してくる。すみれと李小龍は先行っていて」
この水族館の目玉、大きな円形水槽の部屋まであと少しというところで美空が言った。
「私も付き合いますわ。お二人はどうか私たちのことは気にせずに次に進んでいってくださいな。もし時間がかかるようでしたらペンギンショーで待ち合わせでどうでしょうか」
「え、でも……」
「分かった。でもなるべく早く来てくれるといいな。すみれもそれでいい?」
「わ、わかった。長くなる場合はペンギンショーで待ち合わせね」
「ええ!」
智世が頷いた。
「じゃあ、またあとでね~!」
すみれと李小龍は次の部屋へと進んでいった。
「大成功!」
「大成功ですわ!」
物を落としたというのは嘘。デートらしいデートをしていないすみれと李小龍を二人きりにする作戦なのだ。
「よ~し! 後をこっそりと追って行くわよ!」
「ええ!」
すみれのデートを撮るために張り切る智世と見守る気満々の美空。
ばれないようにこっそりと二人の後をつけ始めたのだった。
「すみれちゃん、嬉しそうですわ」
「そうね。あ、そうだ。智世ちゃん、耳を貸して……」
美空はわくわくと水槽を眺めるすみれとそれを優しい目で見守る小龍を見ながらある提案を智世にした。
「それは素敵なアイディアですわ!」
「ね! 実行しよう!」
「ええ、ぜひ!」
がっしりと手を握り合いながら智世と美空は言い合う。
そんな二人を他の観客はちょっと変な目で見ていた。
「あ、そうだ。私、ちょっと物を落としたみたい。探してくる。すみれと李小龍は先行っていて」
この水族館の目玉、大きな円形水槽の部屋まであと少しというところで美空が言った。
「私も付き合いますわ。お二人はどうか私たちのことは気にせずに次に進んでいってくださいな。もし時間がかかるようでしたらペンギンショーで待ち合わせでどうでしょうか」
「え、でも……」
「分かった。でもなるべく早く来てくれるといいな。すみれもそれでいい?」
「わ、わかった。長くなる場合はペンギンショーで待ち合わせね」
「ええ!」
智世が頷いた。
「じゃあ、またあとでね~!」
すみれと李小龍は次の部屋へと進んでいった。
「大成功!」
「大成功ですわ!」
物を落としたというのは嘘。デートらしいデートをしていないすみれと李小龍を二人きりにする作戦なのだ。
「よ~し! 後をこっそりと追って行くわよ!」
「ええ!」
すみれのデートを撮るために張り切る智世と見守る気満々の美空。
ばれないようにこっそりと二人の後をつけ始めたのだった。
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