さくらの三つ子の姉です。髪の色以外は撫子さんに生き写しです。
第七十二話 夢の予兆
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すみれは東京タワーを下から見つめていた。
その東京タワー近くのビルに誰かが立っていた。
桃色の帽子にマント、胸には黄色のリボン。
―――さくら?
すみれは驚いた。そこに立っているのは妹のさくらだったのだ。
彼女の周りにたくさんのカードが待っている。そばには小さなぬいぐるみみたいな生き物がいた。雰囲気がアップルティーアに似ているとすみれは思った。
さくらがビルの淵にたつと彼女の靴から小さな羽が生える。
そして落ちていった。
―――さくら!
慌てて手を伸ばそうとするが、届かない。
「さくら!」
すみれは手を伸ばしたまま目を醒ました。
「すみれ、大丈夫?」
アップルティーアが見つめてくる。
「だ、大丈夫。変な夢をみただけ……」
「夢ぇ? どんな?」
「あのね……「すみれさ~ん!」
「あ、は~い!」
すみれは父に返事をした。
「学校から帰ったら話すね」
「分かった。今日から新学期ね」
「うん!」
今日は始業式。すみれは四年生になる。
その東京タワー近くのビルに誰かが立っていた。
桃色の帽子にマント、胸には黄色のリボン。
―――さくら?
すみれは驚いた。そこに立っているのは妹のさくらだったのだ。
彼女の周りにたくさんのカードが待っている。そばには小さなぬいぐるみみたいな生き物がいた。雰囲気がアップルティーアに似ているとすみれは思った。
さくらがビルの淵にたつと彼女の靴から小さな羽が生える。
そして落ちていった。
―――さくら!
慌てて手を伸ばそうとするが、届かない。
「さくら!」
すみれは手を伸ばしたまま目を醒ました。
「すみれ、大丈夫?」
アップルティーアが見つめてくる。
「だ、大丈夫。変な夢をみただけ……」
「夢ぇ? どんな?」
「あのね……「すみれさ~ん!」
「あ、は~い!」
すみれは父に返事をした。
「学校から帰ったら話すね」
「分かった。今日から新学期ね」
「うん!」
今日は始業式。すみれは四年生になる。
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