さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しです。
第五十四話 素敵な花束
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「美空。何を見ているの?」
すみれは本を読んでいる美空に近づいた。
「これよ。花の図鑑。花言葉つきなの」
美空は本を見せた。
「花言葉?」
「そう。花にはそれぞれ意味があるの。白いゆりだと「純潔」って意味になるのよ」
「へえ~。美空はなんで花言葉なんかを?」
「うん。もうすぐお父さんとお母さんの結婚記念日だから……。何かをあげたくて……」
「それはいい考えですわね! きっと喜びますわ!」
智世はにこにこしながら言った。
「でも花は高いよね……。私のお小遣いで買えるかどうか……」
美空はため息をついた。
「では手作りのものを上げては?」
智世が提案する。
「手作りか……。それ、いいかも」
美空はにっこり笑った。
「花をモチーフにした刺繍とかいいんじゃないかな? せっかく花言葉を調べていたんだし」
すみれが提案した。
「すみれ、すごくいいわ! 一緒にやりましょう!」
「え? ええええええっ!」
すみれの叫びが校内に響いた。
「私が裁縫が苦手って知ってるよね?」
「知っているわよ。でも誰かと一緒にやるのは楽しいし、私も教えるし。それにぬいぐるみが作れたんだから大丈夫よ」
「わ、分かった……」
すみれは頷いた。
「じゃあ早速、図書館で手芸の本を借りて、藤隆さんに教えてもらおう」
「お父さんに?」
「だってすみれのお父さんは裁縫得意でしょ?」
「そうだね。お父さん上手だものね」
すみれは頷いた。
こうしてすみれは手芸をすることになった
すみれは本を読んでいる美空に近づいた。
「これよ。花の図鑑。花言葉つきなの」
美空は本を見せた。
「花言葉?」
「そう。花にはそれぞれ意味があるの。白いゆりだと「純潔」って意味になるのよ」
「へえ~。美空はなんで花言葉なんかを?」
「うん。もうすぐお父さんとお母さんの結婚記念日だから……。何かをあげたくて……」
「それはいい考えですわね! きっと喜びますわ!」
智世はにこにこしながら言った。
「でも花は高いよね……。私のお小遣いで買えるかどうか……」
美空はため息をついた。
「では手作りのものを上げては?」
智世が提案する。
「手作りか……。それ、いいかも」
美空はにっこり笑った。
「花をモチーフにした刺繍とかいいんじゃないかな? せっかく花言葉を調べていたんだし」
すみれが提案した。
「すみれ、すごくいいわ! 一緒にやりましょう!」
「え? ええええええっ!」
すみれの叫びが校内に響いた。
「私が裁縫が苦手って知ってるよね?」
「知っているわよ。でも誰かと一緒にやるのは楽しいし、私も教えるし。それにぬいぐるみが作れたんだから大丈夫よ」
「わ、分かった……」
すみれは頷いた。
「じゃあ早速、図書館で手芸の本を借りて、藤隆さんに教えてもらおう」
「お父さんに?」
「だってすみれのお父さんは裁縫得意でしょ?」
「そうだね。お父さん上手だものね」
すみれは頷いた。
こうしてすみれは手芸をすることになった
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