さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しです。
第六十五話 消えゆく聖奈
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友枝小学校の校庭に子供たちの元気な声が聞こえる。
「次! 木之本すみれ!」
「はい!」
タタタタッ! ダン!
勢いよく7段の跳び箱を飛ぶ。
「おお―――!!」
みんなの歓声が聞こえた。
「さすがですわ! すみれちゃん」
智世がほめる。
「えへへ。体育は得意」
すみれは照れた。
わー! わー!
隣の星條高校でも体育をやっているようだ。
「月ヶ崎さん!」
「聖奈!」
「聖奈ちゃん!」
悲鳴のような声がいくつも隣から聞こえる。
「聖奈さん?」
すみれは何だろうと思って柵越しに隣を見た。何人もの人が集まっていて梅香が聖奈を抱えていた。
「聖奈さん!」
すみれは悲鳴を上げた。
聖奈が倒れていたのだ。
「あらら。限界かな?」
その様子を光夜は見つめてそう言った。
「聖奈さん、もしかして……」
美空はつぶやいた。
「美空、何か知っているの?」
「私の口からは言えない……。アップルたちの思いをむげにはできない」
美空は口もごった。今の様子を“力”を使ってみたことで推測したことでもあるのだ。
「知りたければ保健室に行って。すみれ。場所は知っているでしょう? 先生にはうまくいっておくから」
「う、うん……」
すみれは頷くと星篠高校へと向かったのだった。
「次! 木之本すみれ!」
「はい!」
タタタタッ! ダン!
勢いよく7段の跳び箱を飛ぶ。
「おお―――!!」
みんなの歓声が聞こえた。
「さすがですわ! すみれちゃん」
智世がほめる。
「えへへ。体育は得意」
すみれは照れた。
わー! わー!
隣の星條高校でも体育をやっているようだ。
「月ヶ崎さん!」
「聖奈!」
「聖奈ちゃん!」
悲鳴のような声がいくつも隣から聞こえる。
「聖奈さん?」
すみれは何だろうと思って柵越しに隣を見た。何人もの人が集まっていて梅香が聖奈を抱えていた。
「聖奈さん!」
すみれは悲鳴を上げた。
聖奈が倒れていたのだ。
「あらら。限界かな?」
その様子を光夜は見つめてそう言った。
「聖奈さん、もしかして……」
美空はつぶやいた。
「美空、何か知っているの?」
「私の口からは言えない……。アップルたちの思いをむげにはできない」
美空は口もごった。今の様子を“力”を使ってみたことで推測したことでもあるのだ。
「知りたければ保健室に行って。すみれ。場所は知っているでしょう? 先生にはうまくいっておくから」
「う、うん……」
すみれは頷くと星篠高校へと向かったのだった。
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