さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しです。
第四十七話 不思議な転校生
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「もう夏も終わりね……」
スイカを食べながらアップルティーアは言った。
外ではひぐらしが鳴いている。
「うん。そうだね……」
すみれは机で何かを書きながら頷いた。
「何しているの?」
「お手紙。羽月先生と裕也さんに。返事書いているの」
「ああ! あの姉弟ね。本当にお世話になったわよね~。おかげですみれも新しい主になれたし……」
アップルティーアは納得した。
羽月 美帆 と裕也 の姉弟はすみれが最後の審判でルナに新たな主として認めてもらうときにお世話になった人たちだ。
彼らがいなければすみれが新しい主として認められることは無かっただろう。
「本当に良かった。私、あの若造が主になったら生きていく自信を無くすわ……」
「そこまで言わなくてもいいじゃない。李君だって頑張ったんだよ」
すみれは反論した。
李 小龍 はリディアカードを集めに香港から来たすみれのライバルだ。リディアカードを創ったリディアの父、クロウの血縁だ。いろいろあったが仲良くなれたようですみれは嬉しかった。
そんな彼とアップルティーアは仲が悪かった。だからアップルティーアはそんなことを言ったのだろう。
「そう言えば宿題は終わったの?」
「うん。ばっちり」
すみれは宿題は毎日きっちりやっていた。一年生の時に痛い目を見たからだった。それに幼馴染の美空が確認してくるのでやるのが習慣になっていた。
「ほえええええええっ!」
「うわああああああっ!」
その時両隣の部屋から悲鳴が聞こえた。
「何なんだろう?」
アップルティーアが首を傾げる。
「さくらとあやめが宿題やってないのに気付いて慌てているんじゃない?」
「なるほど……」
二人はそこで苦笑した。
必ず二人が宿題を手伝ってもらおうとすみれのドアを叩くと。
「すみれ! 助けて!」
「すみれ! 手伝って!」
数分後、それは現実となったのだった。
その様子を見ているものがいた。
赤いコスチュームを着て、太陽が円に囲まれている金色の杖を持っている少女が木之本家を見ていた。
傍らには紫の髪の黒い蝶の羽をもった少女と水色の髪の青年がいた。
少女は木之本家の騒ぎを見て笑ったのだった。
スイカを食べながらアップルティーアは言った。
外ではひぐらしが鳴いている。
「うん。そうだね……」
すみれは机で何かを書きながら頷いた。
「何しているの?」
「お手紙。羽月先生と裕也さんに。返事書いているの」
「ああ! あの姉弟ね。本当にお世話になったわよね~。おかげですみれも新しい主になれたし……」
アップルティーアは納得した。
彼らがいなければすみれが新しい主として認められることは無かっただろう。
「本当に良かった。私、あの若造が主になったら生きていく自信を無くすわ……」
「そこまで言わなくてもいいじゃない。李君だって頑張ったんだよ」
すみれは反論した。
そんな彼とアップルティーアは仲が悪かった。だからアップルティーアはそんなことを言ったのだろう。
「そう言えば宿題は終わったの?」
「うん。ばっちり」
すみれは宿題は毎日きっちりやっていた。一年生の時に痛い目を見たからだった。それに幼馴染の美空が確認してくるのでやるのが習慣になっていた。
「ほえええええええっ!」
「うわああああああっ!」
その時両隣の部屋から悲鳴が聞こえた。
「何なんだろう?」
アップルティーアが首を傾げる。
「さくらとあやめが宿題やってないのに気付いて慌てているんじゃない?」
「なるほど……」
二人はそこで苦笑した。
必ず二人が宿題を手伝ってもらおうとすみれのドアを叩くと。
「すみれ! 助けて!」
「すみれ! 手伝って!」
数分後、それは現実となったのだった。
その様子を見ているものがいた。
赤いコスチュームを着て、太陽が円に囲まれている金色の杖を持っている少女が木之本家を見ていた。
傍らには紫の髪の黒い蝶の羽をもった少女と水色の髪の青年がいた。
少女は木之本家の騒ぎを見て笑ったのだった。
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