さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しな顔をしています。
第四十二話 まっくらな学芸会
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友枝小学校は賑わっていた。
今日は学芸会。
劇や音楽を見ようと体育館には大勢の人がいた。
その大勢の人の中には桃矢と梅香と聖奈と裕也がいた。
「すみれちゃんたち何をやるの?」
聖奈が訊いた。
「合奏。うるさいのなんのって……」
梅香が答えた。
「そうそう。下手なのにな」
桃矢が意地悪そうに言った。その手にはカメラが握られている。
「そう言いながらもカメラを持っているじゃないか」
裕也がカメラをさす。
「これは父さんに頼まれたんだよ」
「おじさん、学会で来れないんだってね」
聖奈が桃矢の言葉を聞いていった。
「すごく残念がってた。だからしっかり撮ってよ」
「はいはい」
妹の言葉に桃矢が頷く。
「楽しみだね~」
そんな中、裕也は油断なくあたりを見回していた。
「今回の相手は曲者だよ……。気をつけてね……」
ぽつりと呟いた。
「なんか言った裕也?」
梅香が裕也を覗き込む。
「いや。何も」
裕也はいつもの笑顔で答えた。
今日は学芸会。
劇や音楽を見ようと体育館には大勢の人がいた。
その大勢の人の中には桃矢と梅香と聖奈と裕也がいた。
「すみれちゃんたち何をやるの?」
聖奈が訊いた。
「合奏。うるさいのなんのって……」
梅香が答えた。
「そうそう。下手なのにな」
桃矢が意地悪そうに言った。その手にはカメラが握られている。
「そう言いながらもカメラを持っているじゃないか」
裕也がカメラをさす。
「これは父さんに頼まれたんだよ」
「おじさん、学会で来れないんだってね」
聖奈が桃矢の言葉を聞いていった。
「すごく残念がってた。だからしっかり撮ってよ」
「はいはい」
妹の言葉に桃矢が頷く。
「楽しみだね~」
そんな中、裕也は油断なくあたりを見回していた。
「今回の相手は曲者だよ……。気をつけてね……」
ぽつりと呟いた。
「なんか言った裕也?」
梅香が裕也を覗き込む。
「いや。何も」
裕也はいつもの笑顔で答えた。
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