さくらの三つ子の姉です。撫子さんに生き写しな顔をしています。
第十九話 夏休みの宿題
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「ぎゃあああああっ!」
「ほええええええっ!」
夏も終わりかけたある日のこと。木之本家に二つの悲鳴が響いた。
「なんなの~?隣がやけに騒がしいわね~」
アップルティーアがうるさそうに言った。
「さくらとあやめが宿題やってないんでしょう」
すみれはケーキを食べながら言った。
すみれの部屋はさくらとあやめの部屋の真ん中にあるので叫べば二人の部屋の声がよく聞こえるのだ。
「そういうすみれはどうなの?」
「私?私はちゃんと全部やったわよ。じゃないと美空にすごい怒られるし……」
去年、一年生の時に宿題を最後までためて美空に怒られながらやった記憶がある。それ以降すみれはきちんと宿題をやることにしている。
すみれはケーキを食べ終えるとランドセルをがさごそとやり始めた。そこでとんでもないものを見つけた。
「ああっ―――!!」
今度はすみれの悲鳴が響き渡る。
「何なのすみれ?」
「読書感想文が残ってた―――!!」
すみれはそう言って叫んだ。
「ええっ?さっき全部やったって言ってなかった?」
「言ってたけど一つ残ってたの~」
「そんなら図書館に行けばいいじゃない」
「うん。そうする……」
すみれがそういった時だった携帯電話が鳴った。
『すみれちゃん?宿題終わりました?』
電話の相手は智世だった。
「あと一つ読書感想文が残ってた……」
『ならよかった。一緒に図書館に行きません?私も読書感想文が残っているんです。美空ちゃんも誘おうと思うのですが……』
「分かった。何時にどこに集合?」
『午後1時に友枝図書館の前にお願いします』
時計を見ると12時を指していた。
今から準備すれば余裕で間に合う時間だ。
「分かった。午後1時ね」
『ええ。では午後1時に』
「うん。またね~」
すみれはそう言って電話を切った。
「何とかなりそう?」
「うん。智世ちゃんと美空と一緒にやるよ」
「そう。それはよかった」
アップルティーアはそういうと自分の分のケーキを食べ始めたのだった。
「ほええええええっ!」
夏も終わりかけたある日のこと。木之本家に二つの悲鳴が響いた。
「なんなの~?隣がやけに騒がしいわね~」
アップルティーアがうるさそうに言った。
「さくらとあやめが宿題やってないんでしょう」
すみれはケーキを食べながら言った。
すみれの部屋はさくらとあやめの部屋の真ん中にあるので叫べば二人の部屋の声がよく聞こえるのだ。
「そういうすみれはどうなの?」
「私?私はちゃんと全部やったわよ。じゃないと美空にすごい怒られるし……」
去年、一年生の時に宿題を最後までためて美空に怒られながらやった記憶がある。それ以降すみれはきちんと宿題をやることにしている。
すみれはケーキを食べ終えるとランドセルをがさごそとやり始めた。そこでとんでもないものを見つけた。
「ああっ―――!!」
今度はすみれの悲鳴が響き渡る。
「何なのすみれ?」
「読書感想文が残ってた―――!!」
すみれはそう言って叫んだ。
「ええっ?さっき全部やったって言ってなかった?」
「言ってたけど一つ残ってたの~」
「そんなら図書館に行けばいいじゃない」
「うん。そうする……」
すみれがそういった時だった携帯電話が鳴った。
『すみれちゃん?宿題終わりました?』
電話の相手は智世だった。
「あと一つ読書感想文が残ってた……」
『ならよかった。一緒に図書館に行きません?私も読書感想文が残っているんです。美空ちゃんも誘おうと思うのですが……』
「分かった。何時にどこに集合?」
『午後1時に友枝図書館の前にお願いします』
時計を見ると12時を指していた。
今から準備すれば余裕で間に合う時間だ。
「分かった。午後1時ね」
『ええ。では午後1時に』
「うん。またね~」
すみれはそう言って電話を切った。
「何とかなりそう?」
「うん。智世ちゃんと美空と一緒にやるよ」
「そう。それはよかった」
アップルティーアはそういうと自分の分のケーキを食べ始めたのだった。
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