文体スケッチ

麦茶

2019/08/29 16:41


揺らぐ視界。焼け付くアスファルト。炎天下。かさつく喉。それを潤す液体への渇望。オアシスかに思えた道端の四角い機械箱には、売切の赤い文字が浮かんでいた。やっとの思いで辿り着いた扉は開けると外とは違う熱気で噎せ返りそう。幽鬼のような足取りで、真っ直ぐに冷気を求めて走る。はじけるような泡も、甘味もなくていい。開いた扉の向こうには、やかんから移されたばかりの茶色い液体が光を持って輝いていた。


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  • jzgsxgvqo (非ログイン)2024/03/22 13:40

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