第1章
街も徐々にざわつき始めている
まあ、無理もないか。
あんな何度も銃声が聞こえたらたまったもんじゃない。昼寝なんかしてたら尚更だ。
僕はイロハと、ついさっき出会ったばかりの三、四十代の男性と共に銃声の音の出所を探して街を歩いている。いや、どっちかというと走ってる、けど。
わざわざ危険な場所にお姫様自ら出向くなんて、全くもって、この人は…ニジノイロハという人間はおかしな人だと思う。
「イロハさん!あまりむやみに走らないでくださいね。今は危険な状態です、三人ではぐれないようにしなければいけません。」男性は不安そうな顔でイロハを見る。実際、もっともだと思う。イロハは知らない住人からも顔を知られているような存在だ。…自分では気にもしたことがないのだろうけど。
「そ、そうですけど…。でも、もしこの間に誰か撃たれてたりしたら…?」「ちょ、そんな縁起のないこと言うなよ…。」僕が少し呆れながら反応すると「…確かに、可能性はありますよね。ですが、貴方は王家の人間です。…せめて、同じペースで行きましょう?」
最初は険しい顔をしていたが、話が終わると、男性は優しく微笑んだ。
「そうだよ、イロハ。せめて走るにしても僕達から離れないようにしてほしいな…。」
「うん、ごめんなさい…。」そう言って、少し俯きながら頷いた。
いつものイロハらしくない反応だが、彼女なりに不安で押し潰されそうなのかもしれない。実際、僕もこんなこと初めてだ。正直何が起きてるのか全く理解できないし、恐ろしい。
そうこうしている間に、また銃声は響く。
「………しつこいな。」
誰にも聞こえないぐらいの声量で呟く。
これ以上この音を聞いたら、後で耳鳴りがしてきそうだ。
「ここまでくると、本当になにか事件が起きてしまっているかもしれませんね…。先を急ぎましょう。」
僕達は銃声が響く方角へ先を急いだ。
まあ、無理もないか。
あんな何度も銃声が聞こえたらたまったもんじゃない。昼寝なんかしてたら尚更だ。
僕はイロハと、ついさっき出会ったばかりの三、四十代の男性と共に銃声の音の出所を探して街を歩いている。いや、どっちかというと走ってる、けど。
わざわざ危険な場所にお姫様自ら出向くなんて、全くもって、この人は…ニジノイロハという人間はおかしな人だと思う。
「イロハさん!あまりむやみに走らないでくださいね。今は危険な状態です、三人ではぐれないようにしなければいけません。」男性は不安そうな顔でイロハを見る。実際、もっともだと思う。イロハは知らない住人からも顔を知られているような存在だ。…自分では気にもしたことがないのだろうけど。
「そ、そうですけど…。でも、もしこの間に誰か撃たれてたりしたら…?」「ちょ、そんな縁起のないこと言うなよ…。」僕が少し呆れながら反応すると「…確かに、可能性はありますよね。ですが、貴方は王家の人間です。…せめて、同じペースで行きましょう?」
最初は険しい顔をしていたが、話が終わると、男性は優しく微笑んだ。
「そうだよ、イロハ。せめて走るにしても僕達から離れないようにしてほしいな…。」
「うん、ごめんなさい…。」そう言って、少し俯きながら頷いた。
いつものイロハらしくない反応だが、彼女なりに不安で押し潰されそうなのかもしれない。実際、僕もこんなこと初めてだ。正直何が起きてるのか全く理解できないし、恐ろしい。
そうこうしている間に、また銃声は響く。
「………しつこいな。」
誰にも聞こえないぐらいの声量で呟く。
これ以上この音を聞いたら、後で耳鳴りがしてきそうだ。
「ここまでくると、本当になにか事件が起きてしまっているかもしれませんね…。先を急ぎましょう。」
僕達は銃声が響く方角へ先を急いだ。
