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プロローグ



「____ついに、この日がきたのか」






緊張で目眩がしそうだ。なんなら今にも吐きそうなぐらいに__


「ねえ、お前さ…大丈夫?今にも吐きそうだけど…吐くならあっちで吐いてよね。」うわ、物凄く嫌そうな顔を向けられてしまった。いや、そりゃそうか。誰だって吐かれたら嫌だよな…、申し訳ない…。


「ご、ごめんて…」
「大丈夫ですか…?あんまり無理はしないでくださいね?」不安そうな顔で皆から心配されてしまった。こいつらだって、緊張してるだろうに。そうだよ、俺だけじゃないんだ___






今の僕は、独りじゃないから。





「あぁ。あのさ、もう早いとこ、行かないか…?」


「それもそうだな、早くて損はしないだろ。」「ほ、本当に今日、行くんだよね…?なんか、ぼくも緊張してきた…」



「もう~~、だーいじょうぶだって!!!」


そう言って俺らの肩を叩く。声がデケェよ。「今日はお前らの華麗なる初舞台だ!街中を驚かせてやれよ~!ハハハッ!!!」大きく口を開けて高らかに笑う。

「ったく、わかってるよ…。もう行くからな。」「はいはい、アタシらこんなのと話してる場合じゃないから。さっさと行こ。」

こうなると話が長引きそうだから早く切り上げていく。

「ああ、いってらっしゃい~」
ニコニコしながら俺らに向けて手を振る

いつもの兄さんの姿に安心して少し笑ってしまった。
「ちょ、お前なに笑ってんだよ~~!早く行かないと置いてかれるぞ!」
「わっ、え!?…ちょ、まじかよ。少しは周り見ろよあいつら…」

急いで皆を追いかけようとドアノブに手をかけたところで、俺は後ろを振り向いた
「言うの忘れてた、いってきます、兄さん。」

「いってらっしゃい。盛大にやってけよ…!」
そう言って親指を立ててニヤッと笑った




「おせーよお前!なにしてたんだよ」

「ごめんて、ちょっと忘れ物あったから」
「なに忘れたの?」
「ちょ、別になんでもいいじゃんそんなの!」
「えぇ~?気になるじゃないですか~!」
適当にあしらいながら、明るい音楽が響き渡る街に向かって歩いていく。

俺にとっては本当に目障りだし耳障りだ。







俺は色彩使だ。


なのに俺は生まれたときから”色”がなかった。




なにもできない
体力もあまりなかった俺は




呆気なく捨てられた。







俺はこの世界も

自分自身も

大嫌いだ。






でも、そんな俺にも仲間ができた。

これは俺らの物語___







そして今日、そんな俺らの復讐劇が幕を開けようとしている。














理不尽なこの世界を


今日で終わらす為に、
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