magi
Name change
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「シン、さん」
ジャーファルさんは俺に抱かれながら俺の嫌いなやつの名前を呼んだ。
悔しいとかつらい気持ちはなくて、それは俺を欲情させた。
「う、あっ……」
激しくすれば彼の喘ぎも大きくなる。
彼は今、あいつに抱かれている夢を見ているんだろうか。
「もっと、声出して?」
壊したい。ただそれだけ。
「ん……あっ、ああ」
素直に応じる。
「ねぇ」
「ん……?」
「俺の名前呼んで?」
「し……」
俺の名前じゃないのを確認して顔を向けさせて唇を塞ぐ。
わかってたけどいい気はしない。
「ジャーファルさん抱いてるのは水孔」
そう囁いたらジャーファルさんはビクッと震えた。
多分夢から醒めた。
それに満足したので、絶頂に向けてラストスパートをかけた。
「……水」
「うん?」
着替える俺にジャーファルさんが声をかける。
「戻るの?」
「戻りますよ。シンドバッド様には会いたくないんで」
あいつを思っていたくせにそんな寂しそうな顔するんだ。
ずるな。だからまた会いたくなる。
「じゃあ」
首筋にキスマークをつけて部屋を出た。
(13/11/29)
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