ザガン
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君が素直過ぎるから興味を持ってしまった。それは僕の王への気持ちを変えたりするものではなくて、上手く言い表せないんだけど、少しでも一緒にいたいと思う。
「また来た」
そう言って笑う君。でもそこに呆れはない。
「嫌じゃないの?」
ふと疑問を口にすれば「何で?」と首を傾げる。
「なんとなく」
予想通りの答えは僕を満足させ答えなんてどうでもよくなった。
「変なの。ザガちゃんさぁ」
「うん?」
変わっているけどあだ名を付けてくれたし話しかけてくれるようにもなった。僕を特別な目で見ないからあだ名も心地よい。
「何色が好き?」
「オレンジ」
「あ、私の髪色。テキトーに答えたでしょ」
「違うよ」
うん、違う。
「ホントに?」
「うん」
君がオレンジの髪をしてるから選んだけれど、テキトーに答えたわけじゃないよ。
「じゃあ覚えとく」
「何で?」
「秘密」
また会ってくくれるんだね。嬉しいから今日は帰ろう。
「またね」
「うん。怒られないといいね」
君は笑った。
(13/11/27)
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