「今日どこ行く？」
なんて話しながらさり気なく手の距離を縮めていく。さっさと繋げばいいのにとは自分でも思う。
「カシムくんのプレゼント買おう？ね？」
彼女に手を繋がれた。しかも恋人繋ぎ。ドキドキしてる。カシムの名前を呼んだことなんかどうでもいいくらい幸せ。
(現パロアリシー)
(13/09/12)


「今日で一年だね」
電話越し聞こえる嬉しそうな君の声。
「そうだな」
「赤い糸まだちゃんと繋がってるよね……？」
「どうしたんだよ急に。当たり前だろ」
「ううん、ごめんね。急に不安になっちゃって」
泣いてる。ばれない様に。
「なぁ電話切るけどちょっと待ってられる？」
「えっ」
俺は彼女の元へ走り出した。
(13/09/11)


王子アリババくんの恋物語。
「好きです！」
勇気を出して告白したんだ。彼女にぴったりの花束を渡しながら。
「わーありがとう」
でも彼女には伝わってなくて。どうやら彼女は恋を知らないみたい。どうしてたらいいかわからなくて僕は未来のお姫様のほっぺたにそっとキスをした。
(13/09/10)


「お前っていつも誰かといるよな」
怒り気味のアリババくん。
「んーそうかな？アリババくん怒ってる？」
「別に」
やっぱり怒ってる。
「でも、」
「怒ってるというより、やきもち妬いてる自分にイライラしてる」
そうだ！私はアリババくんのほっぺにちゅーをした。えへへ落ち着くお薬だよ。
(13/09/09)