magi
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kiss ※ジュダル視点
「たまには一緒にお出かけしよう?」
って、シーリーンにせがまれて城を出た。
正直な話めんどくさいんだけど。
だけど、彼女の願いなら叶えてやりとも思うわけ。
人ごみの中で、少し前を歩く彼女のオレンジの髪が揺れる。
「お兄ちゃん」
振りかえって彼女は笑う。
お兄ちゃん――それは偽り。
でも彼女はそれを知らない。
記憶を失っているから。
「ん?」
曖昧に返事をして彼女の隣へ行く。
本当の兄妹じゃないんだから気にする必要ないのに、純粋な彼女を見てるとこの気持ちを押し込めてしまう。
「今日晴れてよかったね」
返事をしようと思ったはずなのに、気付いたら、そっと髪をとってキスを落としてた。
びっくりする彼女。
自分でもびっくりだ。
どうしてこんなことしたのか自分でも分からないから、「そうだな」って何もなかったようにさっきの返事をした。
(13/05/24)
5/23キスの日。ってことで書いたお話。
「たまには一緒にお出かけしよう?」
って、シーリーンにせがまれて城を出た。
正直な話めんどくさいんだけど。
だけど、彼女の願いなら叶えてやりとも思うわけ。
人ごみの中で、少し前を歩く彼女のオレンジの髪が揺れる。
「お兄ちゃん」
振りかえって彼女は笑う。
お兄ちゃん――それは偽り。
でも彼女はそれを知らない。
記憶を失っているから。
「ん?」
曖昧に返事をして彼女の隣へ行く。
本当の兄妹じゃないんだから気にする必要ないのに、純粋な彼女を見てるとこの気持ちを押し込めてしまう。
「今日晴れてよかったね」
返事をしようと思ったはずなのに、気付いたら、そっと髪をとってキスを落としてた。
びっくりする彼女。
自分でもびっくりだ。
どうしてこんなことしたのか自分でも分からないから、「そうだな」って何もなかったようにさっきの返事をした。
(13/05/24)
5/23キスの日。ってことで書いたお話。
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