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「あら、静かだと思ったら読書? 珍しいわね」
「別にいいだろ」
急に話しかけるなよ。びっくりする。
「何かやましいことでも?」
「何もねーよ。ほら」
普通の恋愛本。あ、ヒロインの子と紅玉を重ねてるのは内緒。
「へーこんな普通の本も読むのね」
「うるせー」
「じゃあ」
「えっ」
余りにあっけなくてつい声が漏れた。
「静かに読書したいみたいだから」
「珍しいな」
「もう少しいてほしいのかと」
「はぁ? 何言って」
いてほしいのに出るのは反対の言葉。
「バカみたい」
紅玉は去ってった。あーあ。
そういや、ヒロインの子に手紙書いてる奴いたな。俺も書こうかな。
君に伝えたい気持ちは沢山あるよ。
普段口に出して言えないから。
つい素直になれなくて喧嘩しちゃうから。
でも改めて文字にするって難しいな。
結局言いたいことってこれだけ。
ありがとう。
愛してる
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11月〜分拍手
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