ルールセクション

◎ルールセクション1 基本ルール

1 使用するダイス

 使用するダイスは、10面ダイスです。
 これを場合によっては複数使用しますので、一応5個程度持ってくるのが無難でしょう。


2 異本的な判定方法

 基本的な判定方法は、目標の数値(=目標値)を設定し、それを「能力値+10面体ダイス1個」の合計(=達成値)で上回れば成功です。

成功:達成値≧目標値

失敗:達成値<目標値


3 成功値

 業《わざ》(後述)や力《ちから》(後述)で、振るダイスの数が増えることがあります。
 こうして増えたダイスそれぞれで、成功したかどうかを見ます。
 例えば能力値5で、目標値が9であった時に、ダイスを3個降る場合を考えます。
 目標値と能力値の差は4ですので、ダイスは4以上の目で成功になります。
 3個降ったダイスが、2、4、9であった場合、4以上の目(判定成功したダイス)は2個になりますので、「成功値は2」ということが言えます。


4 大成功と大失敗

 判定には、それぞれ大成功と大失敗が存在します。
 大成功には特別に良い効果が、大失敗には特別に悪い効果が存在します。

大成功=振ったダイスの中で、一つでも0の目が出た場合

大失敗=振ったダイスが、全部1の目であった場合

 大成功は、目標値がいくつであろうと、問答無用で成功ということになります。
 また、効果範囲、威力など、所定の数値が定められていた場合、それが全部有利な方に2倍になります。

 例えば半径10kmの範囲を偵察できる「業」を使った場合、大成功が出たなら、半径20kmの範囲を偵察できます。

 0の目が複数出た場合、更に2個で4倍、3個で8倍と、倍々で数値が有利になっていきます。
 前述の偵察の「業」の場合は、0の目が2個で範囲が10kmの4倍の40km、0の目が3個出た場合は、10kmの8倍の80kmを偵察できます。

 大失敗の場合は、数値的には成功であっても、問答無用で失敗になります。
 例えば能力値5で目標値が6であった時、ダイスを3個振る場合を考えます。
 もし、3個のダイスが1、1、1、であった場合は、大失敗です。
 数値的には達成値6で成功していますが、ダイス目が1しかないので、問答無用で大失敗です。

 また、大失敗の場合、その行為そのものが失敗するだけでなく、数値や範囲が定められていた場合、不利な方に2倍、または1/2になります。

 例えば戦闘時の大失敗の場合、10ダメージを受けるはずであった場合、倍の20ダメージを受けることになります。
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