和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
Petrichor
君の名前は?
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[暗闇]
しばらくして。
戻ってきたお父さんと少し話して。
東京に戻るまではまた来ることを告げた。
「無理しなくていいよ。」
と、言ってくれたけど。
建前じゃなく。
俺が浅葱に会いたかった。
眠っていてもいい。
そこに居てくれれば。
仕事があるからもちろん東京には戻らなきゃいけないけど。
こっちに居られるうちは毎日通った。
眠ってる浅葱に話しかけて。
時々鼻歌のように歌を口ずさんで。
歌って欲しいと言っていた浅葱のために。
東京に戻らなきゃいけない日。
その日は浅葱のお父さんも来てくれて。
「本当は、浅葱が渡したかったとは思うんだが。」
そう言って、綺麗に包まれた箱を渡してくれた。
「日記に書いてあった物だと思うんだ。
眞君が嫌じゃなかったら貰ってあげてくれないか?」
そう言って渡してくれたのは、あの日俺にくれようとしていたプレゼント。
受け取って中を見ると。
それはアンティークのブレスレット。
「ありがとうございます。大切にします。」
中身を出して腕に付けると。
「浅葱、ありがとう。これは一緒に東京に持ってくね。」
浅葱の手を取り、笑いかけると。
心なしか手が暖かい気がした。
「そろそろ行きます。また、こっちに来れるときは会いに来ます。」
お父さんに挨拶をして
「浅葱、行ってくるね。帰ってきたら、今度はいっぱい歌うから。」
笑いかけて病室を出ると、お父さんが見送りに来てくれた。
「眞君、会ってくれてありがとう。」
少しだけ申し訳なさそうに。
お礼を言うけど。
「こちらこそ。会わせてくださって、本当に感謝してます。」
本当に。
親父と仕事関係で一緒だった縁もそうだけど、また浅葱と会えたことが嬉しかった。
「浅葱は試練を越えるために頑張ってます。だから、俺も浅葱が目覚めた時に胸張れるようにがんばりますから。」
精一杯笑って、病院をあとにした。
東京に帰ってからも。
またあわただしく仕事になったけど。
良い曲が浮かばない。
あっちで色んなことがありすぎて。
東京に戻ってからもずっと浅葱のことを考えてて。
眠ろうとベッドに入っても。
閉じた瞼に浮かぶのは
最後の笑顔と
眠ってる浅葱の顔。
「………ごめんね………。」
目が覚めても、ぼんやりと。
浅葱のことばっかり考えてしまう。
こんなんじゃいけないのはわかってるのに。
それでも、毎日こなす仕事の中で。
浅葱からもらったブレスレットだけは、
いつも浅葱が一緒に居てくれるみたいで。
どんなに忙しくてもがんばれた。
それでも、ふとした瞬間に
浅葱のことを考えて。
時々、浅葱を想う唄を作るようになってた………。
たとえ、それが浅葱に届かなくても。
いつか、この歌が浅葱に届けられますように。
しばらくして。
戻ってきたお父さんと少し話して。
東京に戻るまではまた来ることを告げた。
「無理しなくていいよ。」
と、言ってくれたけど。
建前じゃなく。
俺が浅葱に会いたかった。
眠っていてもいい。
そこに居てくれれば。
仕事があるからもちろん東京には戻らなきゃいけないけど。
こっちに居られるうちは毎日通った。
眠ってる浅葱に話しかけて。
時々鼻歌のように歌を口ずさんで。
歌って欲しいと言っていた浅葱のために。
東京に戻らなきゃいけない日。
その日は浅葱のお父さんも来てくれて。
「本当は、浅葱が渡したかったとは思うんだが。」
そう言って、綺麗に包まれた箱を渡してくれた。
「日記に書いてあった物だと思うんだ。
眞君が嫌じゃなかったら貰ってあげてくれないか?」
そう言って渡してくれたのは、あの日俺にくれようとしていたプレゼント。
受け取って中を見ると。
それはアンティークのブレスレット。
「ありがとうございます。大切にします。」
中身を出して腕に付けると。
「浅葱、ありがとう。これは一緒に東京に持ってくね。」
浅葱の手を取り、笑いかけると。
心なしか手が暖かい気がした。
「そろそろ行きます。また、こっちに来れるときは会いに来ます。」
お父さんに挨拶をして
「浅葱、行ってくるね。帰ってきたら、今度はいっぱい歌うから。」
笑いかけて病室を出ると、お父さんが見送りに来てくれた。
「眞君、会ってくれてありがとう。」
少しだけ申し訳なさそうに。
お礼を言うけど。
「こちらこそ。会わせてくださって、本当に感謝してます。」
本当に。
親父と仕事関係で一緒だった縁もそうだけど、また浅葱と会えたことが嬉しかった。
「浅葱は試練を越えるために頑張ってます。だから、俺も浅葱が目覚めた時に胸張れるようにがんばりますから。」
精一杯笑って、病院をあとにした。
東京に帰ってからも。
またあわただしく仕事になったけど。
良い曲が浮かばない。
あっちで色んなことがありすぎて。
東京に戻ってからもずっと浅葱のことを考えてて。
眠ろうとベッドに入っても。
閉じた瞼に浮かぶのは
最後の笑顔と
眠ってる浅葱の顔。
「………ごめんね………。」
目が覚めても、ぼんやりと。
浅葱のことばっかり考えてしまう。
こんなんじゃいけないのはわかってるのに。
それでも、毎日こなす仕事の中で。
浅葱からもらったブレスレットだけは、
いつも浅葱が一緒に居てくれるみたいで。
どんなに忙しくてもがんばれた。
それでも、ふとした瞬間に
浅葱のことを考えて。
時々、浅葱を想う唄を作るようになってた………。
たとえ、それが浅葱に届かなくても。
いつか、この歌が浅葱に届けられますように。