和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
ハロ/ハワユ
君の名前は?
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[甘い香り]
目を冷やしながらも、眞さんの話を聞いたり、話をしたりのんびりしていた。
平日なのに、こんなにのんびりするのはいつぶりだろう?
突如訪れた休みに、少しだけ心の重荷がなくなって。
楽になる。
-ピンポーン-
インターフォンの鳴る音と共に、玄関の開く音がして、誰かが入ってきた。
「おはようございま~す。眞さん、食配届きましたよ~。」
カサカサと、袋が揺れる音と共に、男性の声が部屋に入ってきた。
少し驚いて起き上がろうとすると、眞さんの手が頭に触れて
「そのままでいいよ。」
と、言ってくれる。
「おー、やっと来た。サンキュー。」
パタパタと眞さんが向かう音と、リビングのドアが開く音が重なる。
「朝からハードな物、よく食べられますよね(笑)
って、あれ?
お客さんですか?」
ソファーに横たわる私を見つけたんだろう、その男性は眞さんに何かを渡して話しかける。
「別にいいだろ。ほら、置いたら仕事に戻る!」
何か受け取ったのか、カサカサと袋の音だけかする。
仕事に戻れって言ってるってことは、部下さんなのかな?
「はいはい。あ、ゆう子さんから連絡きてましたよ?午後に行くんですよね?」
眞さんに促されたのか、その人は帰り際に聞いていた。
「あ?あぁ。午後行くって言っといて。余計なこと、話すんじゃねぇぞ?」
まるで追い返すように、その人と眞さんの声が遠ざかってく。
(そっか、眞さんは午後お仕事かな?)
女性の名前もあったから、もしかしたら彼女さんがいたのかも。
そう考えると、とてつもなく悪い事をした気になってしまう。
そんなことを考えてると、一つの足音だけが戻ってきてテーブルの上に何かを置いてすぐ近くに人の気配がする。
これは、たぶん、眞さん。
「浅葱、タオル取るよ?」
声と共に顔に触れた手がゆっくりとタオルを持ち上げると。
急に訪れた明るさに思わず顔をしかめてしまう。
「ごめん、眩しかった?」
眞さんはソファーの傍らに座って、タオルを取った私の顔を覗き込む。
「大丈夫です………。部下さん、来てたんですか?」
ふぅ、とため息をつき、光に慣れてきた視界を眞さんに向けると、そっと目元に触れてくる。
「美味しい物運んできてくれたよ(笑)
目はだいぶ腫れが引いたね。」
よしよし、と頭を撫でてタオルをキッチンに持っていく。
(美味しい、物?)
テーブルの上には、さっきまで飲んでいたスロートコートと、何かが入った袋。
「浅葱、甘い物好き?俺の朝ごはん、一緒に食べない?」
戻ってきた眞さんは、コーヒーに口を付けると、ガサガサと袋を漁る。
「甘いものは好きですけど………」
なんだろ?
朝ごはんに甘いものなんて気になったけど。
「それは良かった。イチゴとバナナどっちがいい?」
嬉しそうに袋から取り出したのは。
キレイに包まれたクレープ。
「クレープ!?」
朝ごはんにクレープって。
しかも、生クリームがいっぱい。
びっくりしてる私を見て、眞さんはさらに嬉しそうにする。
「今の食配ってすごいよね(笑)頼めば何でも配達してくれる。」
どっちがいい?
と、クレープを持って隣に座ってくれる。
「じゃあ………バナナで………」
受け取ったクレープはとても美味しそうで。
甘い香りが部屋に満たされる。
「いただきます………。」
朝ごはんと言う名のクレープを一口食べると、久しぶりの甘さに思わず口元が緩む。
クレープなんて、何年ぶりだろ?
働くようになってから、友達と出掛けたりしてなかったから、食べることもなかった。
チョコと生クリームが絡むバナナが優しくて。
「………美味しい………。」
嬉しくてポツリと呟いてしまう。
大きな口で食べてる眞さんも、それを見て笑ってくれる。
「良かった。やっと笑った。」
そう言われて。
確かに起きてから私はずっとテンパっていて。
笑ってなかった。
「眞さん、ありがとうございます………。」
美味しそうに食べる眞さんにお礼を言うと。
「イチゴも食べる?」
聞こえて無かったのか、ずいっと食べかけのクレープを出してくる。
少し戸惑ったけど。
美味しそうなイチゴに負けて食べさせてもらう。
クリームとイチゴも美味しくて笑ってしまう。
「そっちもちょうだい?」
私が食べていた物も欲しがったから、差し出すと。
私の手首を押さえてクレープをかじる。
眞さんがかじったことで、反対側からクリームが出て私の手についてしまう。
「やべっ。」
手について溢れそうなクリームを、眞さんは躊躇なく舐め取る。
舌が手の甲に当たり、思わず心臓が跳ね上がる。
「ひゃっ!!」
あまりの事にびっくりすると、眞さんは舐めた手を見つめた後、少しだけイタズラっぽく笑う。
「………旨いね(笑)」
ペロリと、唇を舐める仕草があまりにも卑猥で。
思わず目をそらしてしまう。
この人は。
本当に何を考えてるのかわからない。
もしかしたら彼女がいるかもしれないのに………。
でも、眞さんが優しい事だけはわかる。
だから
ずっと気を張っていた昨日までの自分を
忘れそうになる………。
目を冷やしながらも、眞さんの話を聞いたり、話をしたりのんびりしていた。
平日なのに、こんなにのんびりするのはいつぶりだろう?
突如訪れた休みに、少しだけ心の重荷がなくなって。
楽になる。
-ピンポーン-
インターフォンの鳴る音と共に、玄関の開く音がして、誰かが入ってきた。
「おはようございま~す。眞さん、食配届きましたよ~。」
カサカサと、袋が揺れる音と共に、男性の声が部屋に入ってきた。
少し驚いて起き上がろうとすると、眞さんの手が頭に触れて
「そのままでいいよ。」
と、言ってくれる。
「おー、やっと来た。サンキュー。」
パタパタと眞さんが向かう音と、リビングのドアが開く音が重なる。
「朝からハードな物、よく食べられますよね(笑)
って、あれ?
お客さんですか?」
ソファーに横たわる私を見つけたんだろう、その男性は眞さんに何かを渡して話しかける。
「別にいいだろ。ほら、置いたら仕事に戻る!」
何か受け取ったのか、カサカサと袋の音だけかする。
仕事に戻れって言ってるってことは、部下さんなのかな?
「はいはい。あ、ゆう子さんから連絡きてましたよ?午後に行くんですよね?」
眞さんに促されたのか、その人は帰り際に聞いていた。
「あ?あぁ。午後行くって言っといて。余計なこと、話すんじゃねぇぞ?」
まるで追い返すように、その人と眞さんの声が遠ざかってく。
(そっか、眞さんは午後お仕事かな?)
女性の名前もあったから、もしかしたら彼女さんがいたのかも。
そう考えると、とてつもなく悪い事をした気になってしまう。
そんなことを考えてると、一つの足音だけが戻ってきてテーブルの上に何かを置いてすぐ近くに人の気配がする。
これは、たぶん、眞さん。
「浅葱、タオル取るよ?」
声と共に顔に触れた手がゆっくりとタオルを持ち上げると。
急に訪れた明るさに思わず顔をしかめてしまう。
「ごめん、眩しかった?」
眞さんはソファーの傍らに座って、タオルを取った私の顔を覗き込む。
「大丈夫です………。部下さん、来てたんですか?」
ふぅ、とため息をつき、光に慣れてきた視界を眞さんに向けると、そっと目元に触れてくる。
「美味しい物運んできてくれたよ(笑)
目はだいぶ腫れが引いたね。」
よしよし、と頭を撫でてタオルをキッチンに持っていく。
(美味しい、物?)
テーブルの上には、さっきまで飲んでいたスロートコートと、何かが入った袋。
「浅葱、甘い物好き?俺の朝ごはん、一緒に食べない?」
戻ってきた眞さんは、コーヒーに口を付けると、ガサガサと袋を漁る。
「甘いものは好きですけど………」
なんだろ?
朝ごはんに甘いものなんて気になったけど。
「それは良かった。イチゴとバナナどっちがいい?」
嬉しそうに袋から取り出したのは。
キレイに包まれたクレープ。
「クレープ!?」
朝ごはんにクレープって。
しかも、生クリームがいっぱい。
びっくりしてる私を見て、眞さんはさらに嬉しそうにする。
「今の食配ってすごいよね(笑)頼めば何でも配達してくれる。」
どっちがいい?
と、クレープを持って隣に座ってくれる。
「じゃあ………バナナで………」
受け取ったクレープはとても美味しそうで。
甘い香りが部屋に満たされる。
「いただきます………。」
朝ごはんと言う名のクレープを一口食べると、久しぶりの甘さに思わず口元が緩む。
クレープなんて、何年ぶりだろ?
働くようになってから、友達と出掛けたりしてなかったから、食べることもなかった。
チョコと生クリームが絡むバナナが優しくて。
「………美味しい………。」
嬉しくてポツリと呟いてしまう。
大きな口で食べてる眞さんも、それを見て笑ってくれる。
「良かった。やっと笑った。」
そう言われて。
確かに起きてから私はずっとテンパっていて。
笑ってなかった。
「眞さん、ありがとうございます………。」
美味しそうに食べる眞さんにお礼を言うと。
「イチゴも食べる?」
聞こえて無かったのか、ずいっと食べかけのクレープを出してくる。
少し戸惑ったけど。
美味しそうなイチゴに負けて食べさせてもらう。
クリームとイチゴも美味しくて笑ってしまう。
「そっちもちょうだい?」
私が食べていた物も欲しがったから、差し出すと。
私の手首を押さえてクレープをかじる。
眞さんがかじったことで、反対側からクリームが出て私の手についてしまう。
「やべっ。」
手について溢れそうなクリームを、眞さんは躊躇なく舐め取る。
舌が手の甲に当たり、思わず心臓が跳ね上がる。
「ひゃっ!!」
あまりの事にびっくりすると、眞さんは舐めた手を見つめた後、少しだけイタズラっぽく笑う。
「………旨いね(笑)」
ペロリと、唇を舐める仕草があまりにも卑猥で。
思わず目をそらしてしまう。
この人は。
本当に何を考えてるのかわからない。
もしかしたら彼女がいるかもしれないのに………。
でも、眞さんが優しい事だけはわかる。
だから
ずっと気を張っていた昨日までの自分を
忘れそうになる………。