和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
ハロ/ハワユ
君の名前は?
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[暗闇]
タオルで遮られた視界は不安を覚える。
それでも、カタカタと、パソコンをいじるような音に、近くに眞さんが居ることを感じられる。
「昨日は、俺がたまに行くバーに行ったら浅葱が居たんだ。ぼーっとしてたけど、いつの間にか寝ちゃって。店主に悪いから送って行こうと思ったら、ことの他タダこねられちゃった(笑)」
タオルは取っちゃダメだよ?
と、驚く私にまだ横になるように促してくれる。
ぼーっとしてたまでは覚えるけど
タダをこねるって………。
「タダこねるって………。」
「子供みたいにね(笑)
家に帰りたくないとか、ハイヒール履きたくないって脱いじゃったり(笑)」
聞けば聞くほど恥ずかしくなる。
本当に酔ってたんだと。
それでも眞さんは話を続ける。
「しまいには泣いちゃって帰れる状態でもなかったから、とりあえず俺の家に連れて帰ってきただけ。
寝るのに邪魔だろうから、服は脱がせたけど、何もしてないよ。」
そう言ってまたカタカタとパソコンを叩く音に安堵のため息が出る。
良かった。最後まではしてなかった。
コーヒーを飲む音がしたと思ったら
「あっ!下着を外したのは浅葱だからね?
すごい不機嫌そうに(笑)」
と、笑いながら話してくれた。
「…………すみません………」
本当に、恥ずかしい。
確かに、すごく疲れて帰ったとき、下着を脱ぎ捨てて寝たことはある。
それを、まさか知らない人の家でするなんて………。
本当に、迷惑かけたと思うと、謝罪の言葉しか出てこない。
社会人なのに………。
「でも………」
眞さんは何かを言いかけて、声が近づくのがわかる。
「可愛いかったよ。」
ポソリと。
呟いたと思うと、唇に何かが触れた。
「??」
キスをしたときのように。
柔らかい物が何か分からなくてタオルを取ろうとすると、上から手で押さえられた。
「俺、子供体温だから手暖かいでしょ?」
触れられている手はすごく暖かい。
それがすごく心地良い。
「可愛いって………。恥ずかしいです。
今まで誰にも泣いたとこなんて見せたことないのに………。」
横たわる私の横には、眞さんが私の頬を撫でながら居る。
たぶん、今私は耳まで赤くなってるだろうから。
眞さんの表情が見えないことが救いでもある。
「誰も見たことないならそれは得したかも。」
とても嬉しそうな声が聞こえて、また眞さんはパソコンを叩き出す。
「仕事、してるんですか?」
さっきから聞こえるパソコンの音が気になって、問いかけると。
「すこしね。」
これでも社会人ですから。と。
体中タトゥーだらけなのに、パソコンを叩く社会人って何だろうと疑問だらけになる。
「お仕事、何してるんですか?」
疑問だらけを解消しようとすると、クスクスとわらった。
「えー、色々やってるよ?会社も経営してるし。」
色々が気になったけど。
その先を話さないってことはきっと聞かない方がいいんだろうと、なんとなく思ってしまう。
そんなことを思ってるうちに、冷えた目が気持ちよくて、暗闇にも慣れてだんだん眠くなってくる。
話も途切れ途切れにしていると、ふと眞さんが鼻歌まじりに歌を歌いながら仕事をしていた。
-ハロ 窓を開けて 小さく呟いた-
-ハワユ 誰もいない 部屋で一人-
聞いたことがない曲。
でも。
歌詞が優しくて。
まるで私みたいで。
優しく染み込んでいくから
思わず聞き入ってしまう。
「歌、上手いですね。」
歌い終わる頃にぽつりと呟くと、聞いてたの?と、苦笑いで答えてくれる。
眞さんの声はすごく好きだ。
優しくて。
もっと聞いていたくなる。
眞さんの仕事がある程度終わるまで
私は目を冷やしながら、話したり、たまに歌う声を聞いたりしていた………。
タオルで遮られた視界は不安を覚える。
それでも、カタカタと、パソコンをいじるような音に、近くに眞さんが居ることを感じられる。
「昨日は、俺がたまに行くバーに行ったら浅葱が居たんだ。ぼーっとしてたけど、いつの間にか寝ちゃって。店主に悪いから送って行こうと思ったら、ことの他タダこねられちゃった(笑)」
タオルは取っちゃダメだよ?
と、驚く私にまだ横になるように促してくれる。
ぼーっとしてたまでは覚えるけど
タダをこねるって………。
「タダこねるって………。」
「子供みたいにね(笑)
家に帰りたくないとか、ハイヒール履きたくないって脱いじゃったり(笑)」
聞けば聞くほど恥ずかしくなる。
本当に酔ってたんだと。
それでも眞さんは話を続ける。
「しまいには泣いちゃって帰れる状態でもなかったから、とりあえず俺の家に連れて帰ってきただけ。
寝るのに邪魔だろうから、服は脱がせたけど、何もしてないよ。」
そう言ってまたカタカタとパソコンを叩く音に安堵のため息が出る。
良かった。最後まではしてなかった。
コーヒーを飲む音がしたと思ったら
「あっ!下着を外したのは浅葱だからね?
すごい不機嫌そうに(笑)」
と、笑いながら話してくれた。
「…………すみません………」
本当に、恥ずかしい。
確かに、すごく疲れて帰ったとき、下着を脱ぎ捨てて寝たことはある。
それを、まさか知らない人の家でするなんて………。
本当に、迷惑かけたと思うと、謝罪の言葉しか出てこない。
社会人なのに………。
「でも………」
眞さんは何かを言いかけて、声が近づくのがわかる。
「可愛いかったよ。」
ポソリと。
呟いたと思うと、唇に何かが触れた。
「??」
キスをしたときのように。
柔らかい物が何か分からなくてタオルを取ろうとすると、上から手で押さえられた。
「俺、子供体温だから手暖かいでしょ?」
触れられている手はすごく暖かい。
それがすごく心地良い。
「可愛いって………。恥ずかしいです。
今まで誰にも泣いたとこなんて見せたことないのに………。」
横たわる私の横には、眞さんが私の頬を撫でながら居る。
たぶん、今私は耳まで赤くなってるだろうから。
眞さんの表情が見えないことが救いでもある。
「誰も見たことないならそれは得したかも。」
とても嬉しそうな声が聞こえて、また眞さんはパソコンを叩き出す。
「仕事、してるんですか?」
さっきから聞こえるパソコンの音が気になって、問いかけると。
「すこしね。」
これでも社会人ですから。と。
体中タトゥーだらけなのに、パソコンを叩く社会人って何だろうと疑問だらけになる。
「お仕事、何してるんですか?」
疑問だらけを解消しようとすると、クスクスとわらった。
「えー、色々やってるよ?会社も経営してるし。」
色々が気になったけど。
その先を話さないってことはきっと聞かない方がいいんだろうと、なんとなく思ってしまう。
そんなことを思ってるうちに、冷えた目が気持ちよくて、暗闇にも慣れてだんだん眠くなってくる。
話も途切れ途切れにしていると、ふと眞さんが鼻歌まじりに歌を歌いながら仕事をしていた。
-ハロ 窓を開けて 小さく呟いた-
-ハワユ 誰もいない 部屋で一人-
聞いたことがない曲。
でも。
歌詞が優しくて。
まるで私みたいで。
優しく染み込んでいくから
思わず聞き入ってしまう。
「歌、上手いですね。」
歌い終わる頃にぽつりと呟くと、聞いてたの?と、苦笑いで答えてくれる。
眞さんの声はすごく好きだ。
優しくて。
もっと聞いていたくなる。
眞さんの仕事がある程度終わるまで
私は目を冷やしながら、話したり、たまに歌う声を聞いたりしていた………。